「が」は…

「が」は楽曲派の「が」ではなく、ガチ恋の「が」でお馴染みの私です。

楽曲派の言葉の由来はまぁ色々言われてるけど、アイドル(とその曲)を好きになるエクスキューズ的な意味合いから来てるのは間違いなくて、Berryz工房の「あなたなしでは生きてゆけない」なんだろうね、やっぱり。AKIRAさんの趣味全開のティンバランドなR&Bでカッコいい、でも歌ってるのは小学生。いや、ちゃうねん、俺は曲が聞きたいねん曲やねん小学生じゃないねん…みたいな。

ディスコ好き。ハウス好き。シティポップ好き。
ハードロック嫌い。ラウドロック嫌い。
ざっくりこんなところかな。楽曲派が好きな曲の傾向=渋谷系と言って間違いない気もするけど。これ、大昔に自分のサイトに書いたことがある気がするけど、楽曲派ってマッチョイズムが苦手ですよね。アンチマッチョイズムというか、己の肉体を誇示するような音楽は多分好きじゃない。アンドリューWKみたいなのは1周回って好きかも知れないですけど。
あと、昔は多分に宇多丸さんの影響で楽曲派はロック自体はお気に召さないみたいな風潮がないこともなかったけど(あの人基本的にロック畑の人じゃないから)、最近はRAYとかThe Candaceとかゴリゴリのロックをやるアイドルもいるからロック全般ではカテゴライズできないかな。まぁ、間違いなく楽曲派はツーステをやるような曲は嫌いですけど。

僕はTomato n' Pineにどっぷりのオタクだったから、楽曲派=売れないって印象しかなくて。トマパイはそれこそ当時は楽曲派の権化みたいに扱われていましたけど、セールス面では苦戦しててトマパイのセールス枚数が当時の楽曲派のキャパとほぼイコールだと思ってました。アニメのタイアップを除けばオリコンで計上されてたのは確か1000枚ちょいくらいだったんじゃないかな? アイドル戦国時代の真っ只中の日本全国で1000人ちょいだからそんなの微々たるもんですよ。
だからアイドルは楽曲派のカテゴリーを目指さない方がいいです。アイドルとは言え、曲をリリースする以上は曲単体で聞きたくなるようなものを作って欲しいとは思いますけど、そんなのを喜ぶのは好事家だけなんですよ。そしてその好事家は数が少ないんですよ。楽曲派が喜ぶ「曲の良さ」ってのはマスには届かないです。そんなのところを目指すよりオタクがライブで喜ぶクソみたいな曲を作ってた方が(曲の良さとは関係なく)売れる可能性はあるんです。
僕はトマパイが売れなかった時点で楽曲派向けのアイドルは絶対に売れないと諦めの境地です。

エレクトロハウスをやってドームに行っちゃったPerfumeという稀有な存在がいますけど、あそこは何と言ってもアミューズ。


るあさんは楽曲派が嫌いな曲が好みで楽曲派が好きな曲が好みじゃないんだよね…僕と真逆でこれっぽっちも合わなくて一緒にアイドルのライブに行けないです…。