「キネマの神様」

源田の毎日映画 17日目。流石山田洋次監督。ほんとに肌に合わない。マジで好みじゃない。

早く終わんねえかなとずっと思って見てた。演技がくさすぎてイライラが凄かった。自然な演技をする人がほんとに1人もいないのか。リリーフランキー演じるあの監督のようにキャラクターが立っていて演技臭いなら百歩譲ってわかるが、正直何の変哲もないキャラクターだったので、ただただ演技がうるさくてイライラするだけだった。セリフの一個一個も特に普通。良いことを言うキャラもいないわもう最悪。あの息子のキャラクターはキモすぎる。あまりにあの映画の中では異質すぎるし、かといってありきたりなキャラクターだからめちゃ中途半端でつまらない。
カメラワークもめっちゃ古臭い。カメラの動きが無さすぎてほんとに眠気がやばかった。どうしても人の手で普通に撮れるカットばかりと言うか、見応えがなさすぎた。話がつまらないのにカメラワークも平凡ならもうどうすれば良いんだ。ちょくちょく挟まる電車の映像は現代風を見せたいのかもしれないが、くどい。映画全体の雰囲気としてほんとに古臭かった。ちょくちょく挟まる小ボケも寒くて見てられなかった。
ただ、昭和感の演出はすごい。北川景子のあの雰囲気は映画にとてもマッチしていた。永野芽郁は個人的にああいう雰囲気の女性が嫌いなので見てられなかったが古臭さは非常に伝わる。野田洋次郎。えぐい。文豪の作品のキャラクターか。なんだあれは。ほんとにいらないし、見ててつまらない。けど、それもまた味なのだろう。わたしは心底嫌いだが。
沢田研二のウルトラ老害演技は、やりすぎと言うかほんとの老害を知らないのか、嘘くささがすごかった。おそらく山田洋次監督は大根仁監督同様もののイメージが古いのだろう。監督こそが真の老害なのでは。
結局、映画を通して昔の自分を思い出して賭博依存や借金地獄から抜け出すと言う話な訳だが、その話はまとまっていて無駄がなくて良かったが、そもそもつまらない上にセリフもつまらないので何とか耐えて見る修行の映画だった。ラストもゴウが初監督を頑張っている姿を背にエンドロールが流れるわけだが、古い。昔の映画はいいよねってことを言いたいならもっと面白く作れって話。

あーーーつまらなかった。明日こそはいい映画に出会いたい。

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