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2023年を迎えて〜5人のSexy Zoneを見届けた1人のセクラバより〜

新年明けましておめでとうございます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

きっとみな、モグモグしてるけんしょりそうを見たり、ミッキーの耳をつけた勝利を見たり毎日更新されるジャにのチャンネルを見たりでなかなかに慌しい日々をお過ごしの事でしょう。

そして、2022年最後の5日間を振り返っては、

「あれは夢だったかな?」
「夢だと良いな。」
「いや、夢でも困る。あんなに温かい毎日だったのに。」
「じゃあ今が、夢なら良いのかな…?」

などと自問自答しているのでしょうか。

そしてその答えは見つけられずに、ふと涙を流すなど、するのでしょうか。

私も心の整理がつかないまま、このnoteを書いています。

本当はこの5日間のことを記録として残しておこうと思ったけれど、今日までのことは彼らが立ち上げてくれたInstagramの中に宝物みたいにしまってあるから、必要ないかなと。

けれども今感じている感情は、今だけのものかもしれないから、気持ちの整理がつかないままでも、残してみようと重い筆を取ったところです。

読んだところで、何か実りがあるわけではないと思うし、お役立ち情報もない。いつもにも増して拙い文章を書くかもしれないけど、良かったらお付き合いください。



私がその知らせに気づいたのは、27日の昼でメールを見るよりも先に家族と友人から連絡が来て気づいた。

…きっとそんな人って多いだろう。

私は胸が張り裂けそうで、慌ててFCを開いた。

でも、取り乱しそうだったのはその数秒だけだった。

マリウスからの誠実なメッセージと、ブランクを感じさせない魅力的なマリウスの姿を見て、

そうか、マリウスは"卒業"するのか。大切な"家族"の元から巣立っていくんだな。

と、寂しかったけど、悲しい気持ちにはならなかった。

職場にいたから、泣いてしまいそうだし動画は一瞬しか見られなかったのだけど、Twitterを開いたらInstagramを開設したことと、インスタライブが始まっている事を知って、慌てて見始めた。

そこにはずっと見たかった仲睦まじい5人が画面の中でぎゅっとしていたから、まずはこの時間を大切にしたいと思ったし、心の底から「マリウス、おかえりなさい。」と思った。

そしてSexy Zone5人で旅に出て最後の思い出を作りに行っているらしいことを知り、とにかくこの日は同じ時間にSexy Zoneが5人で充実した時間を過ごしているんだろうなと思ったらそのことが嬉しかったし、

その様子が沢山Instagramにアップされていたから、たくさんの5人でやりたかったことを叶えてるんだろう。叶えてくれている大人がいるんだろうと思ったらメソメソしてもいられなかった。

翌日、朝起きて、何も変わらない朝で。ただ仕事の支度をして、職場に行く。それは何も変わらなくて。

でもマリウスと過ごすことのできる日々は1日少なくなって、でも今は5人でいて、多分一緒に枕を並べて寝ていて。

寂しいと嬉しいが一緒に押し寄せてくるから、私は寂しいとも、嬉しいとも口には出せなくて、「どんな気持ち?」と自問自答して、通勤途中に一筋涙が流れた。

そう、この時も今も私は自分の気持ちに名前を付けられないでいる。

悲しいとは違う。たった5日間なのに嬉しいことが沢山あって、だけど寂しいし、やるせなくも思って、誰も悪くないし、怒りもない。全ての時間は温かくて、愛おしい。

ただ、「人生ってなんでこんなにも上手くいかないんだろう。」と空を仰いだりする。そんな瞬間がふと訪れるだけ。

こんなにも全ての感情を抱えたことがないから、心はパンパンで。だけど日々は無情にも過ぎ去っていくから、なんでもないようなふりをするのだけ上手になって。

そのうちに、感情のスイッチが切れていくような感覚で。だから、素直に目が腫れるほど涙を流せる人たちを少し羨ましく思ったりもした。

ただ、私がそれほど泣いていないのは、私がある種の"抗体"を持ってしまっていたから。というのもあると思う。


知っている人は知っているが、私は他にも好きなグループがいる。そのグループはメンバーの数が半分以下になっていて、その別れはいつも残酷だった。

他のグループを応援してたとしても経験のある人は多いと思うけど、

メンバーが抜ける時って、メンバー全員明日が世界の終わりみたいな顔をして、不幸の中心は自分たちなんじゃないか?みたいなオーラを出して、今にも泣き出しそうな顔や、悔しそうな顔や納得しきれていないような顔をしていて…、

それを受け取ったファンは、大切にしていた思い出や、想いに疑念を持ったりする。

あの時のあの言葉はなんだったの?あの笑顔はなんだった?あの涙を忘れちゃったの?あなたの歌声をこれからどんな気持ちで聴けばいいの…?

