ChatGPTとは...??
アノニマスDTM編集部でございます。
最近話題の『ChatGPT』ですが、「実際どんなもんなの?」って名前しか知らない人も多いかと思います。
ざっくり説明すると、AIがチャットで分からないことを教えてくれるサービスです。テキスト版Siriと考えてくれれば良いかと。
こちらのまとめサイトがChatGPTの概要を分かりやすく解説しているので、詳しく知りたい方はご参考ください。
ChatGPTの認知度・利用率
まずはChatGPTが世間でどれほど認知されていて、どれぐらいの人が使っているかを見てみましょう。
NRIによる調査では、ChatGPTを知っている人の割合は全体の61.3%、利用したことがあると回答した人は全体の12.1%です。
認知・利用のいずれも男性の割合が大きく、利用率では10〜30代が顕著です。
ChatGPT知ってるけど、使ったことはない人が圧倒的に多い結果となっています。
2ヶ月後の調査では、認知度で全体+7%、利用率で全体+3%です。認知度では女性全体+10%、内10代女性の割合が+30%と増加が目立ちます。
利用率では10代男性+20%、20代男性+12%、10代女性+13%とそれぞれ若年層の増加が目立ちます。
2か月という短いスパンで考えれば、認知度も利用率も著しい増加傾向にあると言えます。
NRIの調査は対象地域が関東圏のみであることに加え回答者の人数も分からないので、いまいちピンと来ない方もいると思いますが、なんとなくの指標として見ていただければ良いのかな〜と。
業種別の利用率、用途別に関してはNRIのサイトでご確認ください。
以上の結果から、ChatGPTの認知度や利用率は今後も増加していくことが予想されます。
ChatGPTにDTMの質問を投げてみた
DTMをする上で、ChatGPTが役に立つのか、筆者はDTMerの視点から検証することにしました。
これからDTMを始める人を想定し、質問を投げてみました。
丁寧に回答してくれましたが、知識0の初心者には理解が追いつかない点もあると感じます。分からないワードは調べる、再度ChatGPTに聞くなど、一手間置く必要がありそうです。
今度はおすすめのオーディオインターフェースについて質問してみました。
まず目に付くのは、2021年9月時点の情報であること(バージョン:1.2023.249)。
オーディオ機器は数ヶ月で新製品、次世代モデルが出る場合もあり、ソフトウェアに関しては修正や新機能の追加等が頻繁に行われますので、ChatGPTの回答は参考程度に留めるのが良いでしょう。
ApogeeのDuetは旧モデルと新モデルでは外観と機能性に大幅な違いがあります。
DSPプラグイン、サンプリングレートなどの専門用語はテキストリンクや注釈があると嬉しいですね。
Babyfaceの現行モデルは、フェムト値を実現した超精密クロック(Steady Clock FS)を積んだBabyface Pro FSです。
改めてChatGPTの回答を見ます。間違ってはいないですが、可もなく不可もなく、いまいち決定打に欠ける内容です。価格が高いのは異論なし!
余談ですが、筆者が現場で働いてた頃、Babyface Proは税込みで9〜10万程度だったと記憶してますが、コロナ以降、気付けばありえないほど値上がりしてました。
続いて、「オーディオインターフェースの買い換えを検討していますので、おすすめのオーディオインターフェースを教えてください」と投げてみました。
最初の回答よりはマシかなーと思います。用途別に紹介してくれている点は丁寧です。相変わらず品名は突っ込みどころ満載ですが・・・。
ストレートにDTMを今から始めると分かるような質問よりも、自分の最も実現したい、もしくはそれに近いニュアンスを文中に含めることで、的確な回答が期待出来そうです。
続いては、操作方法に関する質問を投げてみました。内容は右記の通りです。「LogicProXのMIDIトラックと外部のMIDI機器を同期させたい」
順序に沿って説明されており、とても分かりやすいです。DAWのヘルプ機能は項目が多すぎて、知りたい操作方法や機能について検索しても、なかなかドンピシャヒットしないです。
ハードウェアはともかく、ソフトウェアに関する操作方法、その他不明点はChatGPTに聞く方が良い場合も有りそうです。
ChatGPTの良い点・悪い点
ざっくりではありますが、ChatGPTの良い点と悪い点を下記に挙げてみます。
おおよそ、こんな感じでしょうか。
声を発さない分、Siriよりは気軽に使えます。期待値以下の回答があった場合は、文言を工夫するとドンピシャな回答が期待出来ます。
まだまだ改善点があることは否めません。
有料版のChatGPTは更に有能?
サブスクを利用するとGPT-4にアップグレードすることが出来ます。月額3,000円はなかなか攻めてますよね。
GPT-4では画像の入力も可能になり、レスポンスが速く、曖昧な質問にも的確な回答をしてくれるなど、かなりのハイスペックを持ち合わせていそうです。
詳しくは公式サイトでご確認ください。(英語表記)
最後に
0の状態よりも、ある程度は自分で調べた上で質問するのがChatGPTの一番賢い使い方だと思います。
プログラミングやSEOの知識が必要なIT、WEBの業界では、例えばhtmlコードやCSS、検索エンジンに最適なキーワードをChatGPTから抽出するなど、有効活用出来そうです。
が、多くは検証程度に留めるだけで、それを業務レベルで使うというのは、無料版では難しいでしょう。
有料版は、もしかしたら業務用で利用している企業もあるかもしれません。
ただ、何でもかんでもAIに頼るのはよくありませんので、分からないことがあれば、まずは自分の脳みそを働かせましょう!
タイトルは結局自分で考えました。
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