名古屋に来た理由

今年は日々のことを書きとめようとアカウントを作成したものの、結局記事を書けずにいましたが、これは書き残したいと思い、ようやく筆を執ることにしました。

3/1〜3で名古屋出張、月末にも豊橋に行く予定があるので、今日衝動的に名古屋に来たことで、今月3回愛知に来ることになりました。

さて、本題ですが、先週の東京マラソンをテレビで見たとき、ふと、今日を逃せば「キプチョゲ選手」を生で観ることはできないのではないかと感じ、現地に行かなかったことを後悔しました。

そして明日の名古屋ウィメンズマラソンで一連の2023-24のマラソンシリーズが幕を閉じるわけで、毎年名古屋ウィメンズマラソンが終わるとそこはかとなく寂しさを感じます。
今年の名古屋ウィメンズマラソンは、前田穂南選手が大阪で日本記録を出したことで、パリ五輪へのハードルが非常に高くなり、狙いに行くであろう鈴木亜由子、安藤友香、加世田梨花の3選手は、終盤の爆死は覚悟で、自分の足が持つまで日本記録ペースで行くのではないかと思います。

この3人に限らずですが、僕が女子長距離選手で1番応援しているのは鈴木亜由子選手です。鈴木選手が僕の世代のトップランナー(厳密には僕のほうが1学年上だが、鈴木選手は中2から全中チャンピオンだったため、実質同学年のトップランナーといって差し支えないと思ってます)でしたし、インタビューから垣間見れる知性も好感が持てます。他方、(若い頃は特にそうでしたが)知性とは裏腹に感情と感性で走るそのギャップや、競技から離れたときの純朴な雰囲気は魅力だと思います。
新設だった日本郵政陸上部が強くなったのも、1期生の鈴木選手のカリスマ性で選手が集まったところが大きいと感じてます。

そんな鈴木選手ですが、この1週間くらいの記事等を見ると、節々に「集大成」「総括」と言ってるのが気になりました。もちろん本心は分かりませんが、もう32歳なので普通に引退してもおかしくない年齢ですし、どんな選手であれいつかは引退するものなので、そうなってしまうのであれば寂しく感じます。実際、ここ数年は精彩を欠いたレースも結構あり、昔の「何かやってくれる」という期待感はあまり持てなくなってきてるのも事実です。

今日コース周辺をjogしましたが、とても風が強く、良い天候とは言い難いコンディションです。また、仮にコンディションが良くても、前田選手の記録を超えるのは現実的じゃないかもしれません。
ただ、アルバカーキの合宿では相当練習をこなせたようですし(20日で800km!)、ハードルが上がったことで逆に吹っ切れて良い効果に繋がってほしいと思います。
「天才少女」と呼ばれた中学時代から世代トップであり続け、また、2015〜2020あたりの日本長距離界の主役であったのは間違いない選手です。
冒頭のキプチョゲ選手の話に戻りますが、もしかしたらもうフルマラソンを走る鈴木亜由子選手を見られないかもしれないと思い、現地での観戦を決めました。
陸上の現地観戦は、「追っかけみたいで気が引ける」点と、「そもそもテレビの方が見やすい」という点で、あまり好きではないですが、そうも言ってられません。
コースのシミュレーションをした結果、合計5箇所での観戦をしたいと思います。そんなに上手くいくかは分かりませんが。

色々と書きましたが、いずれにせよ本人がゴール後に納得した表情をするレースになってくれればなによりです。

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