フランスの音楽の祭典
一か月前ほどの週末にモンペリエからボルドーへと遊びに行った。
距離にして500キロ程。
友人が車を出してくれるとのことだったし、向こうに行けば友人宅に泊まれるし、2泊3日の間ずっとお祭りの最中だしということで少しぶらっと遊びに行ったのだ。
それはそうと着いた初日の夜はFête de la Musiqueなる音楽の祭典であった。
それとは別にFête le Fleuveという祭りも同時開催されていた。
そのうち今回はFête de la Musiqueの方を少し取り上げたいと思う。
このFête de la Musiqueというのがどういうシステムなのかはわからないが、モンペリエでも同時期に行われており、フランスでもよくあるお祭りなのだと思う。
それはそうとこのお祭り。日本ではありえないことだらけだ。
私は最近のハロウィン事情とかワールドカップのときの雰囲気はあまりわからないのだが、阪神優勝のときの道頓堀ぐらいのイメージなのだろうか。
それとももっとやばいのか。
ただそれらに準ずるやばさだと、個人的には感じた。
数本ビデオを撮ったので(使うに値するのは2本しかなかった)それを見て頂ければ、とりあえずこの祭りがどういったものなのかというのはわかっていただけるかと思う。
でも実際この2つの動画なんてまだましなほうで、テクノが効いて照明がぐるぐるするような音楽が爆音でなっているところもある。
こういった大きい広場的な音楽のほかに、小規模のミュージシャンによる演奏、家の中から聞こえてくる爆音のダンスミュージックなど数メートルごとに違う音楽のブースがあり、常にそれが重なっているような状態でまさに「カオス」だ。
要は街全てがクラブ状態なのだ。
ここボルドーはフランスで7,8番目ぐらいの都市であると考えると、日本でいえば広島とか仙台ぐらいの規模だろうか。
そんな都市全体がクラブになるのだ。
想像を絶するアホさだろう。
これがフランスのお祭りなのだ。
最終的にこのお祭りは深夜の2時まで続いた。
深夜の2時というのはこの国では1つの線引きらしく、逆に日本のように朝5時とかまで開いているところ店でもあまりないそうだ。
しかし深夜の2時まで街全体がクラブってすごいっすよね。
そういう私は元々夜はかなり早いタイプで、2時になる頃には半寝だったのだが、鍵は友人しか持ってないし、帰ってもドアを開けないといけないから結局寝れないしっていうので最後まで耐えた。
陽気なヨーロッパの音楽の祭典。
このために時期を合わせて観光に行くというほどのものでもないけれど、行ったタイミングでこういうイベントがあれば、かなりカオスな空間を目の当たりにできると思う。
ぜひ海外旅行に行った際にはその土地のローカルのお祭りなんかがないかはチェックしてみてもらえればと思う。
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