『リバー・ランズ・スルー・イット』~ただ、ただ、美しい...叙景詩であり叙情詩。ブラックフット川が育んだ賜物~
皆様、こんにちは。
今回の作品は情景がとても美しい映画となっております。
カメラという動画記録が作者の目を通して、どれだけ真の自然を美しく詩的に描けるか。
私達の目、音、触感、匂いなどの感覚器官をどれだけ満足させることができるか。
いつでも観たいという気持ちにさせることができるか。
絵画でもなく、音楽でもなく、写真でもなく。
五感で感じる思い出をそのままの新鮮な状態でパッケージ化するという映画の可能性を広げてくれる作品です。
冒頭シーンでは、川のせせらぎの心地よい音と共に、川面の優しいゆらぎが映し出されます。
一人の老人が慣れた手付きで針にドライフライという疑似餌を付けています。
モンタナ州ミズーラ、大自然の豊かな森林とそこを流れる大きな川が横たわった町に住むマクリーン親子。
父親は牧師をしていて、厳格ではあるが、二人の息子に愛情を持って育てています。
母親は父の教育方針についていくという感じでどことなくマクリーン家では存在感がひかえめ。
長男のノーマンがこの作品の主人公でナレーター役です。
この作品は年老いた彼の追憶という形で描かれています。
父に比較的従順な息子ノーマン。
次男のポールに対しては兄弟ならではの嫉妬心があり、それでいて愛情もあります。
どこか神にも愛されているかのような孤高なポールに対して、ノーマンは人間的。
次男、ポールは厳しい父の教育環境にも反発しながら、自分の芸術性を高めて成長していきます。
牧師の父の厳しい教育環境によって、卑屈になることはなく、彼独特の生来の精神性をそのまま持って成長していきます。
モンタナ州ミズーリのとある森林業のさかんな町で二人の兄弟は育ちます。
舞台は第一次世界大戦後のアメリカの好景気1920年代です。
牧師の父の教育のもと、厳格な質素な見本的な生活を送っていました。
父親はメトロノームでリズムを刻みながら、フライフィッシングのロッドのキャストを息子たちに教えました。
兄弟の友達は学校で学んでいますが、マクリーン兄弟は父の元で読み書きをじっくり学びました。
兄のノーマンは新聞記事の要約を何度もさせられます。
心地よい午前の勉学の後、午後は開放的に遊びに繰り出して行きます。
父親は文章を書くことの他に、人生を楽しむこととしてフライフィッシングを息子たちに教えます。
フライフィッシングの教えには、自然との調和の中に神を感じてほしいという父の思いがあったのでしょう。
父親は釣りの中にも精神性を追求させます。
釣り竿を後ろに傾け、糸を川面に投げ込むリズム。
竿を後ろにしならせ、停止させる。
すると急停止した竿によって、糸は一瞬美しい横Uの字を描き、キャストの瞬間まで糸の緊張が続き、ゆらゆらと流れる水面にフライが放たれます。
昆虫たちが生命の弧を描き乱舞するような軌道を模して...。
兄弟は町での大人のケンカを見て真似てみたり、売春宿をこっそり覗き見したり、社会というものを自分の目でしっかり確認しながら成長します。
ポールは朝食の麦を食べるのを拒否したことがありました。
父親は食べ終わるまで食卓を離れることを許しません。
しかしポールは昼食まで拒み続けました。
ポールは苦笑いしました。
やがて彼らも青年になり夜中に家を抜け出し、町の仲間たちと夜遊びします。
そんな兄弟の町を雄大に流れるブラックフット川。
その中で、ポールは度胸試しをしようとボートで急流下りを提案します。
意気揚々とボートを運び滝にやってきます。
水量が浩大で、水流が獰猛で、飛瀑する滝をまざまざと眺め入っていました。
仲間は怖気づき縮みあがって参加しません。
ノーマンは弟ポールへの対抗心と兄であるプライドからでしょうか、心ならずも激流と堅固な岩々、急落下する滝に挑戦します。
