オモコロチャンネルの無い回(2)(AIノベリスト)

恐山「ネットの海で活動するにあたって思い付いた名前があまりにもハンドルネーム過ぎて馴染めないから変えよ〜〜〜の、巻…」
加藤「知らね〜ライトノベルが始まった」
恐山「我々、一応ネットで活動するにあたって、ハンドルネームと呼ばれるものを使っているじゃないですか。加藤さんは、加藤。原宿さんは、原宿。永田さんは、永田。で、私は品田遊なんですけども」
ARuFa「おい今明確に揃えたろ」
恐山「ARuFa…?」
永田「あ…ある…?」
ARuFa「ダ・ヴィンチ・恐山だって大概だろ」
恐山「いやダ・ヴィンチはちゃんとある名前ですし、恐山も苗字なんで」
原宿「確かになんか今まで素通りしてきたけど、この並びに急に"ARuFa"が来たら異端感ある」
ARuFa「ちょっとマンスーンさんとギャラクシーさん呼んできてください。余りにもアウェイ過ぎる」
恐山「いや、今日はもうこれで〆なんで」
ARuFa「居るだろそこに!キーボード叩いてるじゃんそこで!」
永田「人が仕事してる最中に大声だすな!!!迷惑だろ!!!」
ARuFa「クソ〜、正論ティ〜注がれた〜」
恐山「という事でですね、今回は我々の並びに混じっても違和感が無い様に、ARuFaさんの新しい名前を考えましょう」
ARuFa「頼むから大吉ばっかのにしてくれ」

〜加藤の提案〜


加藤「え〜、やっぱり、ARuFa君らしさも残しつつ、それでいて日本人らしい名前じゃないと行けないと思うんですよ。」
ARuFa「あ〜まあ名残が残るのは嬉しいね」
加藤「なんで、あゆ……じゃなくて、"AYU"とかどうですか?『あまぞん』とかで検索すると一番最初に出て来るアレですよ」
原宿「え!?浜崎あゆみ!?」
恐山「それはもう、本名じゃないですか」
ARuFa「ちがうよ」
加藤「ARuFa君最近、Twitterの方でもアカウント作ってたもんね」
ARuFa「え!?俺が!?浜崎あゆみのなりきりアカウントを!?」
加藤「"AYUMI@なりきり"にする?」
ARuFa「なんでダルい大学生のLINEみたいにしなきゃ行けないんだ」
恐山「気に入りました?」
ARuFa「いや〜、着眼点は良いと思うんですけど…ちょっと着地点がね〜」
永田「座礁した?」
ARuFa「好調なスタートで飛距離も伸びて転んだスキージャンプでしたね」
加藤「スキージャンプAYU」
ARuFa「え!?スキージャンプしてる浜崎あゆみ!?」
原宿「ライブパフォーマンスでスキージャンプする浜崎あゆみめちゃくちゃ面白い」

〜永田の提案〜

永田「いやぁ、あのね…色々考えたんですけど、正直、凄い嫌だな。なんかこう言うの」
恐山「えっ、今?」
原宿「好感度上げんな」
ARuFa「俺の台詞全部取られた」
永田「だって、名前を考えるなんて、生まれて初めてだから」
恐山「いや、そんな事ないでしょ、永田さんお子さんの名前二回も考えてんだから」
ARuFa「確かに!名付けの責任を知ってる分、期待出来るかも」
永田「いや、だって……、俺とARuFa君って、もう十年以上の付き合いになるのよ」
恐山「そう言えば、私達は長いですね」
永田「なのに、今まで一度もお互いの名前をまともに呼んだ事がない」
恐山「そんな事ないでしょ、毎日寝る前に呼びあって、温めあってるじゃないですか」
ARuFa「キッショ」
永田「違うんです、言いたいのは、オフレコの時にARuFa君を"本名"で呼ぶこと、あります?って話。」
ARuFa「あ、無いかも」
恐山「ARuFaさんって呼んじゃう」
永田「なので、この際これで呼びましょう!ハイドン!"( 本名 )"!」
ARuFa「ちょっとちょっとちょっと……」
原宿「ザ・たっち」
永田「我々、裸一貫でインターネットに挑んでおります!永田智、本名です!原健一郎、本名です!加藤亮、本名です!なので、ARuFa君にも本名で行ってもらおうと!」
ARuFa「コトだぜ」
原宿「目より先に名前バレた初めての人間」
ARuFa「編集さんたのむよマジで」
恐山「はい、と言うわけで、ARuFaさんはここまでです」
永田「え、ARuFa君って名前バレたら死ぬタイプの敵だったの」
ARuFa「封印でもされんの俺」
永田「実際、実際よ?本名で良くない?」
ARuFa「いやダメでしょ…」

