デレマス大喜利の話

本日、アイドルマスターシンデレラガールズ大喜利会という「奇跡」に参加してきました。「アイドルマスターシンデレラガールズ」のお題しか出ない、デレマスのことをいくら言っても受け入れてくれる最高の空間。奇跡としか言いようがない。今回が5回目。僕は前回からの参加でした。

↑これ素晴らしすぎるので読んでください。全部書いてある。

前回参加して本当に衝撃を受けたのが「憑依大喜利」という、好きなアイドルになりきって大喜利をするという企画なんですけど、これがちょっととんでもなく凄過ぎて、しかもトーナメントになっているということでその凄さを倍増させている他の大喜利では味わえない経験をさせて頂き、前回は2週間ぐらい憑依大喜利のこと以外考えられない体になってしまいました。そして今回優勝させて頂きました。1か月ぐらい引きずりそうです。


色々なものを割愛して今回の自分の憑依大喜利の話をします。

前回の虎猫さん(日野茜を選択し続けて優勝した)を目の当たりにして思ったのは「これは大喜利の面白さだけで優勝するというわけではない」ということでした。もちろん大喜利トーナメントという名前である以上、大喜利の強さが一番大切なんですがそれ以外の要素(アイドルへの愛、憑依の仕方、ストーリーを作る)が多く含まれていて、戦略として色々な方面から勝ち方を考えることができるなーという感じです。(前回の虎猫さんがトーナメントであるということを活用して「日野茜が勝ち上がるストーリー」を作り上げるという良すぎる戦い方をしていて、今回きらりを選んで「大喜利初めてでよくわかんない」という所からスタートしていて震えました。凄すぎる)


今回僕が選んだのは森久保と幸子でした。前回は森久保と「大喜利しやすいフォーマットがある」という理由で李衣菜を選んだんですけど、それだと結局「李衣菜を使ってレッドブルつばさが大喜利をする」ということになり、他の方がアイドルを憑依させてパワーアップしているところに単身乗り込むのは得策ではないと思って、憑依しやすい思い入れがあるアイドルだけを選ぼうと決めていました。それで勝てるのが一番良いし。もう今日は「大喜利をしに行く」ではなく「森久保になりに行く」という感じでした。


一回戦、森久保を選んでみて普通にヤバいと思ったのが「森久保になりきりることだけを考えすぎて、回答を出す基準が”森久保が言うかどうか”だけに絞られていて大喜利に集中できなかった」ということでした。これが結構弊害になることが多くて、好き過ぎるあまり面白い回答が思い浮かんでも「こんなこと森久保は言わない!!!!」という感情になり、結構後手に回ってしまいました。周りがパワー系の回答でガンガンウケているのを見てめちゃくちゃ焦った~。森久保7大喜利3ぐらいでした多分。結果的にギリギリ勝ち上がれたものの正直ここで「今日は優勝はできないな」という感情になって、一回戦の反応が良かったらストーリーを作るという意味も込めて森久保を貫き通そうと思っていたんですけど、このあたりから好きなアイドルを憑依して楽しむという方向にシフトして次は幸子を選びました。(最近本当に幸子が好き過ぎる)

完全に流れを止めるのも勿体なかったので「森久保が逃げたので代打で登場」という形にして最後の回答で森久保を再登場させて「この空間には森久保と幸子がいる」という状態を作れたのは(見ている人には何にも思われないことかもしれないけど)個人的には良かったです。チャンスがあったらその次もこの二人のやり取りをやるつもりでした。(この二人が同い年なの本当に好き)

で、幸子で敗退。普通に「ごめん幸子・・・」って思いました。でも割と大喜利寄りの脳になれたので良かった。

後が無い状態で次は森久保を選択。お題の相性が良くて森久保を逸脱せず自分が好きな大喜利もできて良かったです。ここで勝ち上がれたの本当に嬉しかった。森久保の「○○くぼ」を存分に使いました。「食べくぼもり」「ムリムリステーキ」がお気に入りです。

決勝は普通に大喜利強い人が出てきて「普通に大喜利強い人が出てるじゃん」と思って笑っちゃった。最後に森久保を選ぶのは決めていた上にお題の「どんなCMですか?」が出た時も森久保で出しやすそうだったので即決でした。一答目の「森久保が出ない」の後は、どんな方向で行くか迷って「そもそも森久保は普通にCMとか出なさそうだな・・・」と思って既存のCMのパロディや商品を使うのではなく、「森久保が変なCMに出ている」という方向性で考えたら割と出ました。凛とかインディヴィジュアルズとか出せてよかった。周りもめちゃくちゃウケているのがわかって優勝は全然無いと思っていたので本当にびっくりです。改めてありがとうございました・・・


ここからは雑感と言うか色々思った事です。

自分の大喜利は森久保に合っているのでは?と思いました。森久保がよく使う「○○くぼ」とか変な造語とか、割と普段から自分がやっている大喜利と近いところがあってやり易さがありました。うまい具合にシンクロできる部分もあってそういう所がとても良かった。

先ほども書きましたが、多分自分は「大喜利がしやすそう」ではなく好きなアイドルを憑依させた方がいい方向に転ぶんじゃないのかなーと思いました。本当に好きで人間性とかを深く掘り下げれてないと、重要な場面で手癖が付いた普段の大喜利をしてしまう気がするので、どんな時でも憑依したアイドルでやりきれるぐらいの愛情を持っていた方がいいとは思います。しかも普通の大会と違い「アイドルへの愛があるかどうか。しっかりと憑依できているかどうか」という所が審査のポイントにもなっているので、そこは考えれて良かった。そうなってくると担当アイドルを憑依させるのが審査員的にも会場的にも一番良いとは思うんですが、そこで「大喜利がしやすいかどうか」という壁に当たったりもするので難しいところですね・・・自分は運よく大喜利しやすい森久保かつ普段の自分にも合っているので問題は無いんですけど、めちゃくちゃ難しい人もいますよねきっと。

なので勝つために「大喜利がしやすそうなアイドルを探す」というよりは「森久保を自分に入れる」という作業を前日からしていました。デレステの森久保のコミュを見返して(←最高)そのことについて書いた自分のブログを読み返して、森久保の音MADを聞きながらpixiv百科事典を読みこんで「さよならアンドロメダ」をデレステ風にしている動画を見て完全に入れていきました。(幸子に関してはちょっとツメが甘くて、途中ボーっとしてたら普通に「私」と言ってしまいそうになりました。あぶねー。そういうのが一番響くので。そういう意味でも思い入れのあるアイドルを入れる作業は本当に大事だと勝手に思っています。軽い気持ちで佐藤心とか手を出さなくてよかった)

あとはもう単純に「森久保になれる」というのがもう良すぎるんですよね。本当に好きすぎる上に自分と重なる部分が多すぎて「自分は森久保なんじゃないか?」とか思ってしまうキモ思考回路を持っているんですけど(自己紹介で「諸説ありますが僕が森久保です」と言ってしまいました)憑依大喜利という名目でそれを全肯定してくれる空間がたまらなく素晴らしく、それだけでありがとうございますという気持ちなのに、森久保で勝つことにより「森久保をトップにすることができた」というプロデューサーとしての感情もあり、もう全てが最高です。本当に。

こんなに素晴らしいものをこの世に存在させてくれてありがとうございます。次回も絶対に参加します。


森久保おめでとう・・・おめくぼ・・・・

頂いたサポートでドトールに行って文章を書きます