身体的反応。

心臓がドキドキ、バクバク、と脈打っている。胸がキュゥーと締め付けられる。足がブルブル震えて動けない。

これ、身体の反応。

大勢の聴取の前でスピーチをすることになると、考えただけで心臓がバクバクしてしまう。好きな人のことを考えると、胸がキュゥと締め付けられる。高層ビルの屋上に立っていると考えると、脚がブルブル、震えてしまう。

これ、全部、イメージの世界のはなし。

現実では何も起こってない。なのに、身体は反応してしまう。身体が反応するってことは、イメージは現実ってこと。イメージの中で、緊張、温かさ、恐怖、などを感じちゃう。

このイメージの世界を味方にできると、おもしろい。

何がおもしろいって、想像力があれば、先取り体験ができちゃうってこと。先取り体験することで、潜在意識に影響を与えることができる。つまり、潜在意識の作用反作用の働きを活用することができるのだ。

イメージの世界でワクワクすることを思い描くと、そのワクワク感を身体が感じる。さらに、何度も何度も同じことをワクワクしながら思い描いていると、「これをやったら、最高に楽しい」と強く思うようになる。強い思いは行動の原動力ですから、居ても立っても居られず、現実の世界で行動を起こすようになります。

逆に、ブルブルするようなことを思い描くと、そのブルブル感を身体が感じる。さらに、何度も何度も同じことをブルブルしながら思い描いているなら、「これは、とても恐ろしいことだ」と強く思うようになる。当然、強い思いは行動の原動力ですから、「危険だ危険だ」と心のブレーキを思いっきり踏み込んで動かないという行動を起こすようになるのです。

行動力のある人は、イメージの世界を上手く使っているのです。なかなか行動できないという人は、イメージの世界に縛られてしまっているのです。

ですから、ブルブルするようなイメージを描くのではなく、ワクワクするようなイメージを描くことが行動力アップの秘訣なのです。

そして、イメージが上手く描けたかどうかの判断基準は、身体が反応するかどうかです。

“身体はどんな反応をしていますか？”

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も幸せな一日をお過ごしください。

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