地元への貢献活動を仕事に。20代女性が独立開業したのはどうして?
「『ふるさとの魅力発信』そんな魅力的な仕事ができる場づくりがしたい」と20代で起業された女性がいます。
その方は新潟県糸魚川市で「まいぷれ事業」を選び独立開業を果たしました。
今回は、そんな女性が「なぜ独立を決意したのか?」「なぜ『まいぷれ事業』に決めたのか」に迫ります!
※本記事は、2021年11月に投稿した記事を再編成して作成したものです
★今回お話を聞いた起業家
――創業のきっかけは?
私は糸魚川市で生まれ、高校卒業後は新潟市で働いていました。その時、新潟市の方から「糸魚川市って何があるの?」と質問されることがあったんです。私はすぐ「何もない」と答えてしまいました。
でも、逆にその新潟市の方から「糸魚川市には、こんな場所があるよね。こういうお店もあるね」と言ってもらえたんです。
「あれ、地元民より新潟市民の方が詳しいぞ」と驚いて…。
そのときにちょっと悔しい想いをしたのを覚えています。振り返ると、「生まれ育ったまちのことを自分は全然知らなかった」という悔しさが最初のきっかけですね。
――独立を決意した経緯は?
コロナ禍で、地元のお店はほぼすべて休業状態になっていました。さらに、自分自身含め、勤務先や自治体の要請により市外に出られなくなった人が多くいました。
今までは隣の市に買い物に出ていたところを、コロナ禍では糸魚川市内で賄わなければならなくなったんです。
その際、地元のお店の情報をインターネット検索で調べても、全く検索結果に出てこず、特に「最新の情報」を得ることができなかったんですよね。
地元の方々の「お店の最新情報が分からない」と困っている様子と、お店の方の「お店の情報を知ってほしいのに、どうしたらいいか分からない」と双方が悩んでいる様子をみて、「これは誰かがやるのを待っているんじゃなく、自分が地元情報を発信するしかない」と創業を決意しました。
その後まいぷれ事業を見つけて、「これだ!」と思い、問い合わせをしました。
――まいぷれ事業の反響はいかがですか?
まだオープンから数か月(※)ですが、早くもまいぷれ利用店舗から「新しい年齢層のお客様が来店してくれた」と言っていただけています。
※インタビュー当時は、オープン(事業開始)から5か月経過した時期でした
例えば糸魚川市で100年以上続く化粧品店があるのですが、そのような老舗のお店でも、まいぷれをきっかけに新たなお客様が来店してくれたという声をいただきました。そのお客様は特定メーカーの化粧品を買いに来られたのですが、ずっとそのお店では取り扱っていたのにインターネット上での告知をしていなかったために知られていなく、お客様はいつも県外まで買いに行かれていたそうです。
また、まいぷれ糸魚川市公式Instagramも運用しているのですが、そちらでは「まいぷれを見て、糸魚川市の新しいお店に行ってみました」とユーザーさんからメッセージをいただくこともあります。中には県外の方から連絡をいただくこともありました。
このように、本来はもっといろんな方に知ってほしいと思っていた地元の魅力を紹介することで、地元の方や県外の方が糸魚川市を訪れてくれる。結果、地域経済の活性化に携われていることは、とても嬉しいです。
――まいぷれ事業を通して実現したいことは?
まいぷれ事業を通じて、「自分のふるさとである糸魚川市の魅力を発信できる、魅力的な仕事ができる」という場を提供できればと思っています。
糸魚川市では学生が進学時に市外に出てしまい、その後地元に戻る方が非常に少ないという課題があります。そこで、糸魚川市の若い方がまいぷれ事業に携わり、地元の良いところをたくさん発信し、地元をより好きになる。
そんな人をみて、「自分も糸魚川で働きたい」と感じたさらに下の世代の方々も興味をもってくれる。そんな人たちを受け入れていける会社になりたいと考えています。
地元の方々を巻き込んで、地域を盛り上げようという空気を発信していきたいです。
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渡邉さんが独立開業した「まいぷれ事業」はどのような事業なのか?
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