沢山の不穏な想いが過去を切り裂いていく。一瞬で見えてる景色が変わってしまう。

私の知っている脱退、退所ってそんなものばかりだった。

だから、健やかなマリウスが"お兄ちゃんたち"に囲まれて"卒業"を宣言している姿は、奇跡みたいに輝いて見えて、

思い出は大切な思い出のまま、これからも愛おしく思うことが出来るんだ。と思ったら、正直それだけでかなり幸せだった。

その上、マリウスの卒業に向けて秘密裏に沢山の思い出作りを企ててくれていて、5人でドームに立つという夢まで叶え、

たった5日間だけど、Sexy Zone5人とファンが、できるだけお互いを感じられるような距離感をずっと保ってくれて、

愛しいも、嬉しいも、楽しいも、寂しいも素直に伝えてくれて、その想いはファンだけじゃなくて、もっと多くの人の心に波及していき、

最後はカウントダウンコンサートで、大勢のジャニーズファミリーに見守られながら門出を迎える。

美しい花道を作り上げるような5日間。
愛しかない。

ある意味、悔しくも、伝説の中にいるようだったから、その感動が、寂しくて涙する事よりも優っていたのかもしれない。


ただ、私だって、寂しい。すっごく寂しく思っている。

今までだって4人のSexy Zoneを見ていたわけだけど、5人の姿を夢見ながら見る4人と、4人でパッケージ化された4人を見るのでは、やっぱり気持ちが違う。

あの曲も、この曲も5人でやってるところを見たかった曲はたくさんあるし、マリウスの歌声って特別な響きを持っていたから、それがもう聴けないと思うと胸がぎゅっとする。

なにより、5人のフォーメーションとオーラは何物にも変えられない魅力を放っていたし、待っていた4人はギリギリまで5人を信じていただろうし、5人の姿をもう見ることができないと思ったらやっぱり寂しいし、やるせなくも思う。

Sexy Zoneがどんなに4人でスターの道を駆け上がっていこうとも、永遠に"もし5人だったら"がよぎり続けるんだろうと、そんな未来も簡単に想像できる。

でも、マリの"人を幸せにしたい"そんな尊い夢を、その夢の道を誰に奪うことが出来るだろうか…?


私は、マリウスは帰ってくると信じていた。

マリウスの性格を考えても、Sexy Zoneの歩みを考えてもこのままフェードアウトはないと思っていた。

だって、お休みするギリギリまで来年はみんなに会いにいきたいと雑誌などに沢山書いてあって、

約4年前だろうか、3日間であんなに愛情のこもったパラデルマンガを作り、夢の舞台は"東京ドーム"と力強く伝えてくれた子が、

何も言わずに去っていくはずがないとなんの曇りもなくそう思っていた。

ただ、一方で「マリウス葉」を知れば知るほど、クレバーで、世界中にアンテナを張り、本当に一生懸命勉強していて、多様な世界を多様なまま受け取ろうとする人だとよく分かったから

お休みの間に、より深い知識や、広い文化に触れ、夢を叶える方法はアイドルだけじゃないと、もっとあんなことが、こんなことがやってみたいと、そう思ってしまうんじゃないかとも想像がいったし、

戦争が始まり、経済が乱れ、世界中が混沌とすればするほど、マリは自分の生きる使命を改めてしまいそうな気がしたから

私はそんなよこしまな理由で、世界平和を祈ったりもした。

でも祈ったくらいでは世界は平和にならないし、環境破壊も、格差社会も簡単にはなくならない。

だとしたらやっぱり、帰ってきても顔が見られても、それは別れの日が決まったものかもしれないと、どこかで覚悟していた。

ただ、短すぎる。
2年待って、5日でお別れなんて…。

でも、戻ってきてくれたんだよね。
5人の夢を叶えられるだけめいいっぱい叶えて、ちゃんと自分の言葉でお別れの挨拶をするために。

やっぱりそれだけでも本当にすごいことだと思う。

だから私は、私の見ているSexy Zoneがマリウスが卒業という選択を選んだSexy Zoneでも、それがみんなの幸せだとみんなで答えが出せたSexy Zoneなら、それで良いと、言い聞かせることにした。

だけど、我儘わがままを言うなら、もし私の知らないパラレルワールドがあって、違う次元に違うSexy Zoneが生きる世界があるなら、どうかその世界では20年も30年も5人で並んで笑っていてよ。なんて願っても仕方のないことを願ってみたり、

タイムマシンがあって、どこかに戻ったら、違う今が待っていたのかな?なんて未練がましく問いてみたりもした。

けれど振り返って変えたい過去なんてなかった。

だって、みんなで見た"振り返るハイライト"は、いつだって笑顔だったから。

だから、歩んできた道に間違えなんてなくて、この選択だってSexy Zoneにとって選ぶべき選択だったんだろうとそう言い聞かせている。


幸運にも現場に行くことができたカウントダウンコンサートで、最後に見たSexy Zone5人のステージは本当に輝いていたし、気迫とオーラが異次元だった。

「Sexy Zoneいくぞー!」ステージ上でマイクなしで放たれた波動を私は一生忘れたくない。

彼らはずっと5人でぎゅっとして、一分一秒を愛おしそうにしていた。あの瞬間ほど時間が止まって欲しいと願った瞬間はない。きっとみんなそうだっただろう。


こうして、私はマリウスを見送った。
マリウスを見送って、今日で5日になる。

実感はまだない。

それに、マリウスは卒業したけど、Sexy Zoneは5人だし、

つまり、マリウス葉はSexy Zoneの永久欠番とか、名誉会員とかそんな立ち位置でずっとSexy Zoneであり続けるわけで。

マリの夢
"人を幸せにしたい"

それは、Sexy Zoneみんなが抱いている夢の一つでもあると思うから、

Sexy Zoneは、多角的なアプローチで、社会に貢献していって、新しいモデルケースで、5人で世界を幸せにしていくんだと思う。

そうやって5人の夢が重なった時、また5人で並んで笑う姿が見られる気がしてる。

その日まで私も、Sexy Zone5人とSexy Loversの健康と幸せを祈ることにしよう。

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