兄弟はオールを匠に扱い果敢にボートを操縦し、阻む岩からコースを変えます。
しかし待ち構えていた滝の急降下に真っ逆さまに落ちてしまいます。
渓流の瀑布に飲み込まれて激流に振り落とされてしまいました。
岩場に激突し裂けたボートを発見した仲間たち。
慌てて駆け寄った一人の仲間の背後からビックリさせるようにポールが出てきて、取っ組み合いをします。
ポールの確固たる決意と恐怖心を知らない度胸、普通の人とは違う命の危うさ、型破りで破天荒さを秘めていました。
簡単に命を ”賭け” に捧げました。
父に説教をされるノーマンとポール。
その後ノーマンが一人朝食を食べていると、ポールがやってきます。
ノーマンは苛立ちをおぼえていました。
弟への劣等感から馬鹿なことをして母を心配させたこと、父に怒られたこと、そして弟に擁護されプライドを傷つけられたことに。
一方、川下りの興奮から冷めやまない弟。
ポールは苛立っている兄の朝食に嫌がらせをします。
ポールはサンドイッチにサーディンを大量にのせてパンを押し付けました。
そこでノーマンとポールは生まれて初めて殴り合いのケンカをしました。
母親が決死に止めに間に入りますが、ケンカの勢いで足を滑らせてしまいます。
深いミズーラの山の森林に鳥の鳴き声がこだまします。
大量の太陽光線が当たり黄金に光った川面。
豊富な水量の川に荘厳な川のせせらぎが響き渡ります。
移動する度に陽気に跳ねる水しぶきの音。
時の緩急をもたらすリールを小気味よく巻き上げる音と竿のしなる響き。
ラインの軌道で瞬きほどの短い時間に美しいUの字を何度も形づくります。
ノーマンは針に食らいついた鱒をいたわるように自分の近くに寄せてきて、銀色に光る腹を優しく抱きあげて、微笑みます。
その時ノーマンは少し上流で竿をしなやかに振るポールの姿に美というものを感じました。
ノーマンは森林の空気、川の流れ、鱒の動き、ラインの軌道、竿のしなりすべてに調和し一体となった弟ポールの姿に見入っていました。
最後に親子3人で釣果を披露します。
岸辺にノーマンとポールが釣ったきれいな文様の鱒が並びます。
父親は籠からそれは大きな鱒を得意げに取り出して、兄弟が釣った鱒の隣に並べました。
ノーマンとポールはこの大きさはありえないという顔でした。
父親は大きな鱒を釣り上げて、得意げな顔をして笑いながら我が家に帰途に着きます。
やがてノーマンは故郷を離れて勉学のために、アメリカ東部にあるダートマス大学に進学します。
そして文学を修め、スポーツを楽しみ、仲間たちとの交流で人間を知り、成長します。
ここに幼き頃から習慣としていたノーマンの文芸の才能が花を咲かせます。
ポールは地元の大学に入り、その間もブラックフット川で幻の大物を追い続けていました。
大学を卒業した後、近隣の市に移り新聞記者として働いていました。
ポールもまためったに父と母の元に帰らなくなっていました。
ノーマンは意気揚々と煙を吐き出す機関車とともに故郷に帰ってきます。
車窓には田園、森林、丘、谷など懐かしい故郷の風景が広がっていました。
ノーマンは懐かしそうに笑みを含ませながらその風景を見つめていました。
故郷を離れてから6年の歳月が経っていました。
プラットホームでは少し老いた父と母が愛する長男の帰郷を待ちわびていました。
停車しようとする列車にノーマンを確認した父親は喜びのあまり手を高らかに振ろうとしましたが、威厳をもたそうとしてそっと下ろしました。
ノーマンは家の雰囲気にどことなく変化を感じていました。
それはノーマンが帰郷したにもかかわらず、ポールが顔を見せに来なかったという些細な出来事からでした。
ノーマンは自らポールが働く新聞社を訪れて会いにいきます。
雑談中のポールはドア越しにもたれかかっていた見覚えがある顔を発見しました。
