FIP診断まで#1

8/12にうちにやってきた子猫、ろくがFIPという猫の難病を患った。診断がつき治療が開始されるまでの様子についてです。
そもそもろくは、譲渡会の日で会った時から風邪をひいていました。譲渡会の後、家に来るまで約2週間あるので、保護主さんは「おうちにお届けできる頃には猫風邪も治ってると思います」と言ってくれた。
待ちに待った8/12。
てんちゃんも、ろくたんも、環境変化のせいか風邪気味でてんちゃんは涙で目の周りがすぐぐしゅぐしゅになってしまったし、ろくは当日は落ち着いていたものの次の日、また次の日とくしゃみ・鼻水・鼻くその症状が目立ってきた。てんちゃんは涙による涙やけで目が茶色く変色してしまった。
家に迎えてから5日後の8/18には保護主さんと相談し近医を受診することになった。来て数日しか経っていないのに受診かよ、とか内心思いながら、でも心配なので2匹連れて行くことに。その時は猫風邪の診断で、とくにろくはてんちゃんよりも重症で鼻気管炎を発していると。ひとまずインターフェロンの注射を打ち、1週間分アモキシシリン・トランサミン・整腸剤が入った感冒薬と点眼薬をもらい帰宅。当時確か熱は40度くらいあったような気がする。初めの数日間は全然よくならなくて、日に日に重症化していき咳き込んで辛そうだったので週2ペースで再診した。追加でインターフェロンを打ってもらい対処するしかなさそうであった。今思うとあんなペースで病院に連れて行かれては注射を打たれて。本当に可哀想だった。ごめんね。
薬を飲み切って、再診。ようやく症状の方は落ち着いてきて、薬、効いてるのかなーなんて思ったが熱が下がっていない。39度台。そこからは約1ヶ月同じことの繰り返しであった。ひたすら抗生物質投薬、受診した時にインターフェロン。
「まだ子猫だから解熱剤も使えないし免疫が低いからだと思う。人間で言うと微熱かな。」
それの繰り返しだった。決して悪い先生ではないが、熱が下がらないことを保護主に相談したら、そろそろ次の選択肢として採血が視野に入ってくるはずなのにねえなんて言われた。的確すぎる。
そして、「熱まだ下がらないの?」と。「お腹異常に張ってたり、片目が濁ってたりしない?」と聞かれた。
なんのことだよって思ってネットで「猫 お腹張ってる」とか「猫 片目 濁り」と検索した。どれも関連にゾッとする病名が出てきた。
FIP 致死率100% 
発症から数日で死に至る。治療法はなく安楽死が選択される。抗生剤投与で解熱しないことが特徴。ウェットタイプとドライタイプがありウェットタイプでは腹水や胸水が貯留するのが特徴。ドライタイプは症状は多岐に渡り多臓器に影響が出る。
といったようなことが出てきた。
ここで初めてこの恐ろしい病気について知った。保護主はこの病気を疑って聞いてきてるんだとすぐ分かった。お腹も張っていないし、目も風邪気味で瞬膜が出てるけどこれは来た時からずっとだしなぁ…と自分に言い聞かせ、
「それらの症状はないです。」と伝えた。

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