〜原宿の提案〜

原宿「"哀悼の魁、花鶴の階、常世現世の大関門。ゼスティリアスキージャンパァァ…。"」
ARuFa「何何何」
永田「知らん世界の念仏じゃん」
原宿「(ゆっくりよつばとの3巻を出す)」
恐山「よつばとじゃん」
ARuFa「よつばとだ」
永田「対極のアイテムが出てきた」
原宿「………。」
加藤「喋れよなんか」
ARuFa「え、名前?」
永田「出オチにも程があるだろ」
ARuFa「原宿さん?」
原宿「(よつばとを読み始める)」
ARuFa「面白いですか?」
原宿「そうだね」
永田「そうだねじゃねえよ」
ARuFa「結局何?よつばとってこと?」
原宿「よつば、です」
ARuFa「え?」
原宿「よつば」
ARuFa「え俺の名前よつば!? 」
永田「最初のなんだったんだ」
加藤「よつばとを呼び出す為の詠唱?」
恐山「よつばとの詠唱に"哀悼"とか出てくるの嫌すぎるな」
ARuFa「よつばとで鬱回を匂わせるな」
原宿「ARuFa君、よつばと好きだって言うから」
ARuFa「そうだけど」
恐山「話聞けば聞くほど趣旨を理解されてない」

〜恐山の提案〜

恐山「いや〜、色々考えたんですけど、この中では結局私が一番ARuFaさんと話してると思うんですよ」
ARuFa「まあラジオもしてるしね」
恐山「なんで、彼の内面についてはこの中だと理解できているはずなんです。まあ、彼に内面なんてものはないんですけど」
ARuFa「おい」
永田「空洞」
恐山「なので、こんな名前はいかがかな?と思います。"空也餅"」
ARuFa「え?」
恐山「空也餅!」
ARuFa「あの、ちょっと待ってください」
恐山「空也餅!」
ARuFa「それしか言わなくなっちゃった」
恐山「どうぞ!ARuFaさんの本名は空也餅です!!」
原宿「よくこれで俺に趣旨がどうとか言えたな」
加藤「無い言葉だよね?コレ」
恐山「この名前いいんですよ」
ARuFa「何処が?」
永田「プレゼンパートだ」
恐山「さっき、ARuFaさんは、自分のことをキャラクターとして見て欲しいと言ってましたよね」
ARuFa「言ったか?」
恐山「なので、キャッチーで呼びやすい名前がいいと思うんですよ」
ARuFa「いやそれがARuFaだろって」
恐山「空也餅の方が呼びやすくて覚えてもらいやすいですよ」
永田「掘れども掘れども主観」
原宿「根拠が全然出てこない」
ARuFa「空也餅に何があるんだ」
恐山「空也餅って、伊勢の方の郷土餅なんですけど、餡子を柔くついた餅米で包んだおはぎみたいなお餅なんですよ」
加藤「あ、ある言葉だったんだ」
恐山「私、言いましたよね、中身が無いって。ARuFaさんには餡子のように濃厚な中身があって欲しいなと思っているので、是非、空也餅のようになっていただきたいなと」
ARuFa「だとしてチョイスそれか?」
永田「理由は良いけどな」
原宿「いや、出任せですねコレは」
永田「えっ」
原宿「作家さんの言うことなんか信じられ無い」
加藤「ゆうちゃん先生」
恐山「信じてください」
ARuFa「無理だろ」

恐山「はい、という事で、全員の案が出揃いました!この中から、ARuFaさんに選んでいただきたいと思います!」
ARuFa「はい。えー、今回僕が改名するのは…"よつば"です!」
原宿「ッシャーーーーーイ!!!!!!!!シャイシャイシャイシャイシャイ!!!!!!!!」
永田「え〜」
原宿「よつばと524巻、好評発売中。」
加藤「嘘だ」
恐山「理由を教えてくださいよ」
ARuFa「いややっぱりね、この中で何に変えたいかな〜って事だと思うんですけど、折角なら好きなキャラクターになりたいんで…」
加藤「浜崎あゆみは?」
ARuFa「浜崎あゆみよりよつばなんで」
恐山「キモオタじゃん」
永田「え、本名を選ばなかったって事は、ARuFa君は本名を捨てるってこと?」
ARuFa「え!?そうなるの!?」
原宿「千と千尋?」
ARuFa「それ困るな」
永田「今日からARuFa君は苗字を捨てて、下の名前だけで生きていくことになります!」
ARuFa「そんな〜」
加藤「でも好きな子とかに絶対名前で呼んでもらえるからいいかもね」
ARuFa「それは嬉しい」
恐山「はい、という事で、え〜、なんだっけ…タイトル…」
永田「ARuFaを改名しよう」
原宿「もっとラノベみたいだった」
恐山「はい、ARuFaを改名しようでした!皆さんも、他人に自分の名前を委ねてみてはどうでしょうか!」
ARuFa「しないで」
恐山「さよなら〜!!!」
ARuFa「よつばになっちゃった〜!!」

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