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【DTM初心者必見!】外付けストレージの選び方&おすすめ 〜HDDとSSDの違い〜

アノニマスDTM編集部でございます。

本記事はMacユーザー向けの内容になっております。

DTMを続けていると、ソフト音源やプラグインを購入する機会が増えてきますよね。後者はコンピューターの内蔵ストレージで足りる場合が多いですが、前者は内容によって1TB以上に及ぶこともあります。

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13インチ/M1/MacBookProの場合、内蔵ストレージがSSDで最大2TBまで拡張可能です。

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27インチiMacの場合、最大8TBまで拡張可能です。

外付けストレージの選び方を説明する前に、まずMacのスペック別で価格を比較してみましょう。iMacは除きます。

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13インチ/M1/MacBookPro

メモリ16GB、ストレージ2TBだと258,280円...なかなか良いお値段しますね。DTM初心者〜中級者向けのスペックですが、重たい同時作業や膨大なトラック数を扱うケースでは力不足に感じるでしょう。

M1チップに関する詳細は過去記事をご参照ください。

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13インチ/Intel/MacBookPro

Corei7、メモリ32GB、ストレージ4TBで405,680円(・∀・) 

かなりDTM上級者向けのスペックです。仕事で音楽制作をされる人、プロを目指す人、趣味でも死ぬまでDTMするぞー!!って人は、これぐらいのスペックを備えていればオールマイティーに作業が出来ると思います。

上級者向けとは豪語しましたが、本当は初心者ほどハイスペックなPCを持っておいた方が良いです。

処理能力やワークスペースに余裕があるPCは快適にDTMが出来るので、キーボードクラッシャー的なことしなければ、当分の間は制作で困ることはないでしょう。ハイスペックPCが初心者へ与える安心感は絶大なのです。

また、従来のIntelMacは、M1よりもソフトウェアやオーディオインターフェースとの互換性の面で安定しています。

本題の外付けストレージですが、HDDとSSDの決定的な違いは転送速度にあります。

一般的にSSDはHDDの3〜4倍の転送速度があり、HDDのようにディスクの回転によるファンもなく、省電力且つ衝撃にも強いフラッシュメモリを採用しています。

HDDは回転数によって転送速度が異なりますが、それでもSSDには到底及びません。
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私が使用している外付けはSSDがSamsungのT5(1TB)、HDDがG-TechnologyのG-DRIVE(4TB)です。

3TBも違いがあるのに、価格差はなんと約5,000円。両者のスペックを比較してみます。

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G-Technology / G-Drive

USB3.0、転送速度は最大130MB/s...決して高速とは言えません。

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Samsung / T5

USB3.1、転送速度は最大540MB/s。質量も51グラムと軽いです。

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別途ソフトウェアをインストールすれば、パスワードが設定出来ますのでセキュリティーも万全です。

実際に比較したから言えるのですが、T5とG-Driveにソフト音源を保存した時の書き込み時間は圧倒的に前者が早かったです。

音源をDAWに読み込む際も同じで、HDDはやはり遅いです。高額なソフト音源(特にオーケストラ系)はロード時間が長く、DAWを開いたは良いものの、作業開始までにタイムロスが生じます。

HDDは電力の消費が大きく、作業内容によってはPCの動作が不安定になります。この辺りはPCのスペックも関わってきますが、音源ライブラリやプラグインを外付けに保存する場合は断然SSDを推奨します。

以下、使用例。

HDD:仕事のデータやプロジェクトファイルのバックアップ用
SSD:音源ライブラリやプラグインの書き込み&読み込み用
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より高速で安定した作業に臨みたい人はSamsungのT7Touchがおすすめです。指紋認証付きで、最大転送速度は驚異の1,050MB/sです。USB規格も3.2にグレードアップしています。

いかがでしたか。

HDDは大容量備えていてコスパも良いですが、転送速度が遅く、過多な電力消費に加えファンも気になるところです。

SSDはあらゆる面でHDDに勝っていますが、いかんせんコスパが悪いので、予算がきつい人は購入前に自分がどれぐらいストレージを消費するか見極めて買う必要があります。

HDDで全てのデータを管理するか、SSDで全てのデータを管理するか、それとも両者を上手く使い分けるか...。

買い方はあなた次第(・∀・)b

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