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12球団平成以降ベストメンバー(中日ドラゴンズ)

平成ベストメンバー セリーグラストの球団は「中日ドラゴンズ
早速選考結果を発表していきます。

野手

成績はキャリアハイ年度(主観)

走攻守すべてがハイレベルな総合力の高い選出となった。
リードオフマンには、アライバコンビを擁し、クリーンナップは福留/ウッズ/和田とMVP級の打者が揃っている。
下位打線にもパウエル/ブランコ/立浪と気の抜けない打者を揃えており、打線の完成度はトップクラスだろう。
加えて、守備能力の高さも光る。
ウッズの守備はお世辞にも上手くはないが、センターラインには谷繁/アライバコンビ/福留とゴールデングラブ賞常連が名を連ね、3塁には立浪もいる。
控え野手陣もタレントが揃っている。
一発のある大豊/ゴメス、3割打者のビシエド/森野/大島/平田がおり、大島/平田/アレックスは守備にも優れるメンバーとなっている。
純粋な攻撃性能だけであれば、前述のヤクルトやDeNAの方が上かもしれないが、野手陣の総合力の高さの観点で言えば、セリーグトップクラスのラインナップと言えるだろう。

投手

成績はキャリアハイ年度(主観)

野手陣に関して総合力の高さを指摘したが、投手陣も野手陣に負けず劣らずの総合力の高い結果となった。
先発陣では、沢村賞経験者を4人(山本/今中/川上/大野)擁しており、吉見以外は200イニングを投げるという先発投手としての完成度の高さがうかがえる。
また、これまでの球団の中でも左腕が多いことも特徴的だ。
ナゴヤドームを本拠地としていることによる、投球内容への多少の援護はあるかもしれないが、それでもセリーグ内では巨人に次ぐ完成度の高さだろう。
中継陣の内容は先発陣以上かもしれない。
中継ぎ投手ながらMVP獲得の浅尾と歴代最多セーブの岩瀬が同じ球団に在籍していただけでも脅威であるのに、同時に在籍しともに勝利の方程式を担っていたことを考えると、2000年代中盤から2010年代前半の落合監督時代の傑出度が見て取れる。
浅尾/岩瀬の2人以外にも、長く中日の中継を務めた落合や各時代のクローザーである与田/宣/マルティネスらが控える豪華な布陣となった。
個人的には先発/中継を合わせた投手陣の総合力だけで見ると、セリーグNo.1かもしれない。

総評

野手陣/投手陣共に欠点のない総合力の高いメンバーとなり、セリーグトップクラスの陣容となった。
個人的には、セリーグの総合戦力は巨人/中日のツートップと考える。
思えば、90年代後半からAクラス常連となり、2004年からの落合政権以降は毎年のように優勝争いに絡むチームとなった。
今回選出されたメンバーの多くもその時代に活躍した選手が中心であり、特にスタメン9人のうち、パウエルを除く8人が落合政権経験者と偏った内容となった。
一方で、落合が監督退任後の活躍でメンバー入りした選手は、わずか5人と足元での選手の伸び悩みが露呈している。
(落合は監督しては有能でも、その後のGMとして今一つだったのだろう。)
実際、直近はBクラスとなるシーズンが続いており、これらは無関係ではないだろう。
今後このメンバー入りが期待される選手として、
投手:小笠原/高橋
野手:岡林
あたりをあげたい。

6回目の投稿は以上となります。
これでセリーグは一区切りとなり、次回からはパリーグとなります。
パリーグ1球団目は ソフトバンクホークスを予定しています。

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