兄弟二人は抱き合い、6年ぶりの再会を喜びます。
懐かしいブラックフットの川に帰ってきたノーマンは立ち止まって微笑みました。
6年前と何も変わらない懐かしい生命の匂いと、輝きに満ちたこがね色と濃緑の世界が横たわっていました。
久しぶりに共に釣りを興じた兄弟たち。
ブランクで勘が戻ってこないノーマンに対して、ポールは悪気なく手ほどきします。
ノーマンは少しムッとします。
嫌がるノーマンに気づいたポールは兄を思い遣って一人で上流へと向かいました。
ノーマンは慎重に狙いを定め、竿に全集中します。
竿のしなりを解き放ち、ラインの重みを感じながら鱒が潜んでいそうなポイントにキャストします。
川の流れとドライフライの調律があった瞬間でした。
鱒は川面を移動する影にたまらず飛びついた瞬間、ノーマンはまたとないタイミングで針を鱒の口に合わせました。
鱒が川面の上をピチャピチャと跳ね踊る軽快な音に合わせてリール音が追いつきます。
鱒の重みで竿とラインが柔らかくしなりました。
久方ぶりの鱒との格闘に勝利したノーマンは満足感を体中で味わいました。
ノーマンはふとポールのことが気になり覗きに行きます。
ポールはノーマンと会っていない間にまた技術が上がっていました。
川と一体化する弟に見惚れていました。
その時ノーマンの弟への劣等感は憧れ、敬意の念そして愛情に変容していました。
帰郷して何も変わっていなかった雄大な川の偉大な包容力がノーマンの心を包み込んでいました。
しかし、ポールの私生活は荒れ果てていました。
ある夜の独立記念日のパーティーでノーマンはジェシーという女性に一目惚れします。
そして兄弟でダブルデートになります。
ポールが連れてきたのは先住民の女性です。
まだまだ差別が色濃く残る1920年代。
ノーマンたちがやってきた酒場では先住民の立ち入りが禁止されていました。
しかしポールはかまわずに入店します。
周りの客の目線に対して、堂々と睨みつけるポール。
さきほどまで店員の態度に憤っていたメイベルはポールの方を見てにっこりと笑います。
ノーマンはジェシーの優しい人柄を知りました。
そして4人は出会いを祝して乾杯します。
ジェシーはノーマンの即興の詩に驚きと尊敬の念を持ってノーマンを見つめます。
新聞記者としての記事も有名で社交的なポールはジェシーと気が合います。
先住民の女性とポールは激しくも華麗なダンスを周りの客に見せつけるように踊りました。
年老いた閉鎖的な時代を爽快に突き抜けるような二人のダンスでした。
ポールの破天荒な性格は少しも変わっておらず、生まれつきの反抗心がそのまま閉鎖的な町やその時代に対しても不服従を貫き通すように拡大した感じでした。
新聞記者という職業からもそんなポールの気質を垣間見ることができます。
ノーマンもジェシーをダンスに誘いました。
あくる日、ノーマンはジェシーに告白のラブレターを送ります。
ノーマンの手紙:「
」
ポールは昼間に酒を飲むことがあり、夜には博打小屋に入り浸って膨大な借金をしていました。
ある夜、ノーマンは警察署からポールがケンカで先住民のメイベルと共に捕まっているという連絡を受けます。
身柄を引き受けた帰り道。
ポールはノーマンの言葉を遮りました。
ノーマンはジェシーに頼まれてハリウッドから帰郷していたジェシーの兄を釣りに連れていきます。
ノーマンはポールに頼んで釣りの約束をしました。
ジェシーの兄は売春婦を連れて酔っ払ったまま釣りに来ました。
呆れ果てたノーマンとポールはジェシーの兄に愛想を尽かします。
ノーマンは彼の言った言葉に、ポールの顔を見ました。
ポールは自分もそうかもしれないと感じたと思います。
ポールは自分を憐れむようにジェシーの兄のことを感じたと思います。
ジェシーの兄は日中裸で寝てものすごい日焼けになりました。
