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オヤジの思ひ出話~第51話「阪神大震災が起きた日」

久しぶりの「思ひ出話」を書きます。

1月17日は忘れもしない阪神・淡路大震災が起きた日です。今から27年前の出来事ですが、大規模な火災、軒並み崩れたビル群、そして阪神高速道路の横倒しといった映像は、今も鮮明に脳裏に焼き付いています。

27年前のその日、震災が発生した早朝、私は目を覚ましていました。といっても地震で起きたのではなく、この日諏訪湖で野鳥の一斉調査が早朝からあり、その取材に出かけるためだったのです。

今のように情報通信が多様化している時代ではなかったため、取材先でも地震のことは全く話題に上がりませんでした。最も、写真撮影だけ済ませておけばいいとばかりに、そそくさと切り上げたからかもしれません。

コンビニでパンを買い、誰も出社していない支局で朝食を取ろうと思い、何気なくテレビのスイッチを入れたところ、いきなり現れたのが「見たこともないような都市破壊」のニュース映像だったのです。

「とんでもないことが起きている」と驚愕したものの、被害のない長野県の小さなローカル紙が取り上げる災害ではありませんので、他の社員が出社してくるまでの間、ひたすらニュースに見入っていたと記憶しています。

少し時間が経ってからですが、震災の被害や被災者の様子を見て「自分に何か出来ることはないか」と考えました。そして、記事を通して「支援物資や義援金を呼びかける」という私に出来る役割を見つけ出したのです。

阪神大震災は不幸な災害ではありましたが、これをきっかけに「防災」がクローズアップされたり、ボランティア活動の輪が広がったりと、世の中に新しい流れが生まれたことは事実です。

noteでは連載コラム、エッセイをほぼ毎日書いています。フリーランスのライターとして活動中ですが、お仕事が・・・ご支援よろしくお願いいたします!