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オヤジの思ひ出話~第54話「ある同級生の思い出」

先日、中学の同級生T君の訃報を聞きました。同級生=同じ年、つまり還暦を過ぎたばかりという年齢・・・あまりにも残念でなりません。T君のご冥福をお祈りし、ご家族様にお悔やみ申し上げます。

親父の思ひ出話で取り上げさせていただくので、T君との昔話を書きながら偲びたいと思います。近年の思い出については、ブログ「気まぐれトーク」で書きましたので、そちらに譲ります。

中学の同級生なので、出会いは中学校の入学式の時。男子中学生といえば、やんちゃ盛りの年頃なのですが、T君の場合はやんちゃというよりも「お調子者」という表現がピッタリの男子でした。

男子でも女子でも構わず、あちこちでちょっかいを出したり、いたずらをしたりという少年。頭の回転が速く、口が達者なので、しゃべくりではT君にかなう人はいませんでした。

ウイットに富んだ嫌味は飛ばしますが、嫌悪感を催すような嫌味ではありません。そのうえ、決して悪口は言いませんでしたし、誰かの陰口を叩くのも聞いたことはありません。

私個人の思い出では、同じ女子を好きになって「争奪戦」のようなことをした記憶があります。二人とも片思いだったので、恋のライバルというよりも同志(しかも負け犬;;)だったのでしょうね。

中学卒業後は別の高校に通いましたので、T君との交流はなくなりました。20代の頃に何度か同級会を行った時に再開しましたが、中学時代の「お調子者」のまま、青年になっていました(笑)

40~50代にも数回、同級会がありましたが、T君は毎回欠かさず参加していました。「お調子者」という言葉よりも、クラスの「ムードメーカー」という言葉がピッタリの存在になってくれたのです。

新型コロナ禍で同級会が開けず、再開ままならぬままT君はこの世を去ってしまいました。次の同級会には参加してもらえません・・・が、同級生たちが思い出話に花を咲かせてくれるに違いありません。


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noteでは連載コラム、エッセイをほぼ毎日書いています。フリーランスのライターとして活動中ですが、お仕事が・・・ご支援よろしくお願いいたします!