ジェシーの兄を家まで送った時にノーマンとジェシーは険悪になります。
その夜、一家は久しぶりに夕食を共にします。
うなだれて食が進まないノーマン。
ポールは陽気に父と母を会話で楽しませます。
ポールはジェシーがノーマンに言ったセリフを言いました。
ポールは親孝行にも父と母をたくさん喜ばせました。
帰ろうとするポールに父と母は落ち着きなく不安そうに寂しがります。
ポールが退席した後、父と母は気落ちしてそのまま食事は終わりました。
ノーマンのいない間、父と母にとってポールは太陽のような存在になっていたんですね。
ジェシーの家族みんながジェシーの兄に絶えず気をつかうシーンと似たものがあります。
ジェシーの一家は落ちぶれた家の希望のような存在として、ジェシーの兄に過度に丁重に接していたんですね。
人間の寂しさ、喪失感、空虚感を感じる一幕だと思います。
ノーマンにかねてから応募していたシカゴ大学から教授への依頼がやってきました。
ノーマンは手紙を読み、歓喜に震えます。
父親の書斎からワーズワースの詩の一節が聴こえて来ました。
ノーマンは静かに近寄りその声に呼応し目を合わせながら共に吟じます。
離れていくポール、離れつつあるノーマンたちへの寂しさ、惜別。
父親は信仰の中に心の安らぎ、生きる目標、救いをを求めていました。
父親もノーマンもこの詩を暗唱している。
人生で一番この詩がふさわしい時に思い浮かぶ。
苦々しくも思い出深いこの父の書斎で。
このシーンに父親とノーマンのこれまでの人生が正しかったであろうことが涙を持って伝わってきます。
ノーマンとジェシーの家族はジェシーの兄が西海岸に戻る見送りをします。
ジェシーの兄ニールが帰郷した時、彼は虚栄心でいっぱいでした。
家族の期待を一身に背負っていました。
自分を成功者と見せようとした苦悩は計り知れないものです。
そして今、暖かな安らぎの下、故郷で癒やされたニールはまた西海岸に戻ります。
ゆっくりゆっくりと列車はこの町を離れていきます。
乗客とその家族の運命を背負ったその堂々とした力強さと雄叫び。
列車は夕陽の向こう側に静かに消えて行きました。
見送りの後、ノーマンとジェシーは近くを散歩します。
涙が頬をつたうジェシーにノーマンはそっとハンカチで涙を留めてやります。
そう言ってノーマンはシカゴ大学からの誘いの手紙を読ませました。
ジェシーはノーマンにしがみつくように抱きつきました。
ノーマンがジェシーとの婚約をポールと祝ったその夜、明朝親子3人で釣りをしようと言い残して、ポールはまた危険な賭けポーカーの闇に消えていきました。
いつもなら約束の時間を守るはずのポール。
30分過ぎてやっと姿を現しました。
ノーマンはポールの身の安全に心底安心しました。
4人で朝食を取る中、ノーマンはシカゴ大学の職が決まったと家族に告げます。
そして歓喜の中、親子三人で釣りに行きました。
ポールは陽気に父親を送り出しました。
二人は少年時代の兄弟のように軽快な足取りで小高い丘から岸辺に降りて行きました。
大きな岩が沢山横たわり、川のせせらぎの高低が大きく、その音は深く川そのものが呼吸をしているかのようでした。
早速ノーマンは鱒をゲットしました。
そして苦戦を強いられてるポールをよそに、ノーマンはまた一匹釣り上げました。
ポールは前夜から酒と賭け事で、心身ともに疲れていました。
なかなか釣れず、イライラしています。
ノーマンにドライフライの種類を尋ねます。
ノーマンはわざと聞こえないフリをします。
ノーマンは今度は少し笑いながらまた聞こえないふりをします。
ノーマンの悪だくみを理解したポールはまた呼びかけます。
今度はポールが声を発さず口パクだけで言います。
兄弟だけが幼い頃からしている言葉遊び。
ノーマンのところにドライフライを取りに行くのですが、足がよろけるんですね。
