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「出来ない奴」だけが得られる特権

先日、「出来ないやつ。」という記事を書いた。
その付録だと思って、読んでいただけたら幸いである。

小さいころから、周りが当たり前に出来ることをできなかった。
徒競走では断トツビリだったし、水色のズボンと水色のトレーナーと水色のジャケットを合わせちゃうくらい、お洋服のセンスは壊滅的だった。
でも、だからこそ人ー倍努力した。
皆が頑張って走れば入賞できちゃう持久走を、私は何十時間も走り込んで、やっと体育祭で長距離走を任されるまでになった。小学校から始めたバレーボールは、皆が半年練習すれば試合で活躍できるまでになるところを、私は2年かけてやっと試合に出れるまでになった。道行く人を観察して、今では恥ずかしくないくらいのファッションセンスは獲得したつもりだ。
人よりできない人は、人より頑張れる。
この劣等感やらを上手くエネルギーに転換できたら、圧倒的な力を身につけられる。

さらに「出来ない奴」は、
今世を生きていく上で1番大切な共感力を持てる。
できない人の気持ちがすごく分かるから。
教科書を1回読めば覚えられる東大生が、1回読んだだけじゃすぐに忘れちゃう私たちの気持ちがわからないように、すぐに出来ちゃう器用な人は不器用な人の気持ちが全く分からない。この天才たちがもつ欠点は、致命的な時もある。
何をやるにも不器用な私だからこそ得られた、お金では変えられない、最高の資産だ。

「出来ない」が、私の優しさの根源。
(あっ自分で自分のこと優しいって言っちゃった🙈)

さらにお得なことに、
自分はできない奴だと思ってると、自分を嫌いならない。というか、なれない。
まあ出来ないのは仕方ないし、失敗しちゃうのは当たり前だから!
とりあえず自分の出来ることを全力でやろう~
って、思える。
成功した時は、素直に自分のことを褒められる。
「今日の朝は寒いのに起きられたのね!偉い!」
「筋トレ3日続けて出来たのね!すごい!!」と。

自分のことを否定せず、
無条件に好きでいられる人生って、
最高に楽しいですよね。

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