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-START- MZ magazine

初めまして。MZ magazineです。
近年盛り上がりを見せ、その名を広げつつある「MZ Senior」
この新たなカテゴリーを盛り上げ、更に身近に感じてもらえるよう"専門メディア"として設立しました。
各サーキットのレースレポートはもちろん、チーム、ドライバーの"声"を忖度無しに聞き入れ、記事にしていきます。掲載頻度は不定期です。

先ずはこのnoteから活動を開始致します。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

では、今回はその「MZ Senior」とはなんぞや?
からお話ししようと思います。


What's "MZ Senior"

マシン仕様

Nozaフォト

・シャシー:オープンフレーム(原則一般市販品)
・エンジン:MZ200RK、RKC
・最低重量:150kg(マシン+ドライバー+燃料)
・タイヤ:SL-FD(開催地によって変更あり)

2ストロークエンジンより低コスト&メンテフリーな汎用4ストロークエンジン、MZ200シリーズをワンメイクで使用したカテゴリ。

レーシングカートでは珍しく、シャシーの種類、年式による個体差が殆どなく「己の腕と技」が試されるカテゴリであり、どの開催サーキットでも熾烈なバトルが勃発している。

魅力

バトル

2023/10/8 SL琵琶湖 第5戦 YouTube

MZ Seniorの最大の魅力といえば、なんといっても"バトル"でしょう。
「コース幅が狭くて抜きにくい」と称されていたサーキットでも、MZ Seniorならお構いなし。
マシン差が少なく、程よい速さが故に至る所でオーバーテイクが可能。スリーワイドもしばしば。
抜き方、抜かれ方、駆け引き等、戦う為の技術を強く求められ、速さだけでは勝てないカテゴリとなっている。

参考動画リスト

ローコスト

また、そんなハイレベルなカテゴリを比較的ローコストで挑戦できる事も、このカテゴリの魅力である。

例えば、シャシーを持ち込み、エンジン、周辺部品を1から揃えると仮定する。
この場合、同じ条件で通常の2ストロークレーシングカートと比較して約半分のコストで制作可能である。
これはエンジンの価格が比較的安価なことが大きく影響している。

また、汎用4ストロークなだけありガソリンとオイルを混合させなくて良い、いわゆる"生ガス"のまま使用でき、オマケに燃費も良い(1日消費が約5リットル)
メンテナンスは定期的なオイル交換程度。

この様な沢山のランニングコストを抑える要素が、このパッケージには詰まっている。

開催主要サーキット

石野サーキット

2023/9/17 SL石野 第6戦

年間7戦開催
MZ Seniorの"元祖"とも言われている、聖地的サーキット。
「手軽に参戦できるカテゴリ」として始まり3年目。年々レベルが上がりバトルが白熱する中、新たに更に低コスト、ビギナー向けにMZ Challengeクラスを設定し、裾の尾を広げている。

2023年シーズンは残すところあと1戦。11月26日(日)にSL石野最終戦が開催予定だ。

レインボースポーツ

2022/12/18 SLレインボー

年間3戦開催(2023年時点)
予選2ヒート制、スタンディング、ローリングスタートの両方を行い、決勝はポールポジションのドライバーがスタートを方式を選べる等、他にない面白さがあるシリーズ。
新品タイヤの使用を禁止する等、コストを抑える配慮もこのシリーズの魅力だ。
来シーズンは更に濃い内容に生まれ変わる噂もある程、今後が楽しみなシリーズとなっている。

2023年シーズンは残すところあと1戦。12月17日(日)にSLレインボー最終戦が開催予定だ。

琵琶湖スポーツランド

2023/6/18 SL琵琶湖 第4戦

年間3大会(6戦)開催(2023年時点)
「大舞台で脚光を浴びるチャンスを、誰にでも」をテーマに、
"エンターテイメント"に特化したシリーズ戦。
決勝は1大会に2回開催。大会中一度でもトップ3を獲得した者は次大会はその時使用したタイヤを使用する義務がある等、唯一無二の面白さがあるシリーズ。
また公式動画、メディア、年間表彰式等、ドライバーが目立てる環境を整えている。

10月8日(日)の -THE FINAL- にて2023年シーズンは既に終了しているが、来シーズンは更に改良を重ね開催予定とされている。

最後に

2022/10/8 SL琵琶湖 第6戦

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今回ご紹介した事はMZ Seniorのほんの一部です。
マシンやサーキットの以外にも、チームの運営、ドライバーの情熱、それぞれのストーリー…伝えたい事は数えきれないほどあります(笑)
今後、このMZ Seniorというカテゴリと共に、成長していければと思います。

また次回、よろしくお願い致します。

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