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やられたら、やり返せばいい

人間の脳はおもしろい。

私たちの脳は、自分が言っていることの「主語」について、あまり認識していないのです。

「お前、ほんとバカだな」
「あいつ、ほんと使えない」

こういう言葉は、言われるといやな気持ちになりますが、言っている側も嫌な気持ちになるものです。

これは脳には“主語を認識しない”という性質があるからです。「お前」「あいつ」という主語があるにもかかわらず、それを脳は認識せず「バカだ」「使えない」という述語だけを認識してしまうのです。

この脳の性質のおかげで、相手に対して言った「バカだ」「使えない」といった言葉は、自分で自分に対して言ったのと同じことになるのです。ですから、相手を非難するマイナスの言葉やネガティブな言葉は、相手に対して大きなストレスをかけるものですが、同時に、自分のストレスにもなってしまうのです。

怒りやマイナスの感情ばかりを相手にぶつけていると、自分も疲弊してしまいます。

ですから、どうしても言いたくなる状況ではなるべく口に出さないようにしています。そして、極力そういう場から立ち去るように心がけています。その場にいるだけで“嫌な気持ち”が感染して、有害になるからです。

相手が自分を傷つけるようなら

自分がいくらマイナスなことを言わないように心がけていても、相手がマイナスなことを投げかけてくることは多々あります。言葉だけじゃなくて、意識も含めて。むしろ、社会に生きていれば、そっちの方が多いのではないでしょうか。

そんな時は、「自分が我慢すればいいんだ」なんて思わず、「やられた分はガッツリやり返せばいい」。

やり返さないでいると相手はつけあがりますから、ますます攻撃的になってくるでしょう。やり返さないでいると、マイナスなことが自分に募っていくばかりです。それでは本末転倒ですよね。

聖人君子ではないのですから、やり返すこと。何よりも、自分のことを一番大事にすることが一番大切です。自分のことを大事にできない人が人を大事することはできないのですから。

今日も素敵な一日をお過ごしください。

#ビジネス #人間関係 #脳 #言葉



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