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テクノロジーは伝統をくつがえす

2017年8月1日 ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの時価総額が1兆円を超えた。

株式会社スタートトゥデイ
1998年に創業者の前澤友作氏が立ち上げた、海外の音楽CDやレコードの通信販売から始めたベンチャー企業。

そのスタートトゥデイが運営するZOZOTOWN は、今や、約5500ブランドを扱うファッション界の巨大プラットフォーム。

これまで栄華を誇ってきた百貨店を追い抜き、時代を先導し始めている。

ファッション業界に君臨していた百貨店のトップ企業、三越伊勢丹グループ。2017年8月時点で、時価総額はスタートトゥデイの半分以下である4400億円。2017年3月期の決算で、歴史上初めて、営業利益も追い抜かれた。

2017年は、新興企業「成長の20年」と伝統企業「衰退の20年」の数字の交差点となった。

インターネット空間にできた新しい百貨店

百貨店はあらゆる商品を取り扱う「百貨」が名前の由来。しかし、今やインターネット上のほうが、あらゆる商品が揃い、ショッピングを楽しめる場所になりつつある。

かつて日本社会のライフスタイルに密着していた百貨店。休日の家族の娯楽空間として、リッチなショッピング体験の場として、小売業の王様として君臨していた。そんな昭和のスタイルを色濃くのこすビジネスモデルに、時代は警告を鳴らし始めている。

時代と小売業の変化

1991年以降、バブル崩壊で大きな転換期を迎える。日本がデフレに突入すると消費者は財布のひもを固く閉めるようになり、割高な百貨店での買い物を控えるようになります。

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郊外に巨大なショッピングモールが次々と生まれます。「イオンモール」や「ららぽーと」では、映画鑑賞から買い物までワンストップで楽しめる。そのため、わざわざ百貨店を訪れる人の数は減少していきました。

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2000年代には、インターネットが大きく普及。amazon、ZOZOTOWN のような、膨大な商品数を取り揃えるECサービスが台頭。

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スマートフォンが登場すると、ショッピングの楽しみは、手のひらの上で実現できるようになった。

テクノロジーが加速度的に進化していく今後、さらに世の中の変化のスピードは速くなっていく。ZOZOTOWN が小売業やファッション業界の常識を覆したように、他の業界でも、同じようなことが次々と起こってくるだろう。今や、企業は、テクノロジーの進化を無視することはできない。いかにテクノロジーを早く導入して次世代のビジネスモデルを作っていけるか?が企業の成長に影響を与えます。その為に、最先端のテクノロジーの動向にアンテナを張り巡らせ、時代の流れを見極めることが重要でしょう。今も昔も変わらず、時代の変化に対応できた者が、繁栄していくのです。

#ビジネス #テクノロジー #ZOZOTOWN #百貨店





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