見出し画像

#499 ウェディングハイとコンカツロー

2023.12.25.
本日、年内最終出勤日!サポーターと言いつつ最終日まで授業もやって、とりあえずひと段落。
最後の日はお楽しみ会をやっているクラスが多く、微笑ましくそれを眺めて、ケガやケンカがあれば対応すればいいか…などと思っていたら、意外な業務が。「持ち帰り荷物の整理」である。道具箱からはみ出す文房具。机の中に残るぐちゃぐちゃなプリント。こんなもんよね2年生…。みんな、よいお年を。


先日、結婚式場に勤めていた頃の同僚と、ランチ会をした。

私の2つ目の就職先で、前の職場とは業界自体が違ったので、とても新鮮な世界だった。

ポジションは、コンシェルジュというご案内担当。結婚式側にも時々はいたが、基本はブライダルサロンで受付をしていた。

3年半という短い在籍期間だったにも関わらず、この仕事が私の中に強いインパクトを残しているのは、①新店舗のオープンに携わったこと、②同僚がお祭り人間ばかりで楽しかったこと、③在籍中に東日本大震災があったこと、などが理由だと思われる。


そんな濃い間柄なので、久しぶりに会っても話題が尽きない。お互いの近況報告、今の会社の様子(3人で会ったが誰ももうその式場に勤めていない)や最近会った人などについて話した。

ひょんな会話の流れから、「ウェディングハイ」という映画があると聞いた。私は見たことがなかったが、2人はあるらしい。
脚本がバカリズムさんで、主演が篠原涼子さんだそうだ。そんなの絶対面白いじゃん。

ランチ会は元同僚のお家でやっていたので、Netflixで一緒に見ようということに。

えー、結論。
めっちゃ面白かった!

そもそも、バカリズムさんの脚本が王道コメディという感じで笑えるし、手書き文字で説明が入る演出も好き。結婚式のドタバタ劇、その裏で起きているもう一つの事件、最終的にくだらないオチ…など、見どころたくさん。

それ以上に楽しめるポイントとして、「業界あるある満載なので、式場で働いた経験のある者同士で見るとなお一層面白い」ということもある。

結婚式準備のカップルにありがちな会話のやり取りや心の動きとか
披露宴会場の隅で黒服のスタッフたちがこそこそしゃべってる感じとか
シェフがパーテーションの陰から披露宴会場の様子を伺ってるところとか

監修したの誰だい?素晴らしすぎる!

と、ブライダル業界の者たちが申しておりました。製作者に届け!

「ウェディングハイ」、スカッと笑えるコメディ映画なので、冬休み何か楽しい作品を見て笑たいなーと思っている方におすすめである。

私も、この仲間と見られて非常によかった。

あまりに濃くて大変だったからこそ、3年半でも思い出がたくさんあり、そして深い。「ウェディングハイ」の後には、私がその頃作った余興動画が収められているDVDを見ることにした。異動する人や辞める人に向けて作ったメッセージビデオだったり、結婚お祝いだったり、忘年会の余興だったり。その数なんと9本。3年半で9本!DVDの題名に「〇〇店(←店舗名)のすべて」って書いてあって笑った。

そういう深い経験を共にした友人たちだと、再会したときの話も思い出話ばかりになりがちだが、そんな共有できる部分もありつつ、お互いのちょっと違う今や未来の話なんかがこれからも語り合えたらいいなと思う。


◆◇◆◇◆◇

話は変わって…11月から婚活をしている。
しょっぱな、出鼻をくじかれた。

結婚相談所はクーリングオフしたので、なんとか別の方法で出会いを見つけていかなければ。何か趣味をもとに交友関係を広げてみるか、いろんな人に頼んで紹介してもらうか。

そんなことを考えていたら、知り合いから「婚活バー」なるものを教えてもらった。

婚活バーとは、婚活目的の人のみが入ることのできる会員制のバーだそうだ。入るためには身分証明書が必要になる。アプリなどと違って既婚者が紛れ込んでいる心配はない。

私は独身証明書は持っていなかったけれど、信頼ある知人の信頼ある紹介ということで紹介状を発行してもらい、足を踏み入れることができるようになった。

11月下旬。全身が心臓か?と思うくらいドキドキしながら、1人でそのバーに行ってみた。以下、バーの基本情報↓

◆入店時に会員証や身分証明書の確認
◆明るく広めの店内で、カウンターもあるが、テーブルも4つほどある
◆番号札をもらい、その番号で注文する
◆座る席は店員さんが「ここどうぞ」と言った場所
◆隣に座った人ととりあえず乾杯する
◆時間が経ったり人が増えてきたりすると、店員さんが様子を見て席替えを促す

新しい世界すぎてめちゃくちゃ面白かったー!

