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12球団平成以降ベストメンバー(西武ライオンズ)

平成ベストメンバー パリーグ2球団目です。
今回は「西武ライオンズ」、早速選考結果を発表していきます。

野手

成績はキャリアハイ年度(主観)

90年代の黄金期及び山賊打線の中心メンバーで構成された非常に攻撃的なメンバーとなった。
松井/秋山のトリプルスリー達成者とシーズン最多安打記録保持者の秋山による上位から、カブレラ/浅村/中村/山川という長距離砲につながる打線は、これまでのヤクルト/ソフトバンク以上の破壊力。
特にカブレラ/中村/山川の3人は最も少なくて、山川の47本塁打とまさに桁違いの打線だろう。
下位打線の栗山/伊東は相対的に打撃力は劣って見えるが、裏を返せばそれだけ上位打線の打撃性能が優れていることの証左だろう。
守備面でも外野の3人に加え、松井/伊東/浅村とセンターラインにゴールデングラブ受賞者を擁しており、攻守とも全く隙がない。
控え野手陣もスタメンに負けず劣らずの顔ぶれとなった。
キャッチャーとして史上4人目の首位打者を獲得した森をはじめとして、90年代の西武黄金時代の内野陣である清原/辻/石毛/デストラーデといった非常に攻撃的なメンバーが揃っている。
これに、西武伝統の強固な内野陣の一員である中島/片岡/源田が加わる。
一方で、あまりに内野手の候補が強力すぎて、外野手の候補を入れられなかったほど点は非常にアンバランスで数少ない弱点と言えるだろう。
(実際候補として、平野/小関/金子あたりを考えたが、上述の内野陣と比べると格落ち感が否めない。また、先発のW秋山/栗山以外の選手で、90年代の黄金期及び山賊打線の中心となった選手が意外にいないことが今回明らかになった。)
西武ライオンズのチームカラーとしての、野手の攻撃力を如実に表した選出結果と言えるだろう。

投手

成績はキャリアハイ年度(主観)

前回の送付とバンクと同じく非常に豪華な先発陣となった。
沢村賞受賞者が3人(西口/松坂/涌井)、MVP受賞者が2人(工藤/西口)と受賞回数はソフトバンク先発陣と全くの互角。
90年代の工藤から西口/松坂/涌井/菊池と歴代のエースが上手く受け継がれており、先発6人で見た時の総合力の高さは12球団トップクラスだろう。
MVP受賞者の郭や沢村賞受賞者の石井が選考から漏れていることからも、セ先発投手陣の層の厚さがうかがえる。
中継陣に関しては、(意外にも)それなりのメンバーが揃っている。
どうしても西武の中継陣は、優れた野手陣や投手陣と比較して弱点として認識されていることが続いており、実際に直近の優勝時も中継陣の失点を打線の力で無理やりカバーしている印象が強い。
しかしながら、90年代/2000年代それぞれの中継エースである潮崎/森をはじめとして、アンダースローの便利屋 牧田や、現在の勝利の方程式の一角である平良/増田が控えている。
クローザーは全盛期の安定感はNPB歴代でもトップクラスの豊田が務めており、少なくとも今回の企画では中継陣は弱点とは言えないだろう。
最も、2022シーズンのように西武中継陣事態が一時期の惨状から大分立て直してきているので、今後このメンバーに加わる選手が現れるのか楽しみである。

総評

西武のイメージである投低打高のイメージはある意味では正しく、ある意味では間違っている結果となった。
まず野手陣だが、内野手と外野手のバランスが著しく悪いという点を除いて、非常にハイレベルな選出となった。
90年代の黄金期と2010年代の山賊打線が如何に打撃力が優れたチームだったことが見て取れる。
投手陣は投低のイメージとは真逆の穴のないラインナップとなっている。
特に先発陣は90年代から各時代のエースたちによって構成されている西武の歴史そのもののようなローテーションとなった。
現在の西武のエースを務めている髙橋もこれに続く活躍を残してほしい。
中継陣も一時期「俺達」と揶揄された時期からは大分改善がみられているので、今シーズンブレイクした水上を中心に更なる飛躍を期待したい。
一方野手陣は山賊打線のメンバーが徐々に解体されていることから、次の主力となる選手の台頭が待たれる。
今後メンバー入りが期待される選手として、
投手:髙橋/水上
野手:外崎
をあげたい。

8回目の投稿は以上となります。
パリーグ3球団目は 日本ハムファイターズを予定しています。

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