醤油ラーメンに入っているおまけのような茶色い食べもの、メンマお好きですか？

メンマの現状

私は大好きですが、最近どうでもよい人が増えているのか、スーパーの売場からなくなりつつあります。厳密に言うと↓のようなものはどこのスーパーにもあります。

この水煮のメンマ、頑張って調理するのですが正直イマイチです。

結構頑張って↑が限界です。歯ごたえもあってメンマっぽいですが、発酵の香りがないので麻筍の水煮っぽい感じ。メンマが本当に美味しいラーメン屋のメンマと比べると味の再現が不可能かと思うくらいです。なので、ちゃんとしたメンマを食べたいときは塩漬けメンマを使うのがセオリーでした。

しかし、最近この塩漬けメンマが売っていない！！
まず第一に、メンマを家でなんとかしようとする人がいなくなったのだと思います。確かにメンマ、酒のつまみにはなるけれど、それ以外だとラーメンくらいしか用途がない。かつ、塩漬けから戻してまで食べる必要があるか、、ないですよね。。そんなに味付けにこだわらなければ、桃屋でいいじゃん。ということでスーパーから塩漬けメンマがなくなるのは必然だったのかもしれません。

なぜメンマが好きなのか？

それは、ラーメン屋で美味しいメンマを食べてきたからです。たとえば神奈川新町大勝軒のメンマ。歯ごたえと香りがあって最高の具です。

春木屋のメンマも最高です。いまなら郡山分店がイメージにあっています。

永福町系大勝軒もメンマはおいしい。メンマトッピングは結構高いですが、納得の味です。

同じ大勝軒でも飯田橋のメンマは柔らかすぎてあまり好きではありません。

八雲系もメンマ以外は大好きですが、メンマは柔らかすぎて、メンマである意味あるのか疑問。。

ラーメンは美味しいけれどメンマはイマイチな店は、、

結局、乾燥メンマを試すしかないという結論に至ります。

タケマンの乾燥メンマ

福岡県糸島市のタケマン。メンマを愛する人にとってはレジェンドです。

メンマ入手困難な現状に発狂し、ネットで探索してタケマンが消費者向けに小売をしていることを発見。これです！！

初の乾燥メンマ、カチカチなものを想像していましたが、干し芋くらいの柔らかさでちょっと意外。指定どおり戻していきます。

永福町大勝軒では「7〜8時間かけて戻します」と書いてあるので、短冊ではなく予め切ったもののような気がします。あと、たぶん手もみして時短している可能性あり。

発酵臭はずっとしています。あまりさわらずに4日経過。

戻してから味付けしていきます。スープにみりん、日本酒でしばらく煮て冷まして味をふくませてから、牡蠣出し醤油、濃口醤油などで味付け。

結果は極上でした。東池袋系大勝軒や春木屋に劣らないできばえ。塩漬けが入手困難な状況での苦肉の策の乾燥メンマでしたが、「もっと早くチャレンジしておけばよかった」でした。発酵由来の香り、ほどよい歯ごたえ、味付けを受け止めるのも唯一無二で、塩漬けメンマをはるかに凌駕する風味、もはやこれ以外は考えられないほどです。
ブラボー！タケマン！！