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ベトナムは旧正月な雰囲気

ホーチミン市のコロナ陽性も激減しオーストラリアや日本ほか主要な国の通常の航空便が日に2便程度ですが解禁になり更に海外旅行の解禁も4月に前倒しの検討がされるなど明るいニュースが増えてきたベトナムはもうすぐ旧正月。
寺院や街なかで飾り付けが段々と目立つようになってきました🧧🥰


ベトナム旧正月の風習

すうねんですがすんでいてわかったのですが、昔の日本のようにベトナムの人は今も正月(テト正月という)を楽しみに、そしてとても大切にしています。
帰省して家族と過ごすのはもちろん、会社も社員にお祝いを出したり社長や役職者がお年玉を配ったり。
掃除をし、花を飾り(ランの鉢植えや黄色い花の盆栽や木だったりポンカン?みかん?がたくさんなった大きな盆栽とか)、借りたものを返し身綺麗にして新年を迎えよう、という気持ちや風習は同じものを感じます。


テト正月の由来

Tetは節で元旦節Tet nguyen dan が短くなったものだそうですが、ベトナム人に聞いてもこれを

節元旦 Tết nguyên đá が短くなったものだ。

と簡潔に説明できる人はあまりいません。(あーだこーだと色々いう人はいるがシンプルにその定義を答えられない)

これはなんですか?その起源は?と普通に聞き、答えが得られるのは教育とその元になる文明があればこそ、というのを痛感させられます。
また認知が言語やその運用と非常に密接があり、その先や横にある抽象概念、数学や科学的思考力がどれほど尊く、またベトナムでは遠いものかもこういった話が出ると実感させられます。
ベトナムのITと言われる仕事ではほとんどが定形処理の手作業的な物で、チャレンジを伴う試行錯誤するソフトウェア開発がいかに遠いか、また本人たちも望んでいないのは開発経験がある人がベトナムに来て絶望する最初のイベントですから。

日系企業のギフトBOX対応

日本のIT企業は日系人の所得水準が先進国とは思えない低所得なため、日本人がお年玉を配るのは雇われ現地社長でもしなかったりしますが現地の人にはしょぼい奴らだなーと、まぁまぁ有名で特に期待もしていないようです。

が、ボンビーになりがちな日本企業もテトギフトBOXは欠かせないようで現地社長が偉そうにみんなに渡したりする光景を目にすることができますし、成功している日系企業ではベトナム人マネージャーにその責を追わせてみんなで楽しんでもらいます。

通販サイトの例、約4000円のギフトBOX

ちなみに日本人が上から渡すと途端に一緒に楽しむのはすぐ終わりギフトの内容の批評になったりもします。普段の関係性がよくわかる光景ですが雇っている人たちのレベルでも反応は大きく異なるようです。日本とは違いかなり人それぞれバラバラなベトナム、良い家の人は家庭教育もそれなりだからでしょう。

また家に帰ってから批評は更に続き最貧国時代の親や親戚に色々言われたりするようです。(日本の田舎にありがちな光景かも。。。)
会社が儲かってる良い会社なのかを見る以外にセンスや好みもみているようです。

色々入ってるけど安いのすぐバレて酷評されがち系


FPTのギフトBOX

そんな中、妻がFPTからテトギフトBOXをもらってきたので公開します。

FPTといえばITや物販から大学経営に都市開発までするベトナムの超大企業ですがさすがのマカダミアナッツ。クッキーの缶はベトナム人が正月に贅沢する、象徴的なお菓子です。

マカダミアナッツでワインだ、ありがとう

単品でシェアしやすいベトナムの無難な定番高級路線で固められてるあたり流石です。推定五千円。

ちなみにスーパーではクッキー特需の奪い合いが今まさに行われています。

クッキー戦争勃発!

ギフトBOXにも入っていた一番人気のクッキーメーカーはディズニー的なドレス美人さんが試食を配っておりました。


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