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ポムポムプリンのトイピアノ

そういえば、ピアニストと言っておきながらnoteで全然音楽の話をしていませんでした。

(まぁ、ピアニストっていうのは自称なので…)


というわけで今回は、我が家にあるちょっと変わったピアノを紹介します。


なんと、ポムポムプリンのイラストが書かれたトイピアノです!!!


これ…一応、息子用に買ったものなんですけど、

誕生日でもクリスマスでも何でもないときに買ってしまいました。


以下、その経緯を書きます。


きっかけは、小さな大事件


息子には赤ちゃんのときから、本屋さんで買える小さいピアノ付きの本を与えていました。↓

これは生後半年くらい


息子は大変気に入って、鍵盤を叩いたり、内蔵されている音楽を鳴らしたりと、毎日のようにこれで遊んでいました。


しかし1歳半をすぎた今年の5月ごろ、息子がお風呂上がりにおむつを履くのを拒否し、ふざけてリビングを走り回っていたら…


なんと床に置きっぱなしだったこれの上に、粗相をしてしまったのです!!!

(念のため言うけど、💩じゃないほうです)

夫が急いで表面を拭き、ドライヤーをかけたのですが、電源が入らなくなってしまいました。


この時、私は一人で入浴中だったので、あとから夫に状況を聞いて初めて知りました。


息子は、さっきまで当たり前に遊んでいた絵本のピアノがもうんともすんとも言わなくなり、困惑と悲しみが混じった表情を浮かべていました。


夫はその様子を見て「今度同じやつ買ってくるよ」と言いました。


しかし私は、

「せっかく買うなら、ミニキーボードがいい」

と、異議を申し立てました。


私の言う「ミニキーボード」とは↓

私の実家にあるやつ
  • 30〜40鍵くらい

  • 小さくて軽くて持ち運びが簡単

  • 薄いからその辺に立てかけておける

  • 6,000〜8,000円くらい

というものです。


ちなみに、息子は私の実家に行くたびに写真のキーボードをノリノリで使っているため、絵本についている小さい鍵盤ではなく、少し大きくて機能も充実しているものを与えたほうがいいのではないかと思いました。

ただ、誕生日でも何でもないのに1歳児に何千円もするものを買い与えていいのか?という考えはちょっとあったのですが…


これ、楽器をやってきた人あるあるだと思うのですが、正直言うと一万円以下の楽器を買うって、百均で買い物するのと同じような感覚です。

(※家計のことは完全に無視しています)


そして、私は英才教育とか全く興味はないのですが、子どもが生まれてみると、やはり興味を持ったものは興味の薄れないうちに可能な範囲で買い与えたいと思うようになり、図鑑やミニカーを必要に応じて買うようになりました。

夫も基本は同じスタンスなので、「5〜6,000円だったらいいんじゃない」と言ってくれました。


いざ、楽器店へ



というわけで平日のある日、息子を連れて楽器店に行ったのですが…


ミニキーボードが置いてある棚を見つけて近づいてみると、その向かいの棚がトイピアノのコーナーになっており、

そこにいたのです!ポムポムプリンが!

はい優勝


しかもこのトイピアノ、電子タイプなんです。


実は私、子どもが生まれたら(子どものためと称して自分のために)トイピアノが欲しかったのですが、

トイピアノって鉄琴みたいな感じの音だから、結構うるさいじゃないですか。


うちは賃貸なので、無理だなぁと思っていたんです。なのに…


電子トイピアノって存在するんかーい!!!


しかもポムポムプリン!!!


私は小さい頃に「女の子だから」というだけで、当たり前のようにサンリオの雑貨やおもちゃを与えられていたから、サンリオってもはやDNAに組み込まれているんですよ。


アラフォー前後でそういう女性って、そこそこいると思います。

それに加え、私はもともとサンリオみたいな可愛いものが好みなので、今も百均とかでサンリオとコラボした商品を見かけると無視できないんです。


なので、ポムポムトイピアノを見てすぐにもうコレしかないじゃんと思いました。


しかし、私が買おうと思っていたのは「場所を取らない」「リズムや音色が簡単なボタン操作でできる」ミニキーボードです。


ポムポムトイピアノは、重いし場所も取ります。


絶対家にあったら邪魔だ…


でも欲しい…


私は大いに悩みました。


念のため、息子に「これとこれだったら、どっちが欲しい?」と聞いてみましたが、たくさんの楽器を目の前にして興奮しまくり、全くアテになりませんでした。


私は店員さんにお願いし、候補のキーボードの電源を全てつないでもらって、音を出してみました。


ちなみにこのとき、もう一つ迷った商品がありました。


お店に行くまで知らなかったのですが、ヤマハからもミニキーボードが出ていたのです。


私は実家にあるピアノがヤマハなので、ヤマハの楽器に親しみを感じるし、ヤマハというメーカーが大好きです。


ただ、ヤマハのミニキーボードはボタンが小さめで、当時1歳半だった息子には扱いづらそうだと思ったのですが、ヤマハというだけで無視できませんでした。


というわけで、ヤマハ VS ポムポム VS 実家にあるのと同じやつ、の3択になってしまいました。


機能の豊富さと使いやすさで比べると、実家>ヤマハ>ポムポム。


価格で比べると、ポムポム>ヤマハ>実家、でした。


しかし、ポムポムはなんと在庫処分で5%OFF。

それでも他の2つより高いのですが、他が定価のままなことを考えるとお得に感じました。


(そしてかわいい)


