意外とダーツにプロがあることが知られていないようで、話題を出してみるとたまに
「プロがあるの！？試合、観てみたい！」
という声があがることがあるので個人的にオススメの試合動画（というか好きな試合動画）をいくつか挙げてみたいと思います。

【目次】
- ダーツの基本的な知識
- 日本のダーツプロ
- オススメ動画
  - JAPAN 2017 最終戦 準決勝
  - JAPAN 2017 STAGE12 決勝
  - JAPAN 2017 STAGE7 決勝
  - JAPAN 2018 STAGE2 LADIES 決勝
  - PERFECT 2018 第8戦 男子決勝

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ダーツの基本的な知識

いろいろと書こうとも思いましたが、このコンテンツを読むのが一番だと思うのでリンクしておきます。

ダーツのプロの試合観戦を楽しむためには01（ゼロワン）、クリケットの2種類のゲームのルールを覚えておくとよいです。

01（ゼロワン）

・ プロのルールはマスターアウト（ブル、トリプル、ダブルでのみあがれる）あるいはダブルアウト（ダブルでのみあがれる）で、大会によって異なります
・ 数字が大きいうちはいかに速く数字を減らしていくかに注目！
・ 100点台ぐらいからどうやってあがれるかの調整に入るので、いかに早くあがろうとしているかを見てみてください

01の面白いところは最後のほうの調整（アレンジ）です。人によっては300点台ぐらいから計算しているみたいなので。
「あれ？なんでいま19を狙ったのだろう？」
というのを見ながら考えると、より楽しめます。

数字が小さくなるにつれて、必ずしも大きい値で減らしていくことが良いわけではなかったりします。

クリケット

・ 1ラウンド3本のダーツをどう使うか？に注目！（陣地を広げる？点数を追加する？相手の陣地を消す？）
・ 前半に点数の差がついていても後半の大逆転がありえるので最後まで目が離せません！
・ 人によって攻め方の個性が出るのでそれを観るのも楽しみのひとつです

クリケットの面白いところはいかに攻め込むか！攻め込ませないか！のせめぎあいです。

基本的には相手の点数を上回ってからカット（陣地を消す）やオープン（陣地を広げる）していきますが、多少の点差であれば負けていてもこれ以上点差を広げられないようにカットすることもあります。
ただし、それに失敗するととんでもなく点差を広げられがちな展開になるので、いつ相手の陣地に攻め込んでいくか！？をソワソワしながら見守りましょう。

自分の点数が高いときでも「あれ？いまカットでよかったのでは？」と思っていたら次のラウンドで一気に加点されて逆転されそうになる・・・など、駆け引きが本当に面白いゲームです。

ホワイトホース（1ラウンドで3つの陣地を制覇する）が出たときの盛り上がり感（応援している選手の相手だとけっこうな絶望感）が好きです。
プロでもなかなか出ないもんです。

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日本のダーツプロ

日本のダーツプロは2つの団体に分かれており、それぞれ全国ツアーを開催しています。「JAPAN」「PERFECT」と呼ばれています。

JAPANのほうはDARTSLIVE、PERFECTのほうはPhoenixという機種で試合を行うので、ダーツバーにどちらかしか無い場合は「あれ？このダーツ台は画面が違う」と思うこともあると思います。

■ ざっくりとした2団体の違い
・ JAPANは 4月から翌年3月までで1年。PERFECTは年のとおり（12月で終了）で区切られます。
・ JAPANよりPERFECTのほうが試合数が多いです。
・ JAPANは男女同日開催です。PERFECTは男子のみの日、女子のみの日がたまにあります。
・ JAPANのライブ配信は午後からYoutube Live。PERFECTは朝からYoutube LiveとFacebook Live。
・ JAPANは前回の大会の上位メンバーは予選リーグをパスし、トーナメントも上位からスタートできます。PERFECTは毎回誰しもが予選リーグからスタートです。
・ JAPANはExhibitionがあり、前回の大会の上位メンバーが参加できます。
・ PERFECTは大会ごとにランキングに加算されるポイントが異なります。（100,200,300とある）

他にもいろいろと違いがあるとは思います（お金とかも違う・・・）が、挙げていくとすごい量になります。

けっこう違いがありますが、ソフトダーツはソフトダーツなので基本的なルールは同じです。

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オススメ動画

さあ、いよいよオススメ動画の紹介です。

JAPAN 2017 最終戦 準決勝

■ 見どころ
・ なかなか1位になれなかった大城選手の気合のダーツ
・ 最終leg クリケット 25m30sあたりのホワイトホース
・ 大城選手のところどころで出てくるガッツポーズ

