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自分の意見が認められると素直に嬉しい

子供が通う塾の進学?セミナーに参加した。
子供は小学生なので次は中学生です。

公立進学か受験か。
受験するにも、私立か都立か(国立も)、3年制か6年制(中高一貫)か。

それぞれのメリット、デメリットを聞かされたところで、受験に対してどんな風に考えているか意見を求められ、何だか元も子もないことを言ってしまった。

うちは収入的に受験して私立に行かせるのは厳しいと思ってます。ちょっと頑張れば行かせられないこともないですけど、お金のことで余裕をなくしてまで行かせたいとは思っていません。プログラミングなどの専門的なことやスポーツなどで子供が興味を持つことがあったら、それをしっかりやらせたいんです。だからうちは基本的には公立に進学、受験するとしても都立の中高一貫高にします。

お金のことなんて話すべきじゃないかな、と思ったけど、お茶を濁すようなこと話しても時間の無駄だし、正直に言っちゃいました。

そしたら、塾長が、

「素晴らしい理念をお待ちですね。無理に受験させる必要なんてないんです。地方なんて公立の学校が数えるくらいしかないのに、東大始め難関大学に行く人がたくさんいるでしょう。周りに流されるのではなく、あなたの家族はどうしたいのか、その意思を持つことが大事なんです。そして、その考えを子供にも話してあげてください。周りは受験するかもしれないけど、何で自分は受験しないで公立の学校に行くのか、しっかり理解させることが大事です。お金のことだって正直に話して問題ないですよ。お子さんだってもう考えられる年齢です。その話をどう受け止めるのか、一緒に話をする良い機会にしてください。」

あ、この考えで良いんだ、間違ってないんだ。
どこか救われたような、気が楽になった感覚があった。
自分の考えに自信が持てるようになった。

とにかく、この塾長の話の受け止め方が尋常じゃない。
色んな人に意見を求めては、大げさに感嘆し、それぞれの意見を認めていく。
認められた方は気分が良くなり、余計な事まで喋り出す…(笑)

正解が無い領域で自分の意見が認められるということが、こんなにも嬉しいことだなんて、今まで気づかなかった。
いや、思い出した。

子供の進学セミナーでの塾長の振る舞いを見て、私は新たな気付きを得たのだった。

自分の態度も改めよう、塾長のように。

※公立、私立の違いや中高一貫校のメリット、デメリットについてはまた別の機会に書きます。

#中学受験
#中高一貫
#教育

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