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名月荘のお蔵のなかで。

こんにちは。mywayのμ(ミュー)です。

「奇跡の軌跡」&「mywayな旅の記録」
今日はマガジン合体特別編。シャキーン!

山形県にあるかみのやま温泉。10年ぶりに駅に降り立った瞬間、もっと感動するかと思ったのですが、何一つ覚えていない自分に驚愕しました。笑

観光案内所はここ数年で新しくできたようなので、そちらは覚えていなくて問題なしということがわかりひと安心。いろいろ教えて頂き、バスで名月荘を目指すことにしました。

バスターミナルから歩くこと15分ほどの所にある名月荘は、さすがに覚えていて、外観を眺めしばし想いを馳せました。宿泊客ではないので入っていくのを躊躇っていると、お蔵のギャラリーは誰でも入れるとの案内があったので伺いました。

お蔵!!まさに講座が行われた空間です。
とても氣持ちの良いエネルギーで満たされたその空間に入ると、まるでタイムスリップしたかのように様々なことが想い出され、自然と涙が溢れてきました。

本当なら、このとき出逢った友人達と今年の秋、名月荘に再訪する予定だったのです。

友人Aさんが、昨年秋に大病を患い入院。無事に退院し少し落ち着かれた今年の春先に、友人Bさんとお祝いに駆けつけました。
「名月荘、みんなで再訪したいね。」と、何度も計画に出てはタイミングが合わず延び延びになって早10年。コロナ過で延期になった年もありました。

Aさんの大病のこともあり「いつ誰に何があるかわからないから、今年の秋こそは絶対に行こう!!そこをリハビリの目標にしよう!」と固く誓い合い別れました。

富良野のラベンダーが色づき始めた夏の初め。
このとき一緒にお祝いに駆けつけた友人Bさんが急逝されました。

夏の帰省時に逢う約束をしていて、そろそろ連絡を入れようと思っていた矢先のこと。友人Aさんが教えてくれました。

SNSなどを通して個人個人で繋がっている現代なので、家族は故人が誰と繋がっているか把握されていないことがほとんどだと思います。
今回はSNS投稿を通じて連絡があったのですが、私は辞めてしまったSNSで、Aさんも普段はほとんど見ないのに、ふと久しぶりに覗いて見たら…と言っていました。お知らせしてくれたのですね。

Bさんが亡くなったその日は、なぜか真っ黒のワンピースを着てラベンダー畑に散歩に行っていました。彼女もラベンダーが大好きで何度も遊びに来てくれていて、移住の事を仲間の誰よりも本氣で心配してくれた私の心の母。

急逝を知り、彼女に想いを馳せていると彼女の声が聞こえてきました。
「逢おうって言ってたのに約束守れなくてごめんね!先に星に帰ってるね!!」

止めどなく流れていた涙がスッと引いていきます。
え?星?先に?私も同郷ってことです?

めっちゃ大事なことをサラリと言われましたが、私たちは一体どの星からやって来たのでしょうか…。

東京から山形に向かう新幹線のなか、後ろの座席の女性グループが道中とても賑やかに盛り上がっていました。
まるで私たちが座っているかのように。

あのメンバーで再訪することは二度と叶わない幻となりました。

やれるときにやる!!
行けるときに行く!!

時に破天荒だと言われることもあるけれど、限りある人生、悔いなく「あ~幸せだった」とその時を迎えるために、私はこれからも選択し続けようと今、改めて思います。

そして、名月荘。マツダミヒロさんの講座を通して学んだことそのものを、形違えど私も提供する側として、みんなとやっていくんだろうなぁと最近ヒシヒシと感じております。

お蔵のなか。
美味しそうです。

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