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絶対クビだと思ったけど、意外と人生どうにかなる話|第1弾

本日は5日目、なんとか絞りだしながら習慣づけのファーストステップ中です。
ちょうど1年前のこの時期。とある大大大トラブルを起こした記念すべき思い出を語りたいと思います。あ、職業人生おわったな‥と思ったけど意外と人生はどうにかなる話です。仕事人のみなさんの励みになれば幸いです。

起こしてしまった職業的にあるまじきトラブル

もともと旅行が好きで、これまで50カ国程いくことができたでしょうか?
もっといろいろ行ってみたい、仕事でも行ってみたいと旅行関係の仕事に就いたわけです。

そのトラブルは、突如やってきました。
わたしは仕事としてヨーロッパに来て、グループのみなさまを引き連れ、最終日に空港にいき、少し時間があったので「搭乗開始時刻になったら集まりましょうねー」なんて言って解散をしました。

反面教師として洗いざらい公開したいと思いつつ、少しぼんやり伏せていることは大人の事情でご了承ください(笑)

そして時間になりみんな飛行機の中へ。でもわたしは乗れなかったわけです、飛行機に。
全員を平然と見送って、自分もいざ乗ろうと思ったとき、乗れない状況になってしまったんです。
何をどうしてもスタッフは入れてくれない。
だとしたら、せめて機内に説明に行かせてほしいといってももちろん入れてくれない。

そうこうしているうちに容赦なくゲートを閉められ、私は置き去り…。
海外は本当に容赦ないです。
日本のように「〇〇様~いらっしゃいますか~」なんてフォローしてくれるなどあり得ません。
乗れないなら閉める!以上!とすっぱりです。

その日は夜便だったので「今日はもうないから明日ね」とサラっといわれ、とりあえず空港から出され、荷物も飛行機から降ろされ、私は茫然…
夜だからホテルに行けばと言われたけど、気持ち的にそれどころではなく、ただただ空港のベンチで絶望感を味わう一夜を過ごしました。

一生懸命やってたのに、ミスをしたからダメージが大

これが自分のミスでなければ、はっきり言って問題ないです。
ただ、私の場合は弁解の余地なく私のせい。

でも、当たり前だけどわざとやったわけじゃない。
ツアコンってみんなそうで、常にお客様優先で自分のことは後回し。
だからつい、いろんなところで自分のことがおろそかになりがちなんです…。むしろすっごく注意して気を付けて一生懸命やってた、だからこそショックとダメージが大きすぎて

ーせっかく楽しく仕事できてたのに、もう帰ったらクビだろうな‥
あーあ‥残念。
帰ったらまた別の仕事探すか~ほんと向いてないんだな…気を付けてたのにな‥‥
なんてずっと一晩寝ずに考えてました。

明け方になって日本が電話できる時間になったら、もうそこからは経緯を説明して、とにかくお客様対応のことだけを相談。
「帰国便に関しては、ご自身で何とかしてください」とのこと。チーン…。
航空券の振替なんぞもきかないので、もう自腹ですよ。自腹。
でも数日後にまたEU圏にいく仕事が入ってたから、一刻も早く帰国しなきゃならない。選択肢はなく、なんとか早い便を取り、手配。半日遅れで日本に帰国したのでした。

悪いイメージは勝手に自分が作り上げてる

帰国するころには、焦る域を通り越してもう達観してしまった「ただの抜け殻」でした。説明するだけして、決まってる仕事はやって、それで最後だろうなーと。

帰国して放心状態で会社に向かってみると、とりあえず状況説明をと言われて別室へ…あぁやっぱりクビ宣告かと思いきや、「みんな心配してたよ」と。
「もちろんダメだけど、この仕事は本当に何が起きるかわからないから。二度と同じことを起こさないようにして、次また頑張って!」とまったく予想していない発言。

その時は、本当に救われた気分でした。
全ての奇跡としか言いようがないのですが、その時に限ってすばらしくいいメンバーに巡り合っていて、ただただ心配してくれていたんだそうです。
神様っているんだなぁと、この時ほど感じたことはないかもしれません。

もちろんミスはだめだけど、人生はどうにかなる

もちろんミスがいいわけじゃないし繰り返すのは、よくないです(当たり前ですが)。でも、私はこの経験で、たいていのことは乗り切れる強靭メンタルを持ち合わせることができて、これ以上ない経験値も積むことができたわけです。

終わりだと思ってたけど、全然終わらなかったし。
なんならこれを上回るような問題も発生したりしてますがw、そんなことがおきても「まーなんとかなるっしょ!」と切り替えることができてます。

人生、思いもよらないことが起こるもの。
いいことならまだしも、心がえぐられるような、落ち込むような、そんなことも起こります。

でも悪いほうに考えることが取り越し苦労になることもあるし、別に人生終わるわけではないですよね。

他の道や手段はいくらでもあるし、起きたことには絶対なにか意味がある!
常にそう思うようにしています。

そんな思い出がよぎった7月の終わりでした。
今日もご覧いただき、ありがとうございました(^^)


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