勤続20年で16万!!?ベテラン女性社員の手取り月収に驚愕した私が決めたこと
ことの起こりは2024年、2月。
上司から突然打ち明けられた。
「私、入院することになりました」
青天の霹靂である。
いや、兆候はあったのだ。
この上司、もうこの半年ぐらいずっと、「脚が痛い」と仕事中に呻き声を上げていた。
それがずっと治らない。
夜も脚が痛くて寝られない。
なので日中はしょっちゅう船を漕いでいる。
おい仕事しろよ。
あまりにもあまりなので「少し仮眠を取ってきては」と提案するも、「いやいや」と固辞してずっと船を漕いでいる。
おい仕事しろよ(2度目)。
そんな感じでずっと使い物にならなかったので、ここ最近のあれこれは
「上司さんが使い物にならないから」
と、パートの私がかなりの部分を負っていたのだ。
上司が入院するのは2月下旬。
ちょうど月末の支払いと従業員の給与計算が始まろうかという頃だ。
危機である。
なんせ私はこれまで「パートだから」という理由で、事務職員の給与に関しては一切関わらせて貰えなかった。
しかし今や、私の他に従業員の給与を計算して給与ソフトに入力できる社員がいないのである。
(※ちなみに言うと、このとき当社は新しい給与ソフトを導入したばかりで、就業中に船を漕いでいた上司はメーカーの方の話などろくに聴いておらず、使い方は上司がいようがいなかろうが結局私にしかわからなかった)
困った上司、そして社長はとうとう1日5時間半勤務のパートタイマーである私に全従業員の給与計算の全貌を明かすことにした。
これまで7年、頑なに秘されてきた当社の重要機密である。
そして、
その重要機密を開示され、私は愕然とした。
なんと、
約20年勤めている女性社員の手取りが
16万ちょっと
だったのだ。
それだけではない。
営業所で主任として責任者を勤めている女性社員に「役職手当」としてついているのが
五千円…
やっっっっっっっっす!!!!!!!!
え、
やっっっっっっっっす!!!!!!!!!!!!
マジですか…
もうなんかいろいろと絶望した。
ちなみに言うと女性主任も、前記の方と同じくらい長く勤めている方。
それでいて中途入社3年くらいの若手男性社員は彼女たちよりたくさんもらっていて、もうなんというかアレもアレなアレ。
それを見て、やっぱりいろいろ悟ってしまったことがある。
「①どうりで私の時給が上がらないはずだ」
驚くなかれ、当社に7年勤めた私の時給は未だ936円なのである。
ちなみに2024年現在、岡山県の最低賃金は 932 円。
つまり未だに最低賃金と大差ないということ。
もっと言うと、入社当初は 700円台 だった。
そのときはそれが最低賃金だったからだ。
200円上がったと言えばそう。
けど、「最低賃金でいい」と会社が私に下した評価は結局のところこの7年一度も変わっていないということでもある。
20年働いたベテラン社員でさえこれなのである。
7年目の私の評価など上がるはずもなかったのだ。
「②このままここにいても、16万しか稼げない」
彼女たちがフルタイムで1日8時間働き、時には残業や休日出勤をしたとしても、手取りは16万そこそこなのだ。
ましてやパートで1日数時間しか働いていない私など、「いわんやをや」である。
これが現実なの???
7年前、離婚して郷里に帰ってきたばかりの頃のことを思い出す。
ハローワークで求人を探していた私に、職員の方は言ったのだ。
「事務職ならだいたい月収(手取りではない)11万くらいですよ」
それじゃ生活できない、と言う私に、職員さんは優しく言ってくれた。
「でも、児童手当と児童扶養手当を合わせれば、やっていけないことはないですよね」
ファイナルアンサー???
現状、思う。
1日数時間しか働いてなくても、毎日、時間にはほとんど余裕がない。
この先もっとお金を稼がなくてはならない時期になり、フルタイム働いたとして、時間にはさらに余裕がなくなり、それでいて得られるお金は16万円。
なぁ、ブラザー&シスター。
人間って、そんなにしょぼいもんなんだろうか。
転職をほのめかしたところ、実家の母はあからさまに嫌な顔をする。
「よそに移ったって、今みたいに自由に休みが取れるわけじゃないのよ」
見てきたような口ぶりである。
太りすぎで入院した上司に代わり、会社にとって非常に大事な支払と給与という仕事をほぼ一手に引き受けて、それでも会社の「おまえは時給936円」という評価はおそらく今後も変わることはないだろう。
少なくとも最低賃金が改定されるまでは。
まぁそれで多少時給が上がったところで、最低賃金であることに変わりはない。
そしてフルタイムになって時間を払ったところで、せいぜい手取り16万円。
みんな「そんなもんでいろ」と言う。
でも、これって本当なの???
本当に、これ以外の現実って選べないんだろうか???
だって、本当はもっとたくさん稼ぎたい。
それでいて、時間は余裕をもって、好きなことは心置きなくやりたい。
それって本当に不可能なことなんだろうか?
しっかり稼いで時間もある。そういう人生を、送ることもできるはずなのに。
こちとら田舎住まいのシングルマザーである。
過疎化と高齢化と少子化が止まらないこの地で、確かに子連れ女の就労先はほとんど選択肢がない。
・パートタイムで時間には余裕があるがお金は稼げない
・フルタイムでお金は多くはなるが時間に余裕がなく子育ては人任せ
このどちらかしか選べないと思われている。
でも、もう時代は変わっているのである。
インターネットで自宅にいながらにして世界と繋がることのできる今の世の中。
働き方、稼ぎ方だって、本当は自分で自由に選べるはずなのだ。
「時間に余裕をもって、しっかり稼ぐ」
これが可能な時代に、もうとっくになっているはずなのだ。
それでも、この片田舎でそういった生き方ができると思っている人は少なくとも私の周りにはいないし、ましてやそれがこの私にできると思っている人などほぼ皆無に等しい。
だからみんな、「936円でも我慢しろ」って思ってるし、言う。
でも、私は思っている。
私にも、できるんじゃないかってことを。
私って、けっこうすごいやつなんじゃないかって、実は思ってる。
やろうと思えば、できるんじゃない?
見てろ。
だからもう、本気で取りに行きます。
「稼げて時間も自由になれる生き方」というやつを。
すでに40代、スタートとしては遅いほうではあるけども、今はもう「人生100年時代」と言われてるもんね。
あと60年なら、今から遅咲きでも始めてみる価値はあるんじゃないかと思います。
そんなわけで、ここにはこれから「稼げて時間も自由になれる生き方を目指す」日々の記録を残していこうかと思います。
同じ気持ちでいる方に読んでいただけると嬉しいです。
そして一緒に「稼げて自由な生き方」を実現しましょう!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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