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新人投資家の戯れ言~その10「手数料と信託報酬」

投資信託は、投資家から集めた資金を専門家が株や債券などに運用する商品です。専門家に運用をお任せするので、投資家自身の手間は省けますが、その代わりに手数料や信託報酬が求められます。

まず、購入の際にかかるのが「購入時手数料」です。購入価額に対し、0~数%程度かかるようになっており、商品によって額が異なります。0すなわち手数料がかからない商品もあります。

続いては「信託報酬」です。これは運用会社、受託者、販売会社それぞれが運用や管理に必要な額を徴収するもので、合算した額が「信託報酬」として商品を保持している期間は毎日かかってきます。

一般的には、ハイリスク・ハイリターンのアクティブファンドは、手数料や信託報酬が高めに設定されています。とくに購入時は、手数料の分だけ事実上の「含み損状態」からスタートすることになるのです。

一方で、NISAの対象となるような積立型のファンドでは、手数料が不要という商品も数多くあります。これらのファンドでは信託報酬も低めに設定されていることが多く、投資初心者向きともいえます。

このほか、解約や償還時にかかる信託財産留保額の設定があるファンドもあります。また、手数料等とは異なりますが、収益に対しては所得税・地方税が課税されるので、考慮しておかねばなりません(つづく)

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