順境と逆境。

人生には波がある。調子の良い時期もあれば、悪い時期もある。何をやってもうまくいくときもあるし、何をやってもうまくいかないときもある。常に絶好調という人はいないだろう。

順境なときは、心も身体も軽快である。何でもできると思えるし、何者にもなれるとさえ思える。出てくる言葉は明るく楽しい言葉が多くなり、表情も明るくなる。その状態は理想的である。しかし、常に順境が続くということはない。世の中は諸行無常である。常に変化している。ゆえに、人間の心も常に変化していくのである。だから、気がついたら、逆境になっていたなんてこともある。順境も逆境も表裏一体なのである。

逆境に陥ると、順境のときとは打って変わって、何にも希望が見出せなくなる。もうダメだという絶望感に覆い尽くされることもある。出てくる言葉は暗くて重い。表情にも陰りが見えるのである。そんな時こそが、真価の見せ所である。

順境なときは、誰でも積極的になれる。でも、逆境なときには、大半の人が、消極的になってしまう。そして、その消極さが癖付いて、逆境の波に飲み込まれ続け、抜け出せなくなるのである。なぜなら、逆境のときの暗くて重い気持ちや言葉、感情が潜在意識にドンドンこびりついていくからである。一度こびりついた錆を落とすことは大変である。だから、逆境のときこそ、明るく楽しいことを考え、積極的な言葉を使い続けることが大切なのである。

キツいときこそ、積極的になって光を差し込み続けること。そして、その光が次の順境へと足がかりとなって、運命を切り開いてくれるのです。

辛くても、笑顔。いや、むしろ、辛いからこそ、笑顔。その心持ちで日々を過ごせば、気づいたら、辛さは消え、本物の笑顔になり、運命の潮目が変わるのです。

“辛いとき、何を思い描きますか？”

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も幸せな日になりますように。

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