基本皆さん婚活をしているので、結婚相談所に入られている人も多いし、今の活動状況とかもナチュラルに話す人が多い。

そしてそのお店、繁盛しているのだ。私が行ったのが金曜日だったからかもしれないが、開店30分後に行ったらカウンターに数名という感じだったが、時間が経つごとに人が増え、テーブルもほとんど埋まるくらいに。世の中にはこんな風に婚活をしている人もいるんだなあと素直に驚いた。

そのバーに2回、そして近くにある系列店に1回、足を運んでみた。年齢層も幅広い感じだし、お酒が好きな人が多いし、お客さんが多いので出会いの機会もそこそこありそうな雰囲気だ。なので…

このネタ、分かるかしら?

しばらく、ここを中心に活動してみようと決めた。以下、3回足を運んで学んだこと↓

★積極性大事
最初は店員さんに促された席で隣の人と話す感じになるのだが、もし近くに気になる人がいるようであれば、そっちに話しかけてみてもいいし、店員さんにこそっと耳打ちするのもあり。
でもそれって、待っているのではなく積極的に動かないといけない。だってみんな相手を探してるんだもん。

★結局やっぱり見た目大事
上に書いたような「気になる人」の基準って、基本は見た目からなのではないだろうか。たまたま隣に座って、話を聞いてみて興味深い人…というパターンもあるかもしれないが、もしさらにその隣に見た目がめちゃ好みな人がいたら、あの人と話したいな〜なんてなりそうだし。

★いじめ、ダメ、絶対。
2回目の訪問で、むーんと思うことがあった。その時も行ったタイミングではまだカウンターに5人くらいしかお客さんがいなくて、私は一番端にいた男性の隣の席に案内された。その男性は、私と反対どなりの2人とおしゃべりをしていた。その男性、来店した私をチラッと見て、おしゃべりに戻る。私のドリンクが届いて、店員さんが「じゃあ、お隣の方と乾杯を!」と言われ、グラスを若干めんどくさそうにチーンと合わせた。その後…カウンターに私側の腕の肘をついて会話を再会!

こう!

マジか!というかまずその肘なんなん?会話に入るなと?私一番端の席なのに?あなた以外しゃべる相手がいない状況なのに?

私に興味がないとして、隣の女性としゃべりたいのだとして…100歩譲ってそれはいい。私とサシじゃなくていいから、グループの会話に入れようとはしてくれないのかい?

もうこうなったらスマホいじるしかなくなるじゃないか。腕トントンして会話に入れてもらうのもしんどい。大きめの声でいきなり会話に参加する度胸もない。(というか参加したいと思えない。)

というか、会話相手の2人も何も思わないのかい?

いじめ、ダメ、絶対。

初めこそ若干凹んでいたが、だんだん怒りが込み上げてきた。扱い酷くない?と。そこからはもう、その男性に呪いをかけることに徹することにした。
「できればタンスの角に小指ぶつけますように。」
「自販機のお釣りが全部10円玉で出てきますように。」
「お気に入りの靴履いてる時に道でガム踏みますように。」
「というか、こいつの婚活が難航しますように!!!」
おっと、そんな呪いをかけるような低俗なやつになってはいけないな。貴殿の益々のご活躍をお祈り申し上げるよ!

★婚活女子はトーク力高め
テーブル席に案内されると、そこに1人はトークを回してくれるような女子がいる。みんなに話題を振ったり、答えた内容に上手に相槌を打ったり。そういうトーク上手が同じ場所にいると…私結構引いちゃうー!
常連の男性でもそういう人がちょいちょいいる感じ。


以上を踏まえて…

・婚活バーをキャンプ地とする
・あまり人が多くない日を狙い、テーブルでいろんな人とではなくカウンターで隣の人とじっくり話すようにする
・見た目は日々頑張る
・いいなと思った人には積極的に


「ウェディングハイ」と対にする形で「コンカツロー」って題名にしてみたが、今のところローになるようなテンションではないので、引き続き楽しく前向きに行きまっせ!



#教員エッセイではない
#ウェディングハイ
#コンカツロー
#余興についてご意見伺いたい

この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?