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繰り返す夢のテーマ

私は長いこと、泣きながら目が覚めるような夢を繰り返し見ていて、

その発端は、そもそもあの親の元に生まれてきたからなのだけれど、

15歳の頃、母親の作った借金問題で翻弄され、その後も、何度も騙され、借金を何度も繰り返し、、、

父は私の結婚後何ヶ月もしないうちに病死。

そんなこんなで、私は長い間、夢の中で親からひどいことをされて、泣き叫び息ができなくて目が覚めるのだった。

歳を重ねて、いろんなことを学んだり、自分の癒しを求めてあれやこれやしてみて、

やっと、あの人たちはあの人たちで、いろんな不幸の中で精一杯生きたし、親として、やれることはやってくれていた、ただ、私の求めるものは与えられなかったり、期待を裏切られたりしただけで、それは、どうにもしようがなかった、どうしようもなかったことだったと、わかるようにはなった。

そして、そういう親を多分、私が、選んで、この人生をストーリーを描いて生まれてきたのだろうとも思うようになり、

若い日の、
生まれてくるんじゃなかった(こんな親のところに!)という気持ちはなくなり、
自分の選択として、生まれ育ちを受け止めているつもりだ。

なのに、繰り返し、親からひどい目にあい、泣きながら息ができなくなって目が覚める日はたまにやってくる。

最近もあった。息が出来ないと目が覚めた日が。


でも、今日は違っていた。


やはり、親がとんでもないことをして、
亡くなったはずの父が、
これでは、うちはやっていけなくなるじゃないか(金銭的に)という。
私は、開き直って「じゃ、福祉に頼るしかないよね」みたいなことを言い返す。

泣き叫ぶ終わりじゃなくなっていて、
少し知恵がついた?返しができていた。

まだ、両親の夢を見ているのかと、なんだか、もういい加減やめてほしいと夢主(多分私の無意識?)に言いたくなるけど。

息が出来なくなる夢はもう見なくて済むのだろうか。

わからないけど、

私はとりあえす、今、幸せを感じる瞬間がたくさんある。
残りの人生がどのくらいあるのか、
どんなストーリーを描いているかはわからないが、
これから、どんなふうに生きていきたいか、
自分で描いていけるのだと、
思えるようになった。

それが、とても、嬉しい。

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