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名言と美辞麗句と潜在意識

綺麗事に酔わないこと。

「キリスト信じたら、地獄行きだった」

これは、90年代に世界に名を轟かせたラッパーNasのリリックである。そして、キリストを凶弾した彼は、大成功を収めている。

「汝の隣人を愛せ」とキリストは言う。周りの人々、広い意味では、人類全員を愛せという。本当にそんなことできる人間がいるのか。できる人間が沢山いるなら、キリスト教の国であるアメリカが戦争を起こすわけがない。怒り一つ抱かず、憎しみ一つない。綺麗事だけで、全てが解決することはない。絵に描いた餅である。

人生を真剣に生きようと思えば思うほど、先人の知恵を吸収しようとする。そして、仮に、「汝の隣人を愛せ」とキリストが言えば、そうしようと努力する。しかし、周りの人を愛するどころか、近くにいる親さえ、愛することができない人もいる。そのことに心を悩ませ、逆に、深い苦しみに陥ることさえあるのだ。

善行を行おうと努力して、それができない為に、そのことで自分を苦しめる。そして、こう思うのである。「自分はダメな人間だな」と。そのマイナス的セルフイメージが潜在意識に反映されてしまうのである。それでは、本末転倒である。

いらないのよ、名言。捨ててしまえばいいよ、美辞麗句なんて。名言や美辞麗句、それは感動するような言葉は沢山あるし、感銘も受ける。けれど、そんな言葉で人生が実質的に変わったと実感したことなんてない。だから、そんな綺麗ごとに酔わされるのは、変わったと思い込まされるだけのことである。

名言や美辞麗句に酔わされて鵜呑みにするのではなく、自分の言動が潜在意識に与える影響を考えた方が人生は変わる。一緒にいて気分が悪くなる人がいたら、その人から離れる。その人を愛そうと努力するのではなく、その人を捨てる。気分が悪くなると、そのマイナスの気持ちが潜在意識に反映されて、人生に悪影響があるから。だけど、その人から離れれば、自分の気持ちも晴れやかになり、良い気分で過ごせるので、生活にも良いことが起こってくるのである。

自分を省みて、成長させることは良い。けど、どんなことがあっても自分を責めてはいけない。絶対に責めてはいけない。自分を責めると心は傷つき、悲しみ、辛いだけ。それが、潜在意識にもろに伝わるので、そのマイナスの観念で人生が作られてしまう。だから、名言や美辞麗句に惑わされず、綺麗ごとに飲み込まれず、自分が楽しいこと、自分が正しいと思ったことを中心に言動の取捨選択をすると、気分も明るくなって、潜在意識にも明るい要素が溜まっていくのです。

聖人君子にならなくていい。所詮、不可能。良くて七癖。自分の気持ちを中心に行動すれば、その明るい気分に潜在意識は反応して、人生も明るくしてくれるのです。

“どんな名言に縛られていますか?”

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も素敵な一日をお過ごしください。

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