がんばれ

という言葉を発するたびに後悔する。応援メッセージのようで中身のこもっていない言葉だからだ。しかし、短い言葉で誰かを鼓舞する際の他のいい言葉が思いつかない。「健闘を祈る」という言葉は上から目線な気がするし、「応援してるよ」も割と好んで使うが、結局使いすぎるとその価値が減ぜられる。

ことばの価値、、?

そういえば言葉の価値は数値化されていないな、、、なんでもかわいいという人の「かわいい」と、ほんとにかわいいと思った時にしかかわいいと言わない人の「かわいい」は重みが違う。

もちろん、その人自身の価値が高まればそれに伴う言葉の価値も上がるのであろうが、言葉がどんどんと湧き出る人のことばよりも、詰まりながらも必死に考えてひねり出してくれたことばの方が、なんともいえない静謐さを感じさせてくれる。

資本主義である以上、なにもかも経済循環に組み込むことができると思う。今は社会においては、ポジティブ、明るい、論理的、頭脳明晰、陽キャ、みたいなワードが社会を生き抜く術であるが、価値の重点が変わればこれらがよくないとされるようなパラダイムシフトも起こるのではないか。

日常のなかで、価値というものを考えると、ビジネスのいい案を思いつくかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?