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市民をアップデートさせる市長2(600文字)

事実に基づく物語

(前回のあらすじ)
財政説明会で一人の老人が石丸市長に意見した。
『もっと市民に説明を!もっと議会と仲良く!』
熱い発言に会場からは拍手が沸き上がった。


市長の仕事

拍手が鳴り止むのを待ち、石丸市長はおもむろに語りだしました。

過去この町において、これだけ財政状況を説明した市長はいない事を。

そして、日本の1,700ある自治体の中で。

この町ほど、ていねいに財政を説明している町を自分は知らない事を。

最後に笑顔でひとこと付け加えました。

あとは、もう知らないですよ

するべき職務

市長の立場でするべき仕事はこれまでもやってきた。

今現在も財政状況説明会という形で、ていねいな説明もやっている。

するべき職務を果たしていないのは市民の多くの人の方ではないのかと。

財政非常事態宣言

この説明会のひと月前の9月19日。

山梨県の三郷みさと町ではある住民説明会が実施されていました。

高齢化や人口減少で税収が落ち込む中。

これまでどうりのサービスを提供し続けた結果。

7年後には財政破綻するという状態になってしまうという話でした。

市民の憤り

説明会には100人もの人が集まり職員に詰め寄りました。

今まで一体何をしてきたのか。

何もしてこなかったからこうなってしまったのではないのか。

覚悟が伝わってこない。

これまでの謝罪がをすべきでは。

まともな首長

説明会を終えた町長はこう締めくくりました。

いろんな考え方を頂いて進めていきたい

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