隠しきれない心の中のブラックホール

以前、自己啓発本読み続けたら、その思考が内面化される説を立てた。もちろん絶賛実行中なのだが、ふとした時に自分の中にあるネガティブなパワーが見え隠れする。

そもそも個人的な考えとしては、ポジティブが絶対視される世の中に疑問を感じ、自分の生きている間にパラダイムシフトでも起こって、ネガティブな人がマジョリティーとなり、それがノーマルスタンダードとみなされる社会になってくれないかとさえ思っている。もちろんこんなことを直に向かって言える人などいないが。世の中ポジティブな人が人気を集めるのは理解できるが、魅力を感じるのはネガティブなところが見える人。弱みを見せるとは違って弱みを絶えず創造している人、そういう人こそ生きることに対し真剣に向き合って、いいところだけではなくて悪いところも見つけ、等身大の自分、社会を眺めている。

この考え方自体マイノリティなのだろうと最近になって気づいたが、こうした内側のブラックホール ―それは他人のエネルギーを吸い取ってしまう一方それだけ大きなエネルギーを発生させている― が威力を発揮してしまう。

人生という時間をもらっている以上は何らかの役に立つべく世の中に出てきたのだろう。それは、「世界」に出たのであって、「社会」に出たのではない。世の中の風潮に乗って大学を目指している以上矛盾が生じるが、社会に属することが当たりまえの今の世界も、過度に熟し古いものとしてみなされ、新しい「人界、人会」のような新しい空間が目指されるのではないだろうか。

自分が死んでからの実現になるかもしれないが。

ここまで来て、人が考えないことを考えるという想像力と創造力を自分の強みだと発見できた。


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