９時、起床。

今日は、まずドライブに行くことになっている。
朝食を食べ、身支度を整えたらいざ出発。

実に４ヶ月ぶりの運転であるが、体は覚えていたようだ。

まずは、仏師のかたのお宅に訪問。ご挨拶をし、先生の作品などを拝見する。優しい方だった。

続いて、帰岡する前から行きたいと思っていた備前長船に向かう。実は、刀剣オタクのお友達の影響で最近刀剣に興味が出てきている。

刀剣がどうやって作られるかを最初に学ぶ。気の遠くなるような作業工程であった。
たくさんの刀剣を見ているうちに、刀それぞれの刃文や反り具合が全く異なることなどを見つけた。１つ１つ違って魅力的である。

この後、昼食を食べに移動した。ミシュランガイドにも載る「一文字うどん」さんである。

そばとうどんの合いの子のようなうどんでとても美味しかった。

さらにその後、よく話には聞いていた「日本一大きい駄菓子屋」なるものに向かう（途中、セブンイレブンでアイスを食べる休憩を挟む）。

ものすごく広い中に、我々が欲する駄菓子は全て置かれていた。これははしゃいでしまう。私も「おやつカルパス」や「うまい棒」など好きな駄菓子を全て買った。

その後、スーパーに寄ってから一旦帰宅する。

買ってきた駄菓子を食べたり、先ほどのドライブの話をしたりして盛り上がる。

一息ついて、20時ごろ、また家を出た。映画を観に行くためだ。実は私は大のコナン好きである。今春公開された『黒鉄の魚影』は歴代最大ヒットを記録しているようだが（確か去年の『ハロウィンの花嫁』もそうじゃなかったっけ）、私も例に漏れず今作にどハマりしているのでもう１度観たくなって映画館に足を運んだ。

（以下しばらくはネタバレを含みます）
今作の見どころは何と言っても哀ちゃんである。私はそもそもテレビでチラッと見た哀ちゃんがきっかけでコナン好きになっているくらいに哀ちゃん推しなので、今作はどハマりもどハマりという状態である。いわゆる「コ哀」ファンとしては、今までの劇場版だと、「戦慄の楽譜」という作品で哀ちゃんが心の声でコナンのことを「私も彼を信じてたから、相棒としてね」と言うシーンがこの上なく好きなのだが、それから何年も経って、哀ちゃんのコナンへの恋心はますます大きくなっているような気がする。

好きなシーンがありすぎるので、箇条書き。
・車の中で哀ちゃんが見ているニュースを覗き込んだコナンに、哀ちゃんがイヤホン片方を外してコナンの耳に入れる。この距離感が好きすぎる。
・夜のベンチのシーンでコナンに犯人追跡メガネをかけてもらった哀ちゃんが「お守りね…」と言う表情は忘れられない。ピスコに追われた回の原作を想起。
・哀ちゃんが拐われたあと、コナンがかなり取り乱していた。あそこまで取り乱すコナンはなかなか見ないけど、それだけ哀ちゃんが大切だということかな。
・この、ピンガに拐われた哀ちゃんを助けに行くときと崖の下のコナンのところにやってきた時の阿笠博士の必死さには胸打たれるものがあった。ここでも涙腺大崩壊。
・無事直美アルジェントと哀ちゃんを助けて海面に上がった後に直美が「あなたは一体…？」と聞いたとき、コナンが「江戸川コナン」と言うと哀ちゃんが「探偵よ！」と言うこのシーンもにやけた。哀ちゃんのあの「私の相棒なのよ！」とでも言いたそうな、誇らしげな、うれしそうな声、忘れられない。
・また、パシフィック・ブイに戻ってコナンが閃いて哀ちゃんに「そこで待ってろ！」と言ったとき、心の声で「まったく、待たせるの好きよね、新一くん。」と言ったここはやばかった（さっきからやばいしか言ってないが、それしか言えなくなるくらい最高なのだ）。哀ちゃんの新一くん呼びはブッ刺さる。私はこれまでもことあるごとに「劇場版だとかなり高い確率で哀ちゃんが"工藤くん！！"て叫ぶシーンがあるけど、それがとても好き。哀ちゃんの工藤くん呼びたまんない！」と言ってきたのだが、ここに来てついに「新一くん」呼びが解禁されてしまったのである。今文字を打っているだけで興奮してきた。最高すぎる。
・そして本映画１番の山、最後の人工呼吸シーンは涙が滝のようだった。コナンを必死に助ける哀ちゃんに涙が収まらない。そして上がっていくときの「バイバイだね、江戸川コナンくん」「そんな顔してんじゃねーよ！言ったろ？俺がぜってー何とかしてやるって！」「あなたは、なんでいつもそんな表情ができるのよ…」ここのバイバイしようとする哀ちゃん、目の前の自信に満ち溢れたコナン、そして過去のコナンの表情を思い出していく哀ちゃんに胸がいっぱいになる。そして「私たち、さっきキスしちゃったのよ」も哀ちゃんが大好きなコナンとのキスを意識しているのがかわいくて儚くて良い。上陸した後に、蘭に口づけをして「ちゃんと返したわよ、あなたの唇」と言うのも切なすぎる。自分の気持ちを差し置いてコナンのことをずっと考えている哀ちゃんに胸が苦しくなる。

コナンの１番の理解者であり最高の相棒である哀ちゃん。これからもやっぱり好きだし、哀ちゃんみたいな人になりたいよ、といつもいつも思う。

余韻ひたひたで日付が変わる頃、帰宅する。
シャワーを浴びて最高の気持ちのまま、前日に来ていたLINEを「既読をつけずに読むアプリ」で読んで、半分ほど返信を考えて下書きを作った。この時間が結構楽しい。それが終わって程なくして就寝。

追記１）スピッツの主題歌とこの映画の相性良すぎる！！

追記２）今回のコナンのメインテーマも鳥肌もの！！コナンファンは、毎回このメインテーマを楽しみにしている。特にメインテーマが流れ始めてから「名探偵コナン」の文字が出るまでのアレンジがどうなっているかはドキドキだし、そこがめちゃくちゃ鳥肌が立つ。今回のアレンジは、深海をイメージしたような音が多く、最高傑作だった。さすが菅野祐悟さん。