「クレイジークルーズ」

源田の毎日映画 22日目。坂元裕二大先生の脚本のNetflix映画。

面白い。脚本に無駄が無いし、面白い。ニヤニヤしながら映画を見ていた。坂元裕二脚本のちっちゃい伏線をパンパンと回収していくのがすごい好きだ。何本かの糸が束なって一本になっていく感じ。少しわざとらしいくらいの演出がやはりちょうど良い。また、男女の恋愛を描くのが美味い。それも一風変わった恋愛なのにいかにもそう見えてしまう。ほんとに脚本が上手い。ただやっぱりどうしても脚本のツメが甘いというか、監督のミスかもしれないが吉沢亮の携帯が震えて画面つけたら5分前のメッセージが表示されてるのが謎だった。LINEの長押しのやつも既読つけないでねと言ってるのにいつの間にかトーク開いてるし、ちょっと、ん?って思うとこが何個かあった。あと一回目の殺人と2回目の殺人で18分空いていたが、あのババアはお父さんの死体をプールに放置するつもりだったのか。意味がわからなかった。あとジジイの死体が浮かんでたプールで普通に泳げるのが、愛の力とはいえちょっと無理があるというか、自分だったら絶対無理だ。あと雷雲の件が薄すぎないか。安田顕とババアの上から目線ショットのためだけだった気がする。
吉沢亮を見直した。橋本環奈同様実写映画俳優のイメージが強すぎて正直舐めていたが普通に上手い俳優だった。コメディとラブロマンスをちゃんと使い分けられてるのが良い。福田雄一監督の映画だとこれが分けられてないから安っぽい映画になってしまう。ドラマのスケールでやる分には良いが、映画館であの人の作品は見たくない。安田顕と吉田羊はさすがベテラン。すっかり作品にハマってた。ただあの使用人のガキが受け付けなかった。あの歳の割には声が低くてしゃがれてて意味がわからないし、セリフがうざくて無理だった。
カメラワークは普通だった。NetflixオリジナルのCM感。ただあの豪華客船の全体を映すショットはCG感はあるものの迫力があった。ただ船のセットはちゃんと作り込まれていて、流石Netflix、お金がある。

明日もいい映画を見たい。

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