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M1 Mac Book Pro 13.3インチ8GB 256GBでLogic Proの最大トラック再生数を試してみた

このテーマには非常に興味があり、Youtubeで今まであれこれ検索してきたが、やはり自分でやらないと信憑性が無い。しかし、実機が無いから試せない…なんて思って、店頭でMac Book Proを触っていたらひらめいた。

いまここで何トラック動くか試せばいいんじゃん。

客もたいしていないので、Logic Pro上で何トラックぐらい動かせるのか?サクッと試してみることにした。

試したマシンはMac Book Pro 8GB 256GBモデル。8 core 8 GPU coreのモデルだが、GPUはさほど影響を与えないはずだから、Mac Book Air 8GB 256GBモデルのテストと考えても問題無いだろう。

CPU負荷高めになるかな?ってことで、Alchemyを何トラックまで挿せるか?を簡単に調べてみた。ちなみに、各トラックにイコライザーは刺していない。マスタートラックにだけAdaptive Limiterを刺してみた。ガチ検証目的ではなく、ざっくりどれぐらい行けるの?という興味からだからだ。

結果がこの写真。

Drummerトラック1トラックの他に、Archemyが70トラックぐらいは動いた。
オーディオ環境設定を変更し、スレッド数を8つ、バッファサイズは128。バッファの設定を『大』にしてみてのテストだ。

不思議なことに、バッファサイズを256や512にあげてもパフォーマンスは改善しないどころか、システムオーバーロードになってかえって悪い結果になった。不思議ではあるが、こういうものとして割り切れば良いだろう。

メモリは7GB弱使っているようだった。
もしエフェクト系プラグインを追加で使ったり、サードパーティ製のシンセを組み合わせる、サンプル系の音源を使うなら、やはり16GBがあると気楽なんだろうという気がする。

編集の仕方によるが、トラック数を絞るより、セクションごとにトラックを用意して編集する方が楽だからだ。とはいいながら、エコ運転するならトラック数はもっと絞れるし、スケッチならそれで十分な気がする。純正エフェクト挿したり、サードパーティプラグインを使って30トラックぐらいが安定して鳴らせられるならスケッチ目的で考えたらそれで良いのでは無いかな?なんだかんだいって、スケッチ中は試行錯誤の一時置きトラックが増えるので、30トラック以上のキャパがあったほうが経験上良い気がする。

がっつり作り込みは自宅のハイパワーマシンにプロジェクトを引き継いでやった方が作業性という意味でも良いと思うが、アイデア出しは出先のカフェとか、周りに人がいる環境の方が作業のモチベーションという意味でもアガる。

たぶん、作業性からも出先のカフェとかではグルーブ選び、メロディーラインをlogic付属のキーボード入力で入力、コード進行をAIツールでつくりあげる、オートメーションを描く、ぐらいしかやれない。

でも、そんな作業でもカフェでやるのは満足感は高い気がする。おれカッコいい、みたいな勘違いって人生のクオリティを上げるのには大切。

ちなみに、脇にあったMac Book Pro 16インチ(M1 Pro)で同じことをやったら以下の写真の通りになった。

130トラックぐらいはいけた。
メモリは11GBぐらい使っている。

トラック数があがるとやはりメモリもそれだけ使うみたいだ。

ざっくりテストではあるが、やはりここから分かるのは、スケッチと言えどもマシンを長く使いたいのなら、16GBは積んでおいた方がやはり良いだろう。

さて、SSD容量だが、メモリと違ってこちらはUSB3で拡張が可能だ。

スケッチにどのクオリティまで求めるか?次第であなたのセンスに委ねられる部分ではあるが、子育て中サラリーマンの立場から言わせて貰えば、容量は絞った方が家庭が平和だ。

ロジック付属音源はクオリティが高くバラエティが豊かなので、基本OmnisphereやKontakt系、SD3のようなサンプルおばけはインストールしない方が精神衛生上も良さそうだ。

これらは毎回認証は不要だったような覚えがあるが、何よりも、最近の諸々プラグインは認識アプリを起動しないといけない。これがなんともイラっとする。出先で軽やかに作業する際のストレスになることは間違いない。それならば、極力追加プラグインは入れない方がいい。

参考までに、以下、いくつかのプラグインについて、インストールに必要な容量を載せておく。

235GB - SD3
11GB - XO
16GB - V Collection 7
77GB - Keyscape
64GB - Omnisphere2

DAWはこんな感じ。

Logic Pro 72GB(フルインストール)
Ableton Live10 最大76GB

家庭用なら家族動画編集をするので…

Final Cut Pro 3.8GB

OS自体が使う容量…

Big Sur 35.5GB
Monterey 26GB

…なんか結構容量使うね⁈

その他に、動画自体のサイズ、iCloudの写真などの容量が結構載ってくるはずだ。

256GBで本当に足りるのか⁈

音楽の面ではLogic純正音源、Ableton付属音源の他に、XOとV-Collectionを追加する…ぐらいが出来れば十分ではないか?

そう考えると、出先スケッチ用と割り切ったとしても、マシン自体は256GBではやはり足りないようだ。512GBは必要なようだ。うーん、256モデルでいけそうに最初は思ったんだがなぁ。

256GBならApple Storeで24回払いで買えそうじゃない?と最初は思ったが、512GBだとちょっとキツイ水準に入ってくる。

最後に、13.3インチMac Book ProなのかAirなのか?という点だが、ある理由で僕はAirの方が良いと思った。それは、トラック編集中に、13.3 Mac Book Proは音量調整ボタンが消えて押せなかったのだ。何か方法があるのかもしれないが、調べる気にはなれなかった。

自分の製作スタイルだと耳を守るために、結構頻繁に音量調整をする。

出先にRME Babyface FSを持ち出して作業するのであれば、オーディオI/Fのボリューム調整の方を使えば良い話だが、大抵オーディオインタフェースは持ち歩かずに、急にカフェで暇だからやろうかな、と思い立つユースケースが多い気がする。

であれば、やはり、Airじゃないかなと思う。

13.3のタッチディスプレイ見た目はかっこ良いんからモチベーションあげるには良いんだけどね。マイナスがある中では正直、使わない気がする。

以上、自分の中ではMac Book Air 16GB 256GBモデルの24回払いが現実的にバランスの良いラインだと最初思ったが、色々やりだすとやはり512GBいるよねっていう結果になってしまった。

Apple Storeでお値段はこんな感じだね。

256GB

512GB

やはり、買うのは厳しいかも…。

さぁ、あなたならどう割り切り何を削りますか?

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