性質

自分に無関心な状態をなんとか達した今、自分が嫌いだ。否、嫌いになれている。過去のことを振り返ったり、周りの人と比較すると、自分の努力不足ではなく性質だと思いたくなる。

誰もが何かしら大きな悩みを抱えていることは百も承知だが、自分はとくに重症なんだと思いたくなる。この謎の不条理。長所と短所は裏返しだというが、短所から長所への変換が難しい。なぜなら言い換えても、そのことに全く実感をもてないからだ。

そこで、ラベリング効果を使って自分のなりたい人物像を考えて、自分はその人と同一であるとしよう。なりたいと思った人にしかなりたい者にはなれない、たしかにそうかもしれない。人間の、社会の悪い部分を大きく見てしまうという性質は直すことはできないが、理想像を内面化することで行動に移しやすくなるということもあろう。

とにかくやってみよう、ダメだったら変えればいいんだから。

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