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星峠で起きた事故、あの日僕はそこにいました。

GW真っ只中、星峠と呼ばれる素晴らしい風景が広がる場所で観光客の方の車が棚田に落ち、死亡してしまうという悲惨な事故が起こってしまいました。
https://youtu.be/CzJaQkKqzLM

実はその日僕は星峠で写真を撮っていました。僕が星峠に到着したのは午後11:30頃で事故自体は午後10:30頃なので一通りの騒動は収まっている状態でしたが棚田に落ちた車がとても恐ろしかったことを覚えています。

星峠ってどんなところ?

星峠は新潟県十日町市にある絶景ポイントで「朝焼け×棚田」「天の川×棚田」というとても贅沢な光景が見られる日本でも数少ない場所の一つです。
今でこそ観光地になっている星峠ですが元々は十日町にある農業地帯の一つで道は狭く駐車スペースもほぼないような場所です。元から観光地というわけではなく近年SNS等で一気に有名になった場所でキャパシティの整備が追いついていない印象です。

その日の星峠の状況

事故当時はGWということもあり100名以上の方がやってきて殆ど路上駐車という状態で、駐車スペースにきれいに駐車されているわけではないので普通に走る分にも危なさを感じるような状況でした。また夜間でありながら路上をたくさんの人が歩いていたり、路上から風景を見たり写真を撮ったりしていることもとても危ない要素でした。

そんな中で事故は起こってしまいました。車は細い道を単独でバックしているときに棚田に落ちてしまったとのことです。そしてそのときにはヘッドライトを切っていた可能性があるという報道でした。写真愛好家の中では星空など暗い場所での撮影は他の方に配慮をしてヘッドライトを切るというマナーがあるという指摘もありました。

僕たちはどうしたらいいのか

まず自分と、そして周りの人の命、安全を最優先に考えることだと僕は思っています。
ドライバーは勿論最大限の注意を払いますがそれでも危ないものは危ないです、私も星峠でバックすることがあったのですが周りの方に車両を外から見ていただいて安全に対処することができました。
周りからみて危ないぞ!という車はわかると思います。その人のためにもそのスポットの未来のためにも安全に行動ができるようにするのが鑑賞者に求められる態度だと思います。

また、撮影は常に危険と隣り合わせなことも自覚し続ける必要があると思っています、そもそもなれない時間(深夜や早朝)の行動であったり、絶景スポットは人里離れた奥地にあることが多く、周辺には宿泊施設はおろかコンビニエンスストアさえない場所がザラですぐに助けが来たり誰かが発見してくれる保証もありません。
常に危険と隣り合わせであることを自覚して動いていないと少しの油断で命が危険にさらされるのが風景写真だと思っています、安全を確保した上で目の前の光景を思いっきり楽しんで行きましょう!

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