#21 自分の中の即興力を信じる

皆さんは
面接とかスピーチとか
何かしらしたことがあるだろうと思います。

その場の前って
緊張しますよね。
話す内容はもちろん
どのように話すのか
文言まで一字一句がっちり固めて
それを暗記して臨む方も多いと思います。

でも
そうやってがっちり固めて
臨んだものって
変に妙に緊張してしまったり
相手からの想定外の対応に狼狽えてしまって
うまくできなかったりする。
相手からしても
なんか自然に話している感じがしなくて
あまりよく響かなかったりするものです。

人のスピーチなんか聞いても
あらかじめ用意してた文言を
ただその文言通りに話しているだけだと
あまり心に響いてこなかったりします。

昨今、ヒップホップのラップで
フリースタイルMCバトルって
すごく流行って人気があるじゃないですか。

あれも
あらかじめシコんできたネタを
ラップしている人のよりも
トップオブザヘッド
完全即興で
その場の雰囲気
相手のアンサーに対して
ラップしている人のほうが
観客も良いジャッジをするし
何か心に響いてくることが多い。

最近
音楽でも芝居でも何でも
あらかじめ決め打ちされたものよりも
即興な生き生きしたものに対する
関心が高まっているように思います。

面接でもスピーチでも
あらかじめ用意するのは
話す内容のポイントを何点が用意して
それをどのように話すのか
どのようなタイミングで話すのかは
まさにその場の即興で話したほうが
なめらかに自然に話している感じがして
聞いている相手の心も打つものが大きいし
何より
生きたもの、として心に入ってくるんだろうと思います。

あらかじめ用意したガチガチなものを
暗記したものを話すのは
何か死んだものというか
生き生きしたものとして入ってこない。

かといって
その場の即興でやるなんて
その場で上手くできるか不安だと
思われる方も多いでしょう。

でも、考えてみれば
私たちの生活の中で話していることって
あらゆるものが即興だと思うんです。

たとえば
すごく好きな異性とデートできたとする。
話す内容は
あらかじめ仕込んできたネタばっかり
あらかじめ固めてきたガチガチな台本ばかり
ではないはずです。

友達と話すのも
仕事で同じ職場の方と話すのも
お客様や取引先と話すのも
カンペ通りに話してはいないはず。

家族とも。
いわば生活の場面場面で話していることって
完全即興といや即興じゃないですか。

ただ
面接だからとか
スピーチだからとか
自分が勝手に難しく
考え過ぎてしまっているだけだと思うんです。

そして
自分のことを
私はその場で即興で話せるわけなんかない、と
過少評価にタカをくくってしまっている。

人間はその場その状況により
必要な考え、話す内容が
自然に浮かんでくるものなんです。
自然に何かに導かれるようにできているものなんです。

いつも
友達と話すとき
家族と話すとき
恋人と話すとき
浮かんでいるじゃないですか。
普通に話せているじゃないですか。

人間には、あなたには
誰でも
そのようなものが授かっているものなんです。

大切なことは
上記のような人間の本来のチカラというものを
ちゃんと認めて
自分を信じる。
自分の中の無限なチカラの泉を信じる
ということなんです。

昨今、
自分に自信がない
必要以上に不安や心配をしてしまっている方が
増えているように思います。

人間は必ずその場の状況に対応できるようにつくられている
その真理をしっかり心得て
事にかかるということが肝要であると思うのです。

誰もが
まだ見えない将来に不安を抱いています。

先述したような
人間誰もが即興力といえる無限の性質を備えている。
それをしっかり踏まえることが
安心立命して
日々の生活を力強く生きていけるんだろうと思います。

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