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日曜雑感 vol.26~本日のテーマは「土石流災害」です

昨日、静岡県熱海市で土石流災害が発生し、多くの人と家屋が被害に遭いました。行方不明の方も大勢いらっしゃるとのことで、まずは被災地の方々にお見舞い申し上げます。

SNSで土石流の瞬間を撮影されていた方があり、その動画を見ましたが、家屋を破壊し、流してしまう土石流の威力に恐ろしさを感じました。と同時に、2006年7月の諏訪地方での災害を思い出したのです。

諏訪湖周辺などで記録的な大雨となり、各地で土石流や土砂崩れが発生し、岡谷市湊地区では土石流で7人が犠牲になりました。周辺地域でも死者が出るなど、平成時代最悪の災害となってしまったのです。

熱海市の災害と共通するところがあります。それは雨の降り方です。2006年の時も数日前から雨が断続的に振り続け、記録的な総雨量になっていました。ただ、1時間100ミリといった極端な雨は降っていません。

そして災害直前に、やや強い雨(たぶん30~40ミリ)が降り、それが引き金となって各地で土石流が多発したのです。人的被害のない河川でも、家屋に甚大な被害を与えてしまいました。

熱海市の災害は土石流危険渓流で起きました。ハザードマップにも明記されています。ただ、住んでいる住民は「ここまで危険だった」とは夢にも思わなかったでしょう。それが土砂災害の恐ろしさなのです。

熱海市の住民には、本当に気の毒としか声の掛けようがありません。雨の降り方が極端になっている昨今、同じような土砂災害はいつ、どこで起こってもおかしくありません。命を守る唯一の方法は「逃げる」ことです!

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