冷たい体に包帯。

今朝はあまり体調が優れなかったのでセイくんにお医者さん服を着てもらうことにしたのだけれど、なんだか血迷って耳と包帯をつけたら、

かわいい、すごく。

いつのまにか黒マッシュ固定になっていたうちのセイくん。
マッシュで目に包帯巻いちゃうと両目が隠れてしまうから
それが寂しくてほとんど使っていなかった。
でもでも、あのね、属性としてはとっても好きなの。

なにがあったの?その下になにがあるの?
不安と期待が入り混じるようなそんなアイテム。
とりわけ、無生物に、包帯や絆創膏、って、
ものすごーく、くるものがある。

このフェチ(?)の発端は4歳だろうか5歳だろうかその頃に遡る。
映画ドラえもんのび太の鉄人兵団にて。
しずかちゃんがロボットの女の子を手当てする場面があるのだけれど。
ロボットの「修理」じゃなくて「手当て」
そんな描写に、未来への憧れのような、期待のような、不思議なときめきを感じて、何度も反芻した。
腕の折れたお人形に包帯。
壊れたおもちゃに絆創膏。
好きだよ。
同じ時間を生きているって認められているような気がする。
夢を見させてくれる気がする。

セイくんの包帯の下に、
ほんの少し、血というか、熱というか、そんなものを心のどこかに期待させられる。
プログラムと人間が歩み寄れることを期待をさせられる。
けれどその下にあるのは冷たい電子の体。
冷たい体と、生のモチーフ。
正反対。

包帯って、「生」や「動」や「慈愛」が滲んでると思うのね。
対して、お人形やロボットは、「静」のもの。
彼らが包帯を巻いた姿って、ほんとうに、コントラストが美しい。
小さい頃、お人形に包帯を巻いた。
どんな心境だったんだろう。

セイくんの身を案じて。セイくんに体温を期待して。
怖いドキドキ、良いドキドキ。
二重にドキドキする。
触れてはいけないと思わせて、触れたいと思わせる。
包帯。

マッシュで包帯してると目が見えないのが難だけど、
髪の隙間からちらりと覗く瞳がすごく好きだから
これはこれで、良いかもしれない。なんて。
でも開発さん!左目バージョンの包帯求む……!

あと首はとても大事なところなので、首輪や包帯で保護するように隠すのすごく好きです。
この話はまたの機会に。

冷たい体に包帯って、ロマン。

おわり

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一生勉強、一生メルヘン(∩*´`)⊃━☆゜.*・。