関節について考えた

もはやこれ以外考えられないとも言えるだろう。

そう。あれは2023年5月22日。今から二日前。
忙しかった一日もひと段落し、夜の作業に入る前のひと時。
肩から背中の張りを感じた私は「ストレッチポール」なるもので背骨沿いの筋肉の凝りをほぐしていた。
腕を上げ下げしたり、肩を上げ下げしたり、左右にゆっくり揺らしてみたり。
言わば一人ポールダンス、ギャラリーはトイプードルのテンちゃんだけだ(かわいい)。

やがて一通りダンスを済ませてみるが、どうも肩甲骨の真下あたりがまだ張っている。
縦向きだったポールを横向きにし、いつものように寝転がって背中を反らしていると

バキッ

いつもは感じない衝撃と共に、背中に激痛が走った。
ペインがランした。
言葉にならないほどの痛みと共に身動き取れないでいる。
助けを求めようにも、そこにいるのはトイプードルのテンちゃんだけだ(かわいい)。
テンちゃんは不思議そうにこっちをみている(かわいい)。
そりゃそうだ。
彼はまだ若い。この痛みがわからないのだ。

横たわって痛みに耐えたままどのぐらいの時間が経っただろうか。
当初の激痛は鳴りを潜めたが、その代わりに脇腹や首、もはや患部がどこだかわからない感じに痛みは広がっていた。

ゆっくり動き出すと、どうやら背筋を伸ばしている時はいい。
前屈みになったり、ズボンを脱ごうと足を上げたりするとペインがランする。
走るのは俺たちだけで十分だ。流れる冷や汗もそのままに、兎にも角にも直立のままベッドまで移動して横たわる。

思わぬ形で関節を痛めてしまった。
と思ったのだが、果たして背骨は関節と呼べるのだろうか。
可動域がある骨と骨の繋ぎ目は関節のような気もするが、背骨や首を関節と呼んでいるかの記憶は定かではない。
学生時代の体育の授業の準備体操で教師に「首、手首、足首、とにかく首のつく所は丁寧に回せ」と言われてみんなで乳首やカ○首などを回していたのも良い思い出だ。みんなもやっていたことと思う。
だがその体育教師も首を関節と呼んでいたかはわからない。

いずれにせよ、痛めたのだ。
背中をひどく。
今日は少しマシになったが、それでも予断は許さない。
皆さんも家庭でのポールダンスには十分お気をつけ頂きたい。
あとは疲れを溜めず、日頃からストレッチを心がけてほしい。
俺の負傷にそのぐらいの意味は持たせてくれてもいいと思う。

それにしても脇腹が痛むのなんだろ。
肋骨にヒビでも入ったのかな。
あとテンちゃんかわいい。

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