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コンドームソムリエマニフェスト ①

どうも、ソムリエです。

「私がコンドームソムリエを名乗るまで」を書いてから、

早や半年が過ぎました。早いです。早すぎますね。

普段は140字の世界にいる分、
ついついブログを開くのを忘れがちなのですが、
やはりきちんと、言葉にしないと伝わらなかったり、
フォロワーが増えれば増えるほど、その説明が足りなくて
誤解をされたりすることも少なくないと思うので、
きちんと定期的に文章にとどめておこうと思います。

since 2018.11.16

コンドームソムリエとしてのTwitterアカウントは、
2018年11月16日からスタートしました。

そこから2ヶ月で、フォロワー数は3200名になったようです。
(前回の記録、2019年1月17日によると)

沢山の方が私のつぶやきをRTしてくださったおかげで、
コンドーム試触会も次回で累計参加者数が約300人となる見込みです。
自分でもいまいち実感が伴っていないのですが、

素直にすごいことだと思います。

(フォロワーの皆さん、温かく見守っていただき、
 本当にありがとうございます。)

このアカウントでやりたいこと

私がこのアカウントでやりたいことは3つあります。

① 学び損ねた大人に向けてのセックスリテラシーの向上。

② 男性がつける(選ぶ)もの、から、女性も選ぶものとしての
 ムーブメントをつくる。

③ 様々なライフステージにおける性生活の充実。

④コンドームをもっと手に取りやすいカジュアルなものに
 リブランディングしていく。

⑤ 学生向け試触会を通した義務教育下の不十分な性教育の補完と
 性教育ができる学生講師の育成。

書き出したら5つになりました。

いや、本当はもっとあるかもしれないけど、
ひとまず目指していきたいところはこの5つ。

学び損ねたわたしたちへ。

オトナたちを擁護するわけではないんですけど、

私を含めて、今のオトナたちが受けてきた性教育って、

「思春期の第2次性徴について」

「受精の仕組み」

「性感染症について」

「AIDSについて」

ざっくりですが、この4本柱しかありませんでした。

いま現場にいる私でさえ当時のことに関してはうろ覚えですから、

その後、性教育に触れていないオトナたちが内容を覚えていなくても

無理はないのかなと感じます。

援助交際、AIDSブーム世代

年齢がバレますが、私の時代は「援助交際」「AIDS」という、

言葉は悪いですけどひとつのブームがあって、

ある意味、性教育ブームの走りの時代であったかと思います。

性感染症についてはほぼ記憶がないけど、AIDSに関しては

1コマ丸々使って授業を受けたなぁという記憶がかすかにあります。

ただ、セックスについては触れないですし、

コンドームを用いて授業をしている学校も少数だったかと思います。

今は性教育というと、性暴力や性的同意、セクシャルマイノリティなど

セックスそのものの教育だけではなく、ジェンダー教育も含む内容に

大きく変わっていこうとしています。

義務教育校にいると、まだまだ学習指導要領はお世辞にも意欲的とは

思えませんが、やんわりとはいえ、

「外部講師を呼んで、教科書では足りない部分を補完してもいいよ」という

姿勢を見せたのは大きな一歩かなとは感じています。

学び損ねた大人にアップデートするには

性に関して学ぶ機会や場所って、実は意外と少なくて、

相談したいけど誰に(どこに)相談していいのかわからないという人が

少なくないと思います。

気分が滅入ってどうにも動けないと感じたときに

「そうだ、心療内科に行こう」

と考えて行動に移せる人は、そう多くないこの日本では、

性で悩む人の駆け込み寺を見つけるのも一苦労だと思います。

海外のように「セックスカウンセラー」という職業も

まだまだメジャーじゃないですからね。

私は保健室の先生という肩書きゆえか、

性に関する相談を公私ともに受けることが多く、

自身の経験値で適当に回答するのではなく、

フラットな回答ができればとラブライフアドバイザー のOliviA先生を

師事して参りました。

中途半端な相談はプロに投げるようにしていますが、

ちょっとしたコツなどは共有してみたり。

エロすぎない場所で安心して性の話ができる、そんな場所がつくりたい。

そんな思いでつくったのが、コンドーム試触会です。

コンドーム試触会をつくってみたわけ

コンドームって、妊娠を希望しているカップルを除けば、

この日本ではほとんどの人が「使うべきもの」という認識にあるもので、

実際には必需品だと思っています。

そこに、性の経験値は関係なく、ビギナーさんからハードコアなベテラン勢まで

並列につかうものだと思います。

でも、意外と知らない。

「セックスについて語る会」みたいな看板を掲げてしまうと、

中には「経験不足/経験豊富」なことから気後れしてしまうひとも

少なくないでしょう。

コンドーム試触会はそういう線引きがないので、

広く参加しやすいイベントだと思っています。

(実際にそうなるような雰囲気を心がけています。)

コンドーム試触会というキャッチーさ。

自分で言うのもなんですが、「コンドーム試触会」って

非常にキャッチーなイベントだなぁと思っています。(思いませんか?w)

性に関する情報を真面目に、でもキャッチーに、

誰にもわかりやすい言葉で、たまにはユーモアも交えて、

知ってほしい大切な情報を、届くべき人に届くまで、コツコツと。

真面目すぎる講演会やエロすぎるアダルトコンテンツ的イベントは

とっつきにくかったり、行きにくかったり。

同様に、エロと真面目を行き来できる稀有な存在、コンドーム。

そしてそれを楽しく学べる場所として

「コンドーム試触会」を立ち上げました。

私はこのイベントを通して学び損ねたオトナたちへの

性教育アップデートをして行きたいと考えています。

コンドームは、いろんなことを考えるきっかけのひとつでいいです。

その先に、性で悩む人が減らしていけたらと思っているし、

性について堂々と語れる大人を増やしていけたらと思っています。

ひいてはそれが子どもたちにとって、

いい教育として返ってくる、と思うから。


性教育を団体戦で盛り上げたいと思っています。よかったら仲間として手を貸してもらえませんか?サポートお待ちしています。