迷った私は、店員さんに色々質問しました。


何を聞いたかは忘れましたが、結局何の決め手にもならないようなことばかりだったのは確かです。



どうにもならなくなった私は、はっと気がついてそれぞれの音色を聴き比べてみました。


するとその差は歴然で、ヤマハ>ポムポム>実家、でした。


まぁ、これは私がヤマハの音色を一番聴き慣れているから、というのもあるのですが、それを抜きにしてもこんなに安くて小さいキーボードでもクオリティが高いのではないかと思いました。


でも、あえて比べたからこう思ったのであって、どれも十分きれいな音です。


もはや「どれでもいい」という状況でしたが、私はやはりポムポムを選ばないわけには行きませんでした。

ポムポムプリンの絵柄、5%OFF、憧れのトイピアノが電子音で近隣に迷惑をかけず楽しめる…


あと、

黒 鍵 が 茶 色 い !!!!!



ポムポムプリンのプリン色とカラメル色に忠実に従ったこの色合いを、私は無視できませんでした。

こんな可愛いもの作っちゃダメです!!私みたいな人が買っちゃうから!!!


私は心の中でそう叫びながら、レジで予定より千円札を数枚多く出しました。


一応すぐ夫に「予定と違うものを買ってしまった」とLINEをし、怒られるかなーと思いましたが、「きちんと理由があって買うに至ったんでしょう」と、意外にあっさりした反応でした。


あれから半年、ポムポムと息子は今

購入してから半年くらい経ちますが、どう考えてもポムポムトイピアノを選んでおいてよかったと思います。

息子は喜んで、たくさん遊んでくれました。


場所を取るのは仕方ないですが、本物のピアノと同じようなフォルムは、やはり息子にとって視覚でも刺激を与えられているんじゃないかと思います。


そして私も、リビングに可愛いトイピアノがあるとそれだけで気分が良いです。



ただ、現在息子はあまりトイピアノに触らなくなってしまいました。



私が別室で88鍵の電子ピアノを弾いているのを見て、そっちの方が良くなってしまったみたいです。


それは当然のことだと思うし、何にせよピアノに興味を持ってくれているのはいいことだと思っています。



余談ですが


普段、ポムポムトイピアノはリビングのテーブルの下に置いていて、使うときに出すという感じです。


(厚みのあるカーペットの上なので、少しの力で引きずったり押したりして簡単に出し入れできます)


それゆえ、こんなことをされたりもしています。

↑テーブルにタブレットを置き、TVerでシナぷしゅを観ています(未放送地域のため)


椅子代わり。


これ、身長80〜90センチくらいの人間が座るのにちょうどいい高さなんですね。


あと、仕方ないですが足で弾こうとしたり、鍵盤のところに座ろうとしたりもします。


もちろん「絶対ダメだよ!」と言ってやめさせていますが…


そんな私は小学生の頃、


実家のアップライトピアノの上から飛び降りて遊んでいました(;´Д`A


ポムポムで例えると、こんな感じです↓

絶対に真似しないでください


着地点には毛布をぐちゃぐちゃにして敷いて、きれいに着地するのではなく、飛び込む楽しさ(?)を追求していました。


えっと…私、山と田んぼしかないような田舎で育って、幼稚園にも小学校にも中学校にも山があるような環境で、子どもの頃はまさに野山を駆け巡っていました。

崖みたいになってるところを登ったり、高いところから飛び降りたり、結構危ない遊びが好きでした。


学校にある遊具も、一歩間違えたら大怪我をしそうな危ない遊び方をするのが好きで、常にスリルを求めていました。

大嫌いだったのは、友達の家に行って「お絵描きしよう」と言われることでした。

せっかく一緒にいるのに、何が楽しくて黙々と紙に向かわなければいけないのかと思っていました。


ある時は外で遊びたいあまり、ぬり絵を「私これ全部白でいい!」と言ったこともあります。もちろん却下されましたが…

とにかく外で走り回りたかった子ども時代でした。

だから家にあるピアノも、蓋を閉めると登って飛び降りたくなってしまって…


今考えると、恐ろしいです。


それを考えると、自分にはトイピアノを雑に扱う息子を注意する資格はないなぁと思います。

でも注意しないわけにいきませんが…


いつか、息子に昔の自分の悪行を話したら、彼はどんな反応をするでしょうか。


「ママならやるだろうね」
と言われるのか、

「俺もやりてええええ」と興奮されてしまうのか、

無言でドン引きされるのか…


なんにせよ、私の野生的なところはあまり似ないでね、と思っています。

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