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デジタル・リテラシー

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テクノロジーの教養を身につけるためのノート。 拡張の世紀へと突入していく社会。 テクノロジーの教養がある者とない者では、大きな生活格差が生まれる。テクノロジーが空気のように浸透し… もっと読む
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記事一覧

50年後の未来は、どんな世界だろう?

50年後の未来は、どんな世界だろう?

「人類史上、最も重大な決断が今なされようとしている。」− ユヴァル・ノア・ハラリ −

人類の過去についての物語であるベストセラー「サピエンス全史」の著者 ハラリ氏。彼の最新作「ホモ・デウス」は、人類の未来像が描かれている。

「デウス」はラテン語で「神」という意味。遺伝子工学やAIというテクノロジーを武器に「神のヒト」になるという物語。

ホモ・デウスの世界では、これまでにない圧倒的な不平等な社

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賃貸に住み続けるか?家を買うか? PART②

賃貸に住み続けるか?家を買うか? PART②

引き続き、星野リゾート代表 星野佳路氏の考え方をご紹介いたします。

あなたの働く場所は変わる

繰り返しになりますが、東京で家を買うのは現実的ではない。もう東京は機能的に「しごとをする場所」と割り切って、借りればいい。そして、地方に家を持つ。都内で借りる部屋は、仕事場から近いところを選ぶのです。東京は坂が少なく舗装された道ばかりなので、自転車通勤に向いている。自宅から職場まで自転車で通勤でき

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ソーシャルゲームはなぜ無料なのか?

ソーシャルゲームはなぜ無料なのか?

フリー戦略

無料のビジネスモデル
①「あるものを1つ買えば、2つ目は無料」といった直接的内部相互補助のモデル
②消費者が無料で得るためには第三者(広告主)が費用を払うという、Googleやメディアで利用されている三者間市場
③フリーミアム
④ウィキペディアやSNSなどに代表される注目(トラフィック)と評判(リンク)という金銭以外のインセンティブによって成り立つ非貨幣経済

今回、③のフリーミアム

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ブロックチェーンのポテンシャル

ブロックチェーンのポテンシャル

「今日では、多くの人々は、その約束について信念を失ってしまったように見えます。少数の巨大なテクノロジー企業の台頭、そして市民を監視するための政府によるテクノロジーの使用とともに、多くの人々は、テクノロジーは権力を非中央集権化するものではなく、中央集権化させてしまうものだと信じるようになってしまった。」– フェイスブック創業者 マーク・ザッカーバーグ −

コンピュータやインターネットのテクノロジー

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人生100年時代と遺伝子テクノロジー

人生100年時代と遺伝子テクノロジー

【遺伝子の発見と解読】

2013年5月 ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが両乳房を切除した。彼女は遺伝子検査を受け、ガン化を抑える「BRCA1遺伝子」に突然変異が判明したと告白。将来、乳がんと卵巣がんを発症する確率が高いため、両乳房を切除するという決断をしたのです。

人類が自身の遺伝子から将来の病気を予測できるようになった背景には、科学者たちが遺伝子を読み解いてきた100年近くの歴史が

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テクノロジーは伝統をくつがえす

テクノロジーは伝統をくつがえす

2017年8月1日 ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの時価総額が1兆円を超えた。

株式会社スタートトゥデイ
1998年に創業者の前澤友作氏が立ち上げた、海外の音楽CDやレコードの通信販売から始めたベンチャー企業。

そのスタートトゥデイが運営するZOZOTOWN は、今や、約5500ブランドを扱うファッション界の巨大プラットフォーム。

これまで栄華を誇ってきた百貨店を追い抜き、時代を

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運命が変わる遺伝子テクノロジー

テクノロジーの未来は「遺伝子」にあり。

【遺伝子テクノロジー】
あらゆる生物の遺伝子を、容易にかつ高い精度で改変できる。

今や、世界中で巨額の資金を巻き込んだ競争が繰り広げられています。

《問題点》
人間の「設計図」である遺伝子を思ったように書き換えることにつながるなど倫理的な問題点がある。

それに対して、
ビル・ゲイツ氏は、
「新たなテクノロジーには、常に懐疑論がつきまとう。人類にとって

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テクノロジーは破壊か?創造か?

テクノロジーは破壊か?創造か?

人類、地球はこの先どうなるのだろう?

変化速度が上がり、テクノロジーによる破壊が人類史上もっとも激しい時代に向かう。

テクノロジー、AI、ロボット...
それらを支持する者と反発する者にわかれる。
拡大を続けるテクノロジーベースの文化に反発する者は、マイノリティの立場に追いやられるだろう。

車輪、蒸気機関車、コンピュータが発明されると、同時代の人々が新しいテクノロジーの影響を怖れる。一方で、

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マイホームは要らなくなる?

マイホームは要らなくなる?

これからの世代の子供たちは、

私たちが
現在所有しているものを持たなくなる。

所有の概念が見直されるのです。

それは、
資産管理の姿が変わるからです。

− 固定資産から共有資産へ −

資産共有システムの第一波
・エアビーアンドビー
・ソーシャルフライト
・リフト
・セイロ

...etc



⇩将来
・毎日違う車(自律型自動運転車)に乗って通勤
・月替わり、

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生活格差を生むテクノロジー

生活格差を生むテクノロジー

テクノロジーは、
私たちの生活のあらゆる面を拡張する。
健康状態をモニターするデバイスから、商品やサービス購入の支払いの方法、余暇の過ごし方、移動の方法、アドバイスの見つけ方、交流の方法、仕事の仕方まで、「拡張時代」にはすべてが対象となる。
– 「拡張の世紀」ブレット・キング −

2030年とか2040年の生活は、
どのようなものになるだろう?

今後、
テクノロジー基盤の社会がますます浸透し

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