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未来のViniferaEuroMasterへ

今回は自分が参加しているプログラムについて、あまりにも日本語の情報が少ないので書いていこうかなと思います。

というか日本語の情報が少ないどころか、日本人初なので私が発信しないとほぼゼロです。

出てくるのは山梨大学と京都大学に訪問するスタディトリップの話ぐらいでしょうか。

留学生のブログって本来こんな感じですよね??
体験談的な。

まぁそれはいいとして、実際英語のプログラムに参加する人でも、日本語の情報が手元にあるほうが安心感ありますからね。
自分自身ここに来るまではほとんど英語のコミュニケーションは取れてなかったので(今も恐らく期待されているほどは話せませんが)。

というわけでこれを見て今後このプログラムという選択肢をとるという人がいればいいなぁと思っています。

前提としてこれは修士プログラム相当のものであり、日本であれば学部3年間を最低でも修了していないと参加できないということになっています(このあたりは日本の修士と少し年数にずれがあります)。

一方で、学部や学科は問われないと思います。
現にグラスメイトにはMBAや弁護士などもいたので。

それともう一点。このプログラムはAll Englishという点も特徴的です。


とりあえずプログラムの全体像から掴んでいきます。

日本の大学のシステムからしたら考えにくいところも多々あるので順番にいきます。

まず5か国6大学が共同でプログラムを運営しているということ。

それをフランスのMontpellier SupAgro(モンペリエ農業科学高等教育国際センター)というところが中心に動かしています。
ここはフランスの農業系ではどうやらエリート大学らしいです。
そこに加えて
ドイツのGeisenheim大学
スペインのMadrid大学
ポルトガルのLisbon大学
イタリアのTurin大学とUdine大学
の全6大学が参加しています。

この中ではGeisenheim大学が日本のワイン業界では比較的知られているところになります。

ちなみにMontpellier SupAgro卒のワイン関連の日本人は、山梨のドメーヌ・ミエ イケノの池野さん、北海道の平川ワイナリーの平川さんなどがいらっしゃいます。



この方々はきっちりとフランス語で授業を受けてらっしゃいますので私など足元にも及びません。

お2人の日本ワイン界での知名度の高さとは裏腹に、日本人にとって比較的なじみのある留学はボルドー大やブルゴーニュ大とかのような気がします。

話は逸れましたが、多国籍の6大学が参加しているプログラムというのが日本の大学からすると想像しにくいと思います。

具体的には生徒側が2年生の時にその大学に行くこと、授業の際に6大学の先生方がフランスに来るということが主にポイントになります。

これは島国日本ではできない芸当ですね。

それによって各々の大学の得意分野を先生が教えに来るという構図ができます。

それがゆえのAll Englishなんですね。

All Englishであることはこういった利点もあれば欠点もあります。

もちろん出力者である教授がまず80%ぐらいでしか出力できませんし、受け取り手が日本人なら、トータルで教授の伝えたいことの50%ぐらいしか受け取れないような気がします。

そこは後で、自分自身で補填していくしかないです。

ちなみに私はクラスで英語が最低クラスの能力なので、もし得意な方であれば70%ぐらいは受け取れるかもしれません。

でも個人的には論文とか読むのにどうせ英語が必要になるなら、英語ができなくてフランス語ができるよりこっちでよかったかなと思っています。

一番大きなデメリットは学費です。

フランスの国公立の学費って目ん玉飛び出るほど安いんです。
年間数万円です。

ドイツも入学時の登録料(こちらも数万円)だけでいけるなんていう話も聞きます。

しかしこのプログラムは年間9000€かかります(値上がり前は8000€)
100万ぐらいです。2年で200万です。

これは日本の大学院よりも高いです。
日本はだいたい年間50万ぐらいです。

私は交換留学制度からの編入だったので、1年目は日本の大学に学費を納めていたので結果的に節約にはなりましたが、編入自体2例目だそうで、常にできるとは限らないので、方法としておすすめはしません。

おそらく日本人の卒業生が欲しかったんだと思います。

それはそうとドイツ語やフランス語が話せればそっちのプログラムの方が圧倒的に安いのでこれは大きなデメリットになります。
それに当たり前ですが、滞在国の言語を話せるほうが圧倒的に生活の幅は広がります。
英語がいくら世界に通用すると言っても、万能なわけじゃありません。

とりあえず制度上の話はこれぐらいになります。

先ほどの日本人の卒業生が欲しかったという話なのですが、これはこのプログラムのコンセプトに根っこがあります。

というのもこのプログラムは多国籍というのを重視していて、私の去年のクラスメイトは35人20か国という編成になっています。

現在12期目なので卒業生は全部で300人ほど、そこに日本人がいないということがあったので編入も多めに見てもらえたのではないかと思っています。

ちなみに私の同級生の中にはインドやタイといった国からも来ていた人もいたのでいわゆるワイン生産国だけでなくほんと色々です。

年度によってもカラーがあるらしいですが、自分の年は南アメリカのカラーが強く、スペイン系の言語を話す人が多かった印象です。

またバックグラウンドも多様性を持たしており、先のMBAや弁護士といった人も参加しています。

クラスメイトとの会話は基本英語、ただし彼らはお互い母国語で話していたりすることもあり、そういったところにはなかなか混ざれないのでそのあたりは苦労する部分です。

かなりイケイケの人なら問題ないのですが、全体としては英語圏、スペイン語圏、その他アルファベット圏、その他って分かれる感じになるので、班分けとかがあると少し寂しい思いをするかもしれません。

クラスメイトに関しては年の運もあるのでなんとも言えないというのがありますが、基本的にアジア系はあんまりいないと思ってもらえればと思います。

そしてこのままいくとまだ長くなりそうなので今回は一回ここで区切ります。
次回以降内容と、生活全般や授業などもう少し突っ込んでいきたいと思います。


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奥村 嘉之/吟遊酒人

ViniferaEuroMaster/修士2年生。 ワインの技術論とゆるい日々の記憶。 Kindle本「ワインリテラシーとテイスティング入門」配信中。https://amzn.to/2Dk5IHo。 実は美味しくお酒が飲めたら理屈はどうでもいいと思ってます。 人生ちどりあし。

ワインジャーナル

ワインを学んでいるふたりの学生のツブヤキ。
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