それはポールの心と身躯の末期状態を告げ知らせるようでした。
まるで針が口に食いついて観念して動きが弱り、ノーマンの袂に身を委ねた鱒のようでした。
ノーマンはタバコに火を付け一服した後、ポールに渡します。
ポールは受け取り一服し、ノーマンに返します。
一呼吸した後、ノーマンは優しくそして憐れみではなく敬意を持って弟に言います。
ポールは怒りもせず、兄に敬意を払って言いました。
ノーマンと父親はそれぞれ満足の行く大きさの鱒を釣り上げており、二人で一服しながらポールの姿を遠くから見ていました。
ポールは岩影の淀みに狙いを定め、精神を統一して竿を後ろに整然と倒しました。
そしてラインを前方に解き放ちます。
空気を切りながらラインは弧を描いてポイントに真っ直ぐに向かいました。
やがてラインが緊張し、鱒が食らいつきます。
今にも消えそうなポールの瀕死の魂に、一瞬火が灯りました。
ポールは急流深く流されながら、生死をかけてその鱒と格闘しました。
ラインを緩めては鱒の勢いをいなし、強めては自分の方へ手繰り寄せます。
どんなに引っ張られても自分の顔までの深さまで自身が流されても決して竿を離しませんでした。
ポールの献身的な気性がこの時、この瞬間のために育まれてきたかのように、命を賭けて鱒と闘います。
奮闘の末、ポールは父親の鱒を二周りも超えるような大きさの鱒を釣り上げました。
父親は自分のことのように歓喜して、写真におさめました。
それが最後のポールの姿でした。
ノーマンはポールが賭け事のいさかいから、殴り殺され道端に放置されていたということを警察から知らされます。
ノーマンから知らせを受けた母と父。
父と母は意気阻喪して、足取り重く静かに二階の自室に上がって行きました。
息子の死以来、父親の長年の苦悩を告白した教談でした。
自立した自我をもつ一人の人間に対して何ができるのか?
相手に対して誰も何も矯正はできません。
助けという名のコントロールは無意味です。
ただただ、愛情を持って見守ることしかできません。
そして時は経ち、悠久の川に老人がそのせせらぎより静かに独り釣りをしています。
子供も独立し、妻、父、母とはもう死別し、独りになったノーマンでした。
故郷に戻り、昔の憧憬を懐かしみながら釣りに興じていました。
昔と何も変わらず、荘厳で静穏な神のような輝かしい川がノーマンを優しく包み込んでいました。
彼の心の中は独りではありませんでした。
ブラックフットの川というキャンバス。
そこに様々な個性ある色が集い、主張し、共演する。
だが一体感を持って調和している。
それは人の世、現実を超えた悠久の美が陽光がせせらぎに反射した数だけ発生します。
この作品の主題は、
『故郷とは?美しさとは?』です。
この作品の特徴はと言うと、
この4本の柱で構成されています。
そこにブラックフットの川が深く関わっています。
ブラックフット川がもたらす役割:
故郷
神
母
精神性
共存
不変
包容
輝き
静けさ
遊技場
教室
癒やしの場
老いてなおノーマンが川に行くのは、そこに愛するもの達がいるからです。
こぼれ落ちてしまった弟が、畏怖と敬意を持った誇らしい父親が、仲間との馬鹿げた企みなど過去の犯されない思い出が真空パックのように時を止めて鮮明に輝いています。
この作品はただただ美しい...。
理屈では語れない視覚芸術。
この作品が残したものは何だったのでしょうか?
言葉では表しづらいが、また見たい、覗きたい、来てみたい。
ここに帰って来たいと思わせてくれる作品です。
心の中にいつでも開いていられるそんな作品です。
そして監督がロバート・レッドフォード、役者はブラッド・ピットの美形の譜系でしたね。
それでは、次の作品で。
サヨナラ。
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