何度か決勝まで進むがなかなか優勝できなかった大城選手がやっと勝てた大会が去年の最終戦でした。

優勝の流れを完全に作った試合がこの準決勝。たしか荏隈選手は大城選手と同い年だったと思います。が、勝率もこの時期の調子も荏隈選手が上でした。もう何度目かのリベンジだと思います。

ライブ配信を見ている僕も「この試合で勝てればきっと今回こそ取れるんじゃ！？」と思いながら見てました。本当に感動した試合です。

そして、この日の決勝戦 2leg目の大城選手の勝ち方もカッコイイです。

JAPAN 2017 STAGE12 決勝

■ 見どころ
・ 4leg 701 これは勝てたと思っていた水野選手に対し88からしっかりあがる柴田選手
・ 最終leg クリケット 勢いに乗った水野選手
・ 試合後のインタビュー（笑）

水野選手を好きになった試合です。ずっとダーツをしてきて、やっと取れた初優勝。なのに最後のインタビューで笑いを取ろうとするあたり、「こういうのをこってこての関西人っていうのかな？（笑）」と思って観てました。

絶対、泣きたいはずですよ！初優勝！
というか、きっと一人居酒屋でしみじみ呑みながら泣いていると思いますよ！初優勝！！

この優勝からしばらくして・・・ホームショップにイベントで呼んでいただきました。そのときの様子が↓こちら。

水野選手、今年2018年は次の大会から参戦だそうです。「まいど」を「まいど」にできるよう、大活躍してほしいです。

JAPAN 2017 STAGE7 決勝

■ 見どころ
・ 決勝の緊張感もありつつも楽しそうなふたりの様子
・ 最終leg クリケット 21m35sあたり～ 鈴木選手の勝利！？村松選手の勝利！？という最後の最後に難しい局面
・ あと1本で・・・と思ったら・・・！？！？！？

なかなかハイレベルな戦いで最終legの最後まで目が離せません。

そして、鈴木猛大選手の笑顔は本当に見ていて気持ちいいです。
また決勝の舞台で戦ってほしいです。

JAPAN 2018 STAGE2 LADIES 決勝

■ 見どころ
・ JAPAN LADIESの絶対的女王、鈴木未来選手は今期も強い！
・ 4leg 501 18m22sあたりからの清水選手の170からの・・・
・ 最終leg クリケット 鈴木選手がいきなりの9マーク✕2

この試合を観て、女子選手はどうやったら鈴木未来（みくる）選手に勝てるのか！？と思います。それぐらい毎回毎回圧倒的な強さです。

今回は清水選手が最終legまで食らいつきましたが、それでも破れてしまいました。

鈴木選手は今年もハードやソフトの世界大会にも出場していますが、こちらは男女混合での大会のためなかなか勝てていません。（それでも他の女子選手よりは勝ち進めていますが）
つまり、まだまだ伸びる選手です。他の女子選手を引っ張って日本のレベルをガツンと上げてほしいですね。

PERFECT 2018 第8戦 男子決勝

■ 見どころ
・ 王者浅田選手の強さ！
・ 1set目 3legの501 13m26sあたり～ 170（ダブルアウトであがれる最大の数値）を華麗に決める浅田選手
・ 2set目 2legのクリケット 19m27sあたり～ 城野選手先手ということもありいい勝負になっているところをホワイトホースで一気に潰す浅田選手の圧倒的感

本当に強いです。浅田選手。
この強い圧倒的浅田斉吾を観るためにPERFECTの試合を観ると言っても過言ではありません。

浅田選手はPERFECT以外にもハードの世界大会のアジアツアーでも活躍しています。
また、5月末に行われるハードダーツのワールドカップの日本代表に村松治樹選手とともに選ばれています！頑張ってきてほしいです。

ワールドカップ出場国についてはこちら

PDCはダーツの大会の中でもめちゃめちゃ盛り上がっているので、観戦できる機会があれば見てみるとよいです。（ダーツバーなどで契約しているとリアルタイムで見れるところもあります。）

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他にも面白い試合はたくさんあります！
ぜひぜひ、いろんな試合を観てみてください！