きむらのサッカー人生〜小学生編②

大宮アルディージャジュニアへ

転機が訪れたのは小学四年生。サッカーがもっとうまくなりたい、プロ選手になりたい。また、監督が怖くてもう嫌だ。小学生なりに考えていました。そして、チームを変える選択肢もあることを親から聞きました。僕はサッカーを始めた当初から、地元のクラブである浦和レッズのファンでした。なので、浦和レッズの下部組織に入りたかったわけですが、浦和レッズジュニアができたのは2013年なので、当時はなかったんです。自動的に大宮アルディージャのジュニアチームに興味を持ち始めました。しかし、三室SSSの仲間とはほんとに仲良しで、監督が怖いと言っても、簡単に離れるわけにはいきません。
散々迷った結果、まぁ受かるわけないか。とダメ元で大宮アルディージャジュニアのセレクション、とりあえず受けることにしました。
さいたま市北部のチーム限定のセレクションと、それ以外の埼玉県、また他の県からの選手が集まるセレクションの2つに分かれていました。私はさいたま市南部なので、より多くの選手が集まる方のセレクションを受けました。

どうせ受かるわけないんだからやれるだけやろう。そんな気持ちだったからなのか、冷静にプレーすることができました。一次セレクションは、たくさん人数もおり、中には初心者のような子も多く、難無く突破しました。
二次セレクションからは、人数も絞られかなり上手い子も多く、自分としては、これは厳しいかなといった印象でした。数日後に届いたハガキを見ると、結果は意外にも合格でした。
そして最終セレクション、人数は約20人。2チームを作って試合をする。実戦形式のセレクションでした。幸運なことに私の振り分けられたチームはすごく強くて、試合は圧勝でした。周りが上手で、いつも以上に楽しく、スムーズにプレーできました。セレクション後に分かりましたが、私の振り分けられたチームの11人のうち6人が合格していました。
自分なりに手応えもあり、ダメ元で受けた大宮アルディージャに入れるかもしれない。この時から受かったら行くという決断はできていたんだと思います。
後日届いたハガキはセレクション合